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ビクターエンタテインメント フォーカス/シップ・オブ・メモリーズ~美の魔術~(K2HD/紙ジャ...価格:1,275円(税込、送料別) ヤン・アッカーマン率いるフォーカスの、そのヤン・アッカーマン脱退後に発売されたフォーカスのアウト・テイク集です。アルバムの曲は別として、ジャケット好きの私として、このジャケット大好きです。ジャケットの写真は戦艦だと思いますが、もしかするとドイツのビスマルク級かなとも思いますし、ただしそのわりには喫水線辺りが細い感じもします。軍艦好きでもあります私にとってカッコイイ!!ジャケットと思います。フォーカスを日本で一躍有名にしたのは、このアルバムの10曲目にも入っている「ホーカス・ポーカス」です。一度聴いたら忘れられない個性的な曲といった感じですかでは他の曲はというと、アウト・テイク集ということもありバラエティー豊かです。1曲目「Pの行進曲」はソフトなプログレという感じ、3曲目はフュージョン・グループのシャカタクのような軽やかで爽やかなギターの音色を聴かせてくれます一番カッコイイと思うのが5曲目の「グライダー」、ちょっとハードでメロディアスで軽快にノリノリになりますフォーカスはジャンル的にはプログレに属するのでしょうが、そう重くなく、比較的軽い感じです。彼らのアルバム・ジャケットは比較的重厚そうな、意味ありげに制作されていますが、案外違います。
2010年06月12日
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ユーライア・ヒープ/悪魔と魔法使い ロジャー・ディーンのジャケット・デザインによるユーライヤ・ヒープの作品。ユーライヤ・ヒープといえば『対自核』をすぐに思い出しますが、この作品も結構いけてます。ジャケット・デザインとの相性は別として、いわゆるユーライヤ・ヒープ節は相変わらずです。1曲目のアコースティックにはちょっとビックリしますが、徐々にユーライヤ・ヒープ節が炸裂します。一種独特のボーカルの絶叫には、今聴くと笑えます。そんな中、8曲目の「楽園」は結構好きですね。同じフレーズの繰り返しですがアコーステックなところや、なんか真面目にやています的な感じが面白い。アルバムはトータル性を持たせて、目一杯ガンバッテいます。
2010年06月06日
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私のブログを観ていただいているレコード会社関係の方は少ないと思いますが最近の紙ジャケの発売状況について一言。レコード会社の方、最近良い紙ジャケ出ていませんよ確かに、結構発売され出尽くした感じがあると思いますがまだまだ出ていない作品やしばらく発売されずレア物として高値になっているものがたくさんあります。CD離れが言われていますが紙ジャケは違ったはずですよピンク・フロイドやCSN&Yは大分日にちが経っていますし個人的にはジャクソン・ブラウン、ジョージ・ハリスン、ボブ・シーガー、ファイヤー・フォール、パブロ・クルーズ、スリー・ドッグ・ナイト、等どうしたんですか?発売が集中するのも困りますが、発売されないのはもっと困ります。版権の問題もあると思いますが、頑張ってくださいよろしく
2010年06月03日
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ピンク・フロイド『対』紙ジャケ仕様の『対』である。もともとCDプラケースで発表されたアルバムなので、ある意味 邪道といえば邪道である。意外に安価で売っていたので購入してみましたがプラケースとほとんど同じかな、と思いましたがもちろん曲的には変化がありませんがジャケットではちょっとづつ違いがあります例えば、ジャケット表面ですが、同じようでいて違います紙ジャケの金属のオブジェの後方の空は雲が少ない青空ですがプラジャケットでは薄雲がかかり、しかも夕暮れである。また、裏側は紙ジャケットが日没後の夕方ですがプラは完全に暗闇ですそして、オブジェの左右の口の間が紙ジャケが4つのライトですがプラは電気のようなギザギザ波です見開きの中も全然違います特に金属のオブジェが白い石のような物で出来ているのはビックリですそれに、プラでは大きな布がたなびいているのが印象的ですが紙ジャケではあまり強調されていません以上が外見ですが内容的には当然おなじですロジャー・ウォーターズ脱退後2作目ですが感じは『あなたがここにいて欲しい』に近い感じで、ということは『あなたがここにいて欲しい』はデヴィド・ギルモアが中心だった訳なのだ1曲1曲良く出来ていると思います特に素晴らしいのは後半になっても曲が持っているエネルギーが落ちるどころか増してきます。最近、ライブのDVDばかりを聴いていて、色々なアルバムからの抜粋で聴いていましたが後期の作品を、たまに1つのアルバムを通しで聴くと以外にいい感じがします。
2010年05月22日
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ジョー・ウォルシュ 『ジョー・ウォルシュ・セカンド』イーグルスのアルバム『ホテル・カリフォルニア』より参加してそのエネルギッシュなギター・ワークと歌声を披露したジョー・ウォルシュしかし彼はイーグルスで花開いた訳ではなく、参加する前から有名だった。私が知っていたくらいですからソロ時代のこのアルバムの1曲目の「ロッキー・マウンテン・ウェイ」は彼の代表曲的な曲だった。しかし個人的にはあまり好きなアーティストではありませんでした。理由は彼の個性であるエネルギッシュなギター・ワークと歌声が私にとっては灰汁が強すぎたのですですからイーグルスでの彼のパートは好きではありませんでしたその私がこのアルバムを聴くことになったのは、イーグルスのDVD『ヘル・フリーゼス・オーバー』で彼の曲を聴いてからです良い歳の取り方で、灰汁も減り、良い味が出ていたからですそして一度ソロ・アルバムを聴いてみようと思ったからです正直、もっとあのエネルギッシュなギターがガンガン来るのかと思いましたが意外に少なく、色々な面を聴かせてくれます意外と曲作りについて器用な人だと感じた一枚です
2010年05月16日
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ルー・リード 『トランス・フォーマー』ちょっと前までは《トランス・フォーマー》といえばルー・リードのアルバム名と思っていましたが映画【トランス・フォーマー】によりイメージが変わってしまいましたがある意味、このアルバム名は斬新だったのですね。デヴィッド・ボウイとルー・リードはグラム・ロックの双璧でしたが、初期の頃のアルバムを聴くと確かに似ていると思います。曲の感じは当然として、特に歌い方や声が似ているただ、このアルバムの内容としてはルー・リードの方が落ち着いた感じがするのですがしかもアコースティックな感じそれにしてもグラム・ロックのアーティストはデヴィッド・ボウイとルー・リードそれにマーク・ボランといい濃いですね、目の辺りが似ていたり、音楽だけではなく顔も似ていて確かに当時はグラム・ロックというのは一種のファッションでもあった訳ですから
2010年05月15日
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ボブ・ディラン『オー・マーシー』ボブ・ディランの音楽は歳を重ねるにつれて私好みになっているように感じます。若い頃のアルバムでは、その若さを発散させるかのような曲、心の叫びとでも言うのでしょうかいわゆるロックしているのですが、それが徐々に落ち着いてきて、心に残るような曲を作ってきていると感じます。この『オー・マーシー』などは正に、そんな感じです。ボブ・ディランも歳を取った、といっても否定は出来ませんが一つ一つの音や歌詞を大切に表現していると思います。特にどの曲が良いとか、ヒット性があるというものではありませんがどの曲も感じがいいですね。
2010年05月08日
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J・ガイルズ・バンド『堕ちた天使』MTV全盛の時代に脚光を浴びたこのバンド。最近のロック・ファンはご存知だろうか。正直、私もこのアルバムしか知らない。しかし、このアルバムがヒットした前からこのバンドを知っているような気がする。日本でも、このアルバムは知っているが、ほかのアルバムは?という人も多いのではしかし、このアルバムは彼らの有能性を語っている。メリハリの効いた音作り、楽曲の良さ。なかなか、小手先の能力ではない気がする。その位に出来が良い。ヒット曲「フリーズ・フレイム」やアルバム・タイトル曲でもある「堕ちた天使」で充分満喫出来る。確かに、MTVの影響は大きい。視覚的にも楽しめて、相乗効果によるものもあると思うもし、最近聴いていない人にはオススメである。1980年代が聴こえる。
2010年05月01日
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ジェスロ・タル『リヴィング・イン・ザ・パースト』ジェスロ・タルを最近ファンとなった小生にとって、このアルバムのアルバムは名作という評価で知っていました。紙ジャケとなって今回聴きましたが、名作という評判は正直いって別れるところではないでしょうか?このアルバムってライブ?それともベスト盤?不思議な感じです。ある意味、タルの良いところを充分に満喫出来るものですし他のプログレとはまた異なる存在である、ということが分かります。これ一枚あれば、かなりの部分のタルの音楽を知ることばできますしベスト・アルバムとは違った魅力を持っています。個人的にはOKです。プログレ四天王ではありませんがイアン・アンダーソンのフルートはスティーブ・ハウのギターやキース・エマーソンのキーボードビル・ブラッフォードのドラムのように個性的で攻撃的です。やはり名を残すミュージシャンは何か違います。
2010年04月24日
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グレイヴィー・トレイン『暗黒の世界へ』ロジャー・ディーンのファンにとってはたまらないアルバム・ジャケットです。中身はともかく思わず買いたくなります。かと思うと、ミュージシャンの知名度とジャケットの間に挟まれて購入を躊躇してしまいます。そうです、この私もその一人でした。ジャケットだけでも欲しい。グレイヴィー・トレインの音楽とは、そうですプログレということは何となく分かります。個人的な見解で、異論を言われるかもしれませんがマリリオン系という感じですか?決して悪くはありません。ある種面白い。私のように王道を行くような音楽が好きな人には、やや抵抗感があるかもしれませんが本当にプログレ好きには受けるような気がします。
2010年04月17日
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チープ・トリック 『ドリーム・ポリス』日本での公演をレコード化したアルバム『アット・武道館』のアメリカでの大ヒットにより大成功をおさめたチープ・トリックの次のアルバム。『アット・武道館』のヒットにより勢いついたそのままに元気のあるアルバムです。1曲目のアルバム・タイトル曲「ドリーム・ポリス」からハードでポップな彼らの魅力が全開となっています。そして、最後まで隙を見せず、彼らの全盛期を認識出来る内容だと思います。
2010年04月10日
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ビートルズ・リマスター『フォー・セール』今回のデジタル・マスターによる発売で私の評価が一番変わったアルバムである。『ア・ハード・デイズ・ナイト』と『ヘルプ』という派手なアルバムに挟まれた、しかもアルバム・ジャケット写真のメンバーの顔の暗さや、ビッグ・ヒットの無いアルバムで、ロックの古典的作品も取り上げていてビートルズらしさが少ない印象でした。しかし、今回のデジタル・マスターにより、イメージが一新されました。一曲一曲に音の透明感が表れ、アコースティックが冴え、エレキギターの音色も鮮明です。古典的ロックは荒々しく、オリジナル曲はあくまでビートルズらしく「ロック・アンド・ロール・ミュージック」を歌うジョンのボーカルは若々しく、「アイル・フォロー・ザ・サン」を歌うポールはやさしく丁寧に歌いいいですね。正直、レコードの時は他のレコードに比べ聴く回数が少なかったですがデジタル・マスター盤では一番聴くと思います。
2010年04月03日
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ペット・ショップ・ボーイズ『イエス』このアルバムは良い。デヴュー当時より私はペット・ショップ・ボーイズが好きでしたけど間違いなく、このアルバムは彼らのアルバムの中でも3本指に入る。そんな出来の良いアルバムがデヴュー30年近く経っても作ることが出来ること自体が素晴らしい。何といっても楽曲が良い。どの曲もシングル・ヒット可能だと思います。中でも、1~4曲目までは完璧です。彼らのテクノ的なポップが嫌だという人がいると思いますがそれは、ある種形式的な見識だと思います。彼らの楽曲の素晴らしさは、ビートルズ、ELOに続くポップ・コンポーザーだと思います。聴いているだけで明るくなり、気分が良くなります。イエスというアルバム名だけで、彼らの自信の表れとも思います。最近、理屈抜きの、海外ポップスを聴きたいという人には、是非オススメします。
2010年03月27日
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ポール・サイモン『グレイスランド』1986年発表のポール・サイモンのスタジオ・アルバム第6作。個人的にはかなり問題作だと思います。当時、ピーター・ガブリエルの『So』などを始めとして、ロック界ではアフリカ音楽が注目されていて、このアルバムがポール・サイモンとしての解答だったと感じましたし決していわゆる売れ線ではない音楽でした。しかし、これがポール・サイモンの力なのか、グラミー賞を取ってしまうんですね確かに、ポール・サイモンとしての解釈で表現されていますが、それまでの曲と違って、甘い曲はなく、ある種、厳しさや、醒めた感じがするんですね何か、ポール・サイモンがどんどん遠い存在になっていくようなですから、この作品以降、ヒットは出なくなるしなんか、神がかったような、そんな感じになったような気がします。だからと言って、この作品がダメという訳ではなくて作品そのものは素晴らしいと思います。このようなリズムの音楽を自分なりに表現出来るということは難しいと思います。
2010年03月21日
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イエス『イエスショウズ』レコードで発売された当時、私にとってはこのアルバムの選曲は充分に満足のいくものでした。『イエスソングス』以降のスタジオ・アルバムをライブ・バージョンで聴けるというだけではなく、ライブで聴きたい好きな曲が並べられていたからです。特に「パラレルは宝」「錯乱の扉」は良かったですね。「錯乱の扉」はライブで再現出来るのか?とも思っていましたし、あの破壊的な曲がもっと破壊的になる、とも期待しました。当然、期待通りの再現をしてくれました。出来れば『究極』のなかの「悟りの境地」もやってくれれば良かったのですが2枚組みでは仕方ないですね。
2010年03月13日
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シカゴ『シカゴと23の誓い』シカゴのセカンド・アルバム。前作の成功で自信を持ったシカゴのメンバーが少し余裕を持って制作した感じです。まだこの頃はベトナム戦争の真っ只中で、アメリカでは反戦運動が広がっていた時期もあり彼らの曲にも、かなり政治的な主張が多いのですが、これが当時のアメリカ音楽界のパワーでもあったような気がします。このアルバムには「メイク・ミー・スマイル」「長い夜」の大ヒット曲がありますが、特に「長い夜」は、当時人気を二分していたスリー・ドッグ・ナイトの「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」と、グループとしてもシングル・ヒットでも競っていた思い出があります。今から思えばスリー・ドッグ・ナイトも良いグループですが自ら曲作りするシカゴと、他の人の曲をヒットに繋げるスリー・ドッグ・ナイトとではちょっと次元が違ったかなとも思えます。個人的にはスリー・ドッグ・ナイトの曲は大好きでしたけどもこのアルバムはトータル・アルバム的な作り方をしていて、これはあまりアメリカ・ロックでは無い形態で、シカゴの個性の一つでもあったのでしょう。
2010年03月06日
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スティービー・ワンダー『ファースト・フィナーレ』『トーキング・ブック』『インナーヴィジョンズ』と大ヒット・アルバムを連発し、グラミー賞や各種音楽賞を総なめにして名声を欲しいままにしたスティービー。単に良いアルバムで売れただけではなく、ソウルとロックの融合を果たした功績は大きい。ウィル・スミス主演の映画『アイ・ロボット』の最初の方で「スパー・ステション」の音楽で着替える姿はカッコ良さを示していた。そのスティービーが一つの区切りとして発表したのが、この『ファースト・フィナーレ』であり、題名からしてそれを表現していました。そして、しばらく音楽活動を休止するということでしたが、意外と早く復帰して、また名作『キー・オブ・ライフ』を発表するのですが………このアルバムは前作の『インナーヴィジョンズ』が意外と地味なアルバムでしたが、今度はロック色が強く出ていると思います。当然、どの曲もシングル・ヒット出来るくらい出来映えが良いです。最初のシングルは「悪夢」で、ちょっと「スパー・ステション」のようなノリの曲です。「聖なる男」なんかは渋くて好きですね。「トゥ・シャイ」や「レゲー・ウーマン」も有名ですしやはり名作ですね。この頃が日本で一番人気のあったころでした。
2010年02月27日
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スティーヴ・ハケット『ジェネシス・リヴィジテッド』ジェネシス・ファンにとってこんなに嬉しいアルバムがあるだろうか。ジェネシスとキング・クリムゾンのメンバーによるジェネシス・トリヴュート・アルバムである。参加メンバーの名前だけでも凄さが伝わるジョン・ウェットン、ビル・ブラッフォ-ド、トニー・レビン、イアン・マクドナルドのキング・クリムゾン派とチェスター・トンプソン、ポール・キャラック(マイク&メカニックスのボーカル)のジェネシス派である。やはり曲はジェネシスの曲が良い。ただし、「アイ・ノウ・ホワット・アイ・ライク」などはかなりアレンジされていてちょっと気がつかないジェネシス・ファンにとっては是非聴いておきたいアルバムである。
2010年02月20日
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デレク・アンド・ドミノス『いとしのレイラ』一体、世界中で「いとしのレイラ」を聴いてロック・ファンになった人間が何人いるのだろうか?これほど、1曲でロック音楽に影響を与えた曲が他に何曲あるのだろうか。それほど、このアルバムに納められている「いとしのレイラ」は凄い曲である。しばしばTVコマーシャルで使われるので、若い人でも知っている。しかし、残念ながらデレク・アンド・ドミノスとしてではなくて、エリック・クラプトンの名曲としてである。カッコイイ、クラプトンのギターから始まり、後半はピアノの流れるようなイントロ申し分ない。このアルバムは発売当時、あまり売れなかったらしい。今では名アルバムである。それも「いとしのレイラ」があるからであろう。しかし、よく聴くと、以外に他の曲も良い曲はある。たまにはレイラ以外で楽しむのも良い。
2010年02月13日
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DVD フィル・コリンズ『シリアス・ヒッツ・ライブ』同名のCDライブ・アルバムのDVD版である。同名といっても多少選曲は多く、曲順も異なる。やはりライブは聴くだけではなく観ることが大切である。迫力が違う。フィル・コリンズのソロ・アルバムではホーン・セクションが一種の売りとなっていますが個人的にはあまり賛成ではありませんでしたが、ライブとなると俄然、インパクトが強く、成功しています。1曲目の「ハンド・イン・ハンド」からホーンがガンガンです。どちらかと言えば、このアルバムはホーンのノリが強いハードなナンバーの方が良い。特に4人のホーンの内、東洋系の(もしかして日本人?)メンバーは良い。かなり目立っていて、一生懸命さが際立っています。観客のノリも良くて「ツー・ハーツ」などは見ていて気持ちが良いくらいです。ちなみに、私はフィル・コリンズのソロ・ライブの日本公演を武道館に観に行きました。アルバム『ノー・ジャケット・リクワイアド』が発売された後ですから、このライブよりも前でした。残念ながら座席が2階で、しかも正面ではなく斜め後ろでした。ですからいつも横顔しか観れませんでしたが、距離は近かったですね。
2010年02月11日
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ピンク・フロイド『ファイナル・カット』ピンク・フロイドの分裂の原因?となった作品。この作品の出来映えの良し悪しを語るよりも、この作品のイメージは《 鬱 》。フロイド復活となった作品の邦題と同じ鬱である。全曲ロジャー・ウォーターズのボーカルで、ウォーターズのソロ・アルバム『ヒッチハイクの賛否両論』と聞き比べても如何にこのアルバムがウォーターズ中心で作られたかが分かる。これでは分裂も当然である。アルバム『ザ・ウォール』の続編的アルバムということで、当然、『ザ・ウォール』はウォーターズ中心のアルバムということになる。そういえば彼はソロとして『ザ・ウォール』のライブを行ったことが理解できた。話をこのアルバムに移すと、ウォーターズの表現するところの、人間の内面的な部分が表現されている反面、明るさ、という面が無いまた、ギルモアの存在がほとんど感じられない。シンセサイザーの使い方にリチャード・ライトをやっと感じます。これだけウォーターズが前面に出ていて、イニシアチブを握っているのに何故かピンク・フロイドを追い出された形になったのでしょうか?これも多数決か?
2010年02月06日
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シカゴ『ラヴ・ミー・トゥモロウ』大ヒットしたアルバムです。ジャズ・ロックやブラス・ロックを標榜したシカゴもこの頃にはほとんどジャズの面影はありません。作詞・作曲の面でもロバート・ラムの存在は影が薄くなり、変わってピーター・セテラが握り、ボーカル面でもメインとなっています。個人的には好きです。若干のハードさを持ちながら、リズミカルでメロディアスでバラードもありこれで売れない訳がありません。初期の頃のファンにとっては軟弱に思われるかもしれませんがこの変化こそシカゴが長く人気を維持できている原因と思います。ヒットした「素直になれなくて」や「ラブ・ミー・トゥモロウ」の他にも粒ぞろいの曲が多く4曲目の「チェインズ」などのシンセサイザーの音色を聴くと当時の、産業ロック的な要素もチラつかせて結構、商売上手です。しかし「素直になれなくて」から続く「ゲット・アウェイ」のフォーンセクションは気持ちの良いハードさがあり、初期からのファンにもアピールしてくれてうれしい限りです。
2010年01月31日
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オールマン・ブラザーズ・バンド『ブラザーズ&シスターズ』最近、純粋なアメリカン・ロックを聴くケースが増えている私ですが、今日はオールマン・ブラザーズです。このグループのギタリストはアメリカのロック・グループでは珍しくテクニックが評価されたグレック・オールマンです。泥臭い曲が今ひとつ苦手な私ですが、最近の傾向でかなり改善されました。このグループも私の評価の中では泥臭いイメージがありましたがこのアルバムは結構軽いです。それと言うのも、このアルバムにはオールマン・ブラザーズ・バンドの中でも一般に有名な「ランブリン・マン」と「ジェシカ」が入っていることだからでしょうか。特に「ジェシカ」がこんなに長い曲だとは思いませんでした。良い曲です。長くてもノリが良いので違和感がありません。ちなみにアルバム・ジャケットも良いですね。金髪の子供がいい感じです。確か、グレッグ・オールマンの子供ではなかったでしょうか。
2010年01月30日
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イエス『9012 ライブ』イエスのアルバム『90125(ロンリー・ハート)』の後に発売されたライブ・アルバムですが副題にあるようにソロ・パートが中心となっています。どうも私は音楽における数字が苦手で、聴いただけで拒絶反応を示してしまいます。ヴァン・ヘイレンの『1984』や『5150』、シカゴのアルバムも日本語副題がないと思い出せません。ですから、このアルバムも最近はじめて購入しました。内容的にはグループとしての曲が「ホールド・オン」と「チェンジズ」の2曲であとはソロ・パート。やはりグループとしての2曲は良い。特にトレバー・ラビンのギターが良い。私はイエスのギターはなんと言ってもスティーブ・ハウだと思っていましたが、案外トレバー・ラビンも良いですね。結構迫力がある。なかなか良いライブだと思いますが、残念なことに1枚組みということでイエスとしての曲の演奏が少なく聴く方としては中途半端な感じは否めません。セールス的にも損だと思うのですがね。
2010年01月23日
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ケイト・ブッシュ『魔物語』思わずジャケ買いしたくなるジャケットであるが、絵をよくみると結構おどろおどろしている。でも良いジャケットで、この手のジャケットはやはり紙ジャケでないとダメである。1曲目にいきなりヒット曲「バブーシュカ」から始まる。確か彼女はピンク・フロイドのデヴィド・ギルモアが気に入って送り出したと記憶しているそのことからも<只者ではない>と予感していましたが、確かに!世はディスコ・ブームの中で女性歌手と言えばドナ・サマーなどが主体であったのにこの人の場合は正反対で、何か神秘的な感じがしました。曲も何かつかみどころがなく、さびというさびもないようなそれでいてファショナブルでしかしこの手のミュージシャンはいつも時代にも1人や2人はいますよね
2010年01月17日
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ロ-リング・ストーンズ『サタニック・マジェスティーズ』ローリング・ストーンズがビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブバンド』を強く意識して作られたことで有名な作品。さてその真偽は。まず百聞は一見にしかず、ジャケットからぷんぷんに臭い。ちなみにジャケットにビートルズの面々が描かれているということであるが、私には分かりません。内容的には『サージェント・ペパーズ ……』同様インド音楽の影響をかなり受けていて、そのことでは『サージェント・ペパーズ ……』以上ではそれに曲の前の意味ありげな擬音や人の声などがあり、やはり影響を受けています。しかし、どうでしょうかビートルズほどのキレはありませんそれはストーンズの持っている個性がビートルズのそれとは完全に違うということでこれが、単なるビートルズの物まねバンドとなると、かなり似た感じに作るのでしょうけど内容的には何にも意味の無いものになってしまうのではないでしょうか同じ時代に活躍したバンドとして、それは仕方ないことで80年代にはディスコ音楽が吹き荒れたことと同じなのでしょう。
2010年01月16日
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スティーリー・ダン『エクスタシー』ドナルド・フェイゲンの影響力が格段に強くなった初期作品。ドナルド・フェイゲンの歌声はまさしく<エクスタシー>を感じるものがありそうです。とは言え、後期作品に比べて音楽は明るい。どうしてもドナルド・フェイゲンの歌い方は音楽を暗い感じにします後期作品では全体に暗くなっていたように感じましたしジャズ的要素も加えてスピード感もある。ある意味スティーリー・ダンの良いところを全部集めたような作品ではないでしょうか。
2010年01月10日
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クイーン『ザ・ゲーム』「地獄へ道づれ」「愛という名の欲望」という全米ナンバーワン・ヒットを生んでアメリカでの人気を不動のものにした作品。ちなみに、この作品がクイーンの通算8枚目のアルバムであり、この作品数で不動のものにするのは珍しい。グループとしては完全にある種完成された姿となっていて人気もそれなりにあったものの、アメリカではもう一つ突き抜けたものがなかった感じがしていましたが、このアルバムでのシンプルなロックによりアメリカの大衆にも受けたのでしょう。個人的にもこの頃からクイーンを好きになりました。アルバム・ジャケットにも見られるように彼らの格好もロッカーらしくなって良い感じですし。特にこの頃のジョン・ディーコンはカッコ良かったなー。アルバムでは先の2曲のほか「プレイ・ザ・ゲーム」はやや昔のクイーンですが他の曲はシンプルです。
2010年01月09日
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CCR『グリーン・リヴァー』このブログ始まって以来CCRは初めての登場です。私個人的にもCCRのアルバムを聴くのは初めてです。ロックを聴くようになって35年を過ぎて初めてなのですからちょっとヤバイですよね。決して知らなかった訳ではなく、むしろ全盛時に育っていましたら「プラウド・メアリー」や「雨を見たかい」などは大ヒットしましたし。ただ、当時はこの手の泥臭いロックが苦手で、オールマン・ブラザーズ・バンドやザ・バンド、ZZトップ、などは敬遠していました。月日は経って、こんな私もやっとこの手の音楽の良さが分かってきました。良いじゃないですか、ジョン・フォガティのボーカル。思ったより重くなくて、軽快な曲もあって。最近の全米チャートにランキングされている曲などは軽いノリとコンピューター処理されたボーカルのオンパレードで味わいなんかあったものじゃない。(今のファンの方御免なさい)こういう曲を聴いていると、牧場の牛と馬、カウボーイを想像します。
2009年12月27日
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ローリング・ストーンズ『山羊の頭のスープ』大ヒット「悲しみのアンジー」を含む1973年の作品。挿入曲は別としてビックリするのがアルバム・ジャケット。女性と思いきや、これがミック・ジャガーなのだ。そして女装?らしきミック・ジャガーを美しいように撮っているかと思いきや裏側を見て、またビックリ。なんなんだこれは、オカルトか?しかも、中に入っている写真まで、まさに山羊の頭のスープこのセンスってどうなんですかね?以前ブログで、小さい時にこのジャケットを見て、夜眠れなくなった、というコメントを読んだことがありましたが、納得です。しかし、アルバム挿入曲はまったく関係ないようです。個人的には4曲目の「ドゥー・ドゥー・ドゥー(ハートブレイカー)」なんかストレートなロックで好きですね。全体的にもストレートなロックな感じや情緒的な雰囲気もあって、個人的には好きなアルバムです。
2009年12月26日
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デヴィッド・ボーイ『ダイアモンドの犬』デヴィッド・ボーイというミュージシャンは時として難解なアルバムを発表する。日本でもその名前ほどレコードは売れなかった音楽家ではないでしょうか。『レッツ・ダンス』は確かに大ヒットしました。しかし、それまでの彼のアルバムを購入した人は少なかったのではないでしょうか。それというのも、彼の音楽よりもその派手なコスチュームやパフォーマンスなど耳より視覚的要素がマスコミに取り上げられるケースが多かったからでしょう。T・レックスのマーク・ボランと並んでグラム・ロックの雄としての存在感。ヒット曲「スターマン」とそれに伴う宇宙的なコスチューム。日本におけるグラム・ロックとしてのヒット曲はT・レックスの方が多く、その後、伊達男的な存在となって、また一段と音楽的な成長をしたという感じがします。個人的には、彼の好きな曲としてはソロより、ミック・ジャガーやジョン・レノンとの共演の曲の方が良かったと思います。このアルバムはまだグラム・ロックの余韻を残しながら、次のステップへ移行している時代の作品とでも言いましょうか。「愛しき反抗」はシンプルで軽快なロックで、聴いていると思わず口ずさんでしまいます。今、こうして昔のアルバムを聴くと、結構まともな感じです。
2009年12月23日
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ポリス『シンクロニシティー』今更ですが中古ショップで紙ジャケのこのアルバムを買ったので久々に聴きました。やっぱりリマスターは良いですね。レコード、プラCD、そして紙ジャケと3枚目ですが音質が格段に良いですよね。それに記憶とはいい加減で、一番最後の「マーダー・バイ・ナンバーズ」なんか全然覚えがなくて思わず、ボーナス・トラックかと思ってしまいました。このアルバムはレコードの時のA面とB面でまったく違うイメージを聴かせてくれます。A面は完全なロック。「マザー」なんかロバート・フィリップの影響を受けているように思えますし「シンクロニシティー2」はカッコイイ、ロック・ナンバーです。B面は「アラウンド・ユア・フィンガー」に代表される味わいのある曲を聴かせてくれます。この頃の3人はカッコ良かったですね。そして頂点を迎えたと思ったら、そのまま自然解散ですから。確かに、その後、これ以上のアルバムが彼らに出来るかと言われれば、難しいでしょう。プレッシャーに負けて駄作を作るよりは、これで良かったのかもしれません。
2009年12月19日
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ポール・マッカトニー&ウィングス 『レッド・ローズ・スピード・ウェイ』ウイングス結成後2作目の作品で、この後、名作『バンド・オン・ザ・ラン』を発表するのですがこのアルバムを聴く限り、その影も予兆も感じられません。唯一、シングルとなった「マイ・ラブ」の大ヒットに支えられ、ビルボード・チャートのベスト10にもなれました。シングル「マイ・ラブ」は記憶する限り、全米チャートの第一位を4週連続続けたという快挙を成し遂げ、ビートルズ解散後の最大のヒットとなったと思います。その「マイ・ラブ」とその他のアルバム挿入歌を比べると、残念ながら無言となります。ポールがアルバムを作ったという形だけ現しているような気がします。しかし、不思議なことに、この後が『バンド・オン・ザ・ラン』ですから。普通、名作の前の作品にも、それなりの兆しはあるものです。しかし、このアルバムには、その兆しが感じられません。そこが、ポールの天才たる所以でしょうか。この頃はジョンとのののしり合いが激しくて、さすがのポールも眠っていた才能が目覚めたのでしょう。
2009年12月13日
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キャメル『ライブ・ファンタジア』1978年発売のキャメル初のライブ・アルバムの紙ジャケです。しかし、この紙ジャケは単にレコードを紙ジャケ化しただけではありません。紙ジャケ化とともに7曲の未発表テイクを新たに挿入したからです。未発表テイクを挿入しただけでは珍しいことではありませんが普通、原曲の最後に付け足すのですが、このライブでは完全に原曲に混入させてしまったからです。ですからどちらかといえば、このアルバムはまったく違ったライブ・アルバムといっても差し支えないのでは、と思います。強いて言えば、『ライブ・ファンタジア』のバージョン・アップとでも言いましょうか。このグループの場合、スタジオ録音よりライブの方が良くて、しかもテクニックを感じます。
2009年12月12日
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アメリカ 『ホリデイ』個人的にはアメリカのNo1の出来映えのアルバムだと思います。1曲としては「名前のない馬」が何と言っても一番には違いありませんがアルバムとして良い曲が多いと思います。シングル「ロンリー・ピープル」や「ティン・マン」も良いですが、その他にも「ミニチュア」など小粒ながら揃っているとおもいます。プロデュースはビートルズのプロデュースで有名なジョージ・マーティンですアメリカの良い所を充分に引き出した作品と思います。
2009年12月06日
