WELCOME☆★

WELCOME☆★

PR

プロフィール

♪RIKA♪

♪RIKA♪

カレンダー

Dec 27, 2005
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
今月の24日、肺癌の患者さんを看取りました。
今までにないくらい苦しい亡くなり方でした。
見ているこっちも、本当に胸が苦しくなるくらい。
薬もだけど、自分の無力さを実感した死でもありました。
その患者さんは他の病棟で長い間治療をしたり痛みのコントロールを
して、お家で最期をって帰ったんだけど、あまりに痛みがひどくて
在宅死を迎える前に入院してきました。
41歳・女性・肺癌
私にはこの情報しかありません。

どの位我慢強い人で、
家族との関係はどうで、
とか全然わかりません。
だから、精神的な痛みに対しても何もしてあげることができませんでした。

前、日記で書いたTさん。彼は散歩をすると痛みがとれました。

そういう薬だけではどうにもできない精神的な面への関わりが
薄くなってしまいました。

前の病棟に対して憤りを感じました。

病棟で勤務していて始めて頭にきました。

今まで見てきた病棟でなんで看取ってあげなかったんだろう。

病棟が一杯だったとか、彼女を看取らなかった理由が


彼女の事を分かっている病棟だからこそ
彼女だけのケアができるんじゃないかって。

彼女が少しでも安心して楽な気持ちであっちの世界にいけたんじゃないか
って。

私は出会ってから亡くなるまでのたった4時間に


痛い!痛い!と叫ぶ彼女に、何をしてあげられたんだろう。

あったかいお湯で手を洗ってあげた。
足をマッサージしてあげた。

けど、彼女が喜んでいるかなんて、‘いつも’の
彼女を知らない私にはわからなかった。

きっと彼女は、始めてみる看護師に驚いていたと思う。
そりゃーそうだよね。信頼関係も何もないんだもん。

亡くなったとき、悲しさよりも
こんな形で亡くならせてしまった悔しさで涙が止まらなかった。
こんな理由で泣いている自分にも腹がたった。

先輩はこう言ってくれました。
「あっちの病棟で看取ってほしかった。私もそう思う。
 けど、看取りたくないって思ってる人に看取って欲しくない。
 ○○(私)が、こうやって後悔してるように、
 彼女の為を思ってる人に私は看取ってもらいたいと思う」

少し救われた気がした。

けど、こういう形で亡くなる患者さんは一人でも
少なくないといけないと思う。
特に彼女は在宅死を望んだ患者さん。
そんな患者さんが、知らない人たちに囲まれて亡くなるのは
本望じゃなかったと思う。

病院っていう組織だからどうしても無理なところはあると
思うけど、できるだけ
その人の意に沿った最期をむかえられたらなって
思った。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Dec 28, 2005 05:08:25 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
らめ仙人@ 初セッ○ス大成功!! 例のミドリさん、初めて会ったのに、僕の…
リナ@ 今日は苺ぱんちゅ http://kuri.backblack.net/e99fln3/ 今…
しおん@ ヤホヤホぉ★ こっちゎ今2人なんだけどぉ アッチの話…
アゲチン@ ありがとうな!!!! http://bite.bnpnstore.com/5rjwd16/ ア…

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: