思い出のフランス

思い出のフランス

PR

Profile

思い出のフランス

思い出のフランス

Calendar

Comments

どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
お猿@ やっちまったなぁ! http://feti.findeath.net/9lw39eu/ ちょ…
開放感@ 最近の大学生は凄いんですね。。 竿も玉もア○ルも全部隅々まで見られてガ…
地蔵@ 驚きのショックプライスw コウちゃんがこないだ教えてくれたやつ、…
バーサーカー@ ヌォォオオ!!!!!! http://bite.bnpnstore.com/4yergr9/ お…

Freepage List

2007.05.17
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

料理長の名前はムッシュ・トリコン。トリコン氏の気の短さはお伝えしましたが、と言っても決して性格が悪い人ではありません。1週間もして仕事に慣れてくると、殆んど怒鳴る事もなく、私がデザートをこなすのを、すごく喜んでくれました。仕事中もよく冗談を言ってくれます。私も笑って応えますが、まだ言っている事がよく解りません。案外、ムッシュは寂しがり屋だったように思います。そんなある日、新しいコックさんが入ると聞かされました。やったー。これで少しは余裕ができるかな・・? その前に、前日トリコン氏が「僕は英語を話すが、おまえも話せるか?」と聞いてきたのです。私は、「日常会話くらいなら。」と答えておきましたが、何のことやら・・・解りません?新しいコックさんが到着して、挨拶をすると、まともな返事をいただけません。私より、年長なので失礼な挨拶をしてしまったのかナ? どちらにしろ彼もすぐに着替えて仕事です。しかし、どうもおかしい・・・。トリコン氏が、私に「通訳してくれ!」と言うのです。「はあ~~?」 なんと新人さんはイギリス人だったのです。(昨日は英語が話せると言っていたのに。) 後々聞いたのですが、この店の仕事は、ハード過ぎると、コック仲間に広がって、フランス人はほとんど働きに来なくなったそうです。 フランス語が話せようが話せまいが、私にとってはこのコックさんに辞められたら大変です。まず思い付いたのは、ちゃんと午後の休憩を彼にあげる事でした。この店は朝7時半から翌朝2~4時まで、ぶっとうしの仕事です。普通の神経ではとても保ちません。彼の仕込みの分を自分がやってでも辞められるよりましです。料理長もその頃には、私が勝手に、他の人を休憩に行かせようがどうしようが、何も言わなくなっていました。それどころか、私が一人で仕込みをしていると、ビールやワインを差し入れてくれて、手伝ってくれるのです。他の従業員の人たちもその変貌ぶりにはビックリでした。この優しさをもっと前から、表わしていたら、フランス人であろうと、働きに来るのにと思いました。そして3日ほど過ぎて、いつものように新人コックさんに休憩に行くように言ったら、自分の包丁まで持って休憩に行くのです。「夜のサービスがあるからまだ持って行かなくても・・・」と彼に・・・返事も返ってきませんでした。夜サービスが始まる時間にも彼は、現れません。料理長に聞いたら、「さっき辞めると電話があった」と。  「ゲーー!」また しばらく一人か~。それからも、数人のコックさんが来ましたが殆んど外国の人でした。私も外国人ですが・・・そして、それから料理長はじめ、オーナー他、従業員の人たちが、あまりにも親切すぎるように感じました・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.05.17 09:59:52
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: