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記事によると、会の発足は1984年。前年に開館した ノバホール を有効活用しようということで集まった三十人ほどの音楽愛好家たちによって活動が始まり、爾来およそ三十年近くにわたり続いてきたとのこと。
実行委員会の代表であるK先生は、亭主が十数年前つくばに越して来た時、赴任先の研究所で所長を勤められていたのですが、当時はそんな「第二の顔」についてはつゆも知らない状態でした。その後しばらくして、ノバホールで何かのコンサートが開かれた折に会場に出かけてみると、何と入り口で我が研究所長先生がチラシを配っているのを見つけ、それこそ目が点になったことをよく覚えています。(その後も何度かノバホールでお目にかかりました。)
1980年代前半と言えば、常磐高速道はまだ柏までしかなく(柏〜東京は一般道)、市中心部(現在のTXつくば駅周辺)は開発整備されつつあったものの、そこから鉄道の最寄り駅(土浦、荒川沖)までは一時間に数本の路線バスしかない、という文字通りの田舎町でした。このころまでに「研究学園都市」に越して来た人々は「旧」新住民と呼ばれ(実行委員会の方々も多分そういう世代)、その当時はクラッシックのコンサートどころか普段の買い物ですら不便で大変だった、というお話をよく聞かされます。
それにしても、三十年の月日はつくばの状況を激変させました。特に新鉄道「つくばエクスプレス(TX)」が2005年に開通してからは、「田園地帯に隔絶されて広がる研究学園都市」というよりは、東京のベッドタウンとなった感があります。TXのおかげで、週末の昼間なら東京都心でのコンサートを聴きに行くのに亭主も特段の面倒さを感じなくなりました。ノバホールでのコンサートへの来場者が年々減少し、実行委員会が自らの役割を終える時が来たのも宜なるかな、と思われます。
それにしてもこの ノバホール
、磯崎新の設計によるモダンな外観と良好な音響を誇るなかなかのコンサートホールだと思います。何か新しい活用法を考える人が出てくることを期待したいところです。
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