不惑過ぎても惑いっ放し

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2008.03.16
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カテゴリ: 映画

以前このブログで、私は映画に関するこだわりが余りないから、普通の人が”ここの演技が不自然”とか”ストーリーに厚みがない”とか言っていても、大して気にせず楽しめる、といった趣旨のことを書きましたが・・・

その私でさえ、”なんじゃこりゃ!!!”と思ってしまうヒドい作品に出会いました。

タイトルは「ブラブラバンバン」ブラバンを舞台にした映画とくれば、吹奏楽経験者の私としては見逃せない!はずでしたが・・・

いやいや予想を裏切るヒドさにガッカリです。原作の漫画を知らないので大きな事は言えないのですが、ストーリー展開がなんだか意味不明で何を訴えたいのかさっぱり分からない。その当然の結果として途中うつらうつらしてしまいました。

新聞の映画評では、「ラストのダッタン人の踊りの演奏が素晴らしい!」なんて誉めてあったのですが・・・この評論家は吹奏楽のことを何も知らないみたいですね。

そりゃ演奏は確かに素晴らしかったですよ。でも、映画の設定では10人にも満たない編成での演奏なんです。でもスクリーンから聞こえてくる音楽は、どう考えても50人編成での演奏にしか聞こえません。

そんなこと分かるのか?って・・・それが分かるんですよ。聞こえる音の多様性やサウンドの厚味からいって、絶対50人規模で演奏してるだろうってね。多分吹奏楽経験者でなくても分かるんじゃないでしょうか?

映画なんてそもそも虚構の世界ですからどうでも良いんでしょうが、あそこまで露骨に嘘バレバレではねえ・・・

スウィングガールズという映画がありましたが、あれは出演者が実際に演奏していることで話題になりました。そのサントラCDを買ったのですが、正直言ってCDとしては聞くに耐えない下手クソな演奏です。それでもスクリーンで見ながら聞いているとそれ程下手に聞こえないのは、その努力の過程が見えてくるからなのでしょうね。全くの未経験から努力してあのレベルにまで短期間で達したからこそ、大勢の人達に支持されたんだと思います。

不幸中の幸いは、このブラブラバンバン、たまったポイントで無料で鑑賞出来たので、自分の懐が痛まずに済んだということでしょうか。






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Last updated  2008.03.16 17:27:49
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