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イエス『イエスソングス』ご存知、プログレのみならずロック史上に燦然と輝く名ライブ・アルバムである。その凄さは三枚組みという内容のみならずアルバム・ジャケットにも表われていた。そして、それをそのままCD紙ジャケ化したこの作品には製作者の意気込みが感じられる。よくぞここまで再現してくれたものである。紙ジャケとして、この複雑な見開きを再現するには社内的にもそうとう議論が交わされたのではないか?しかし、これでなければロジャー・ディーンの絵が再現出来ないなにも3枚組みにしなくてもCDであれば2枚組みで充分曲が収まるのに、それをあえて3枚組みにするという懲りようである。そして内容はオープニング「火の鳥」後の「シベリアン・カートゥル」でガツンときた。さすがリマスターされた作品である。1つ1つの音がハッキリと、そして迫力を増して再現してくれる。このアルバムで一番の曲がこの「シベリアン・カートゥル」かもしれません。イエスのスタジオ制作のアルバムを見事に再現し、とかくロック・アルバムはオーバー・ダビングで本当のテクニックはいかがなものか?という疑問を完全に打ち破ったこのアルバムは正にロック・ライブの金字塔的アルバムには違いありません。
2009年12月05日
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ジェネシス『眩惑のスーパー・ライブ』ジェネシスの過去のライブ・アルバムが再度 紙ジャケで発売されるとのこと。しかも、新たにリマスターされるとのことで。日にちは12月23日やっぱりジェネシスのライブ・アルバムといえば、この『セカンズ・アウト(眩惑のスーパー・ライブ)』ですよね。すぐに予約しなくては。この写真タッチして、手続きできますよ。
2009年11月29日
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ジェスロ・タル『ストームウォッチ~北海油田の謎』タルの1979年に発表された通算12枚目のアルバムはなんと今話題の環境問題も取り組んだ作品。一曲目、出だしからイアン・アンダーソンのフルートが炸裂する二曲目はストリングスも挿入されるもののロックしています3曲目はちょっとおとなしく、4曲目からはまたロックしてイアン・アンダーソンのボーカルはイントネーションがあるようで、無いようでちょと聴くと感情がはいっているようですが、全体を聴き終わると平坦な気もします。アルバムのレベルとしては相変わらず良いものを作ってくれていますのでもちろん及第点です。1979年といえば音楽界は正にディスコ・ブーム真っ盛り、数多くのミュージシャンもその影響を受けていましたがこのグループだけは関係ないようです、
2009年11月28日
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クイーン『イニュエンドウ』《死を直前にしたフレディー・マーキュリーの渾身の一作》とでも表現しようか。この作品の凄さを。クイーンの作品は後期の方が私は好きだ。ストレートなロックをやってくれる。1~3曲目の「イニュエンドウ」「狂気への序曲」「ヘツドロング」は正に絶好調だ。4曲目の「アイ・キャント・リヴ・ウイズ・ユー」も良い。ちょっとアルバム・ジャケットのせいかイメージが掴みかねる人もいるかも知れませんが内容は結構、重厚だと思います。初期の頃の感じとはまったく違った感じです。正式にはラスト・アルバムとなりましたが《音楽のコツを掴んで絶好調》という感じです。ですから、このアルバムからベスト・アルバムに採用された曲は多い。ラストナンバーの「ザ・ショウ・マスト・ゴー・オン」のフレディーの熱唱には聴いていて涙が出そうになりました。
2009年11月25日
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マクドナルド・アンド・ジャイルズプログレッシブ・ロック・ファンはご存知だろが、一般的なロック・ファンにはあまり知られない二人初代キング・クリムゾンのメンバーでキーボード担当のイアン・マクドナルドとドラムス担当のマイケル・ジャイルズといえば、それなりに判ると思いますが。この二人が70年に発表したアルバムです。二人にスティーヴ・ウィンウッドもゲストとして参加しています。アルバムの内容的には以外に線の細い、繊細な感じに出来ていると思います。ボーカルといい、アコーステック・ギターの音色といいもちろんマイケル・ジャイルズのドラムスはキング・クリムゾン当時を思い出しますちょっと太鼓をたたき過ぎな感じもしますが、これが個性なんでしょう。なにか、サイケデリックとジャズを融合した様な感じでしょうか。
2009年11月23日
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レオン・ラッセル『カーニー』一見何やら得体の知れないおじさん。実は味わいのあるヴォーカルと曲を提供してくれたロッカーでした。このアルバム、いきなりジャケットでどちらかの原住民風の格好をしていて、一体どうなるんだと思いきや、これが実に素晴らしいアルバムなのです。大ヒット曲「タイトロープ」や数多くのミュージシャンに歌われた名曲「マスカレード」が含まれ、彼の最大ヒット・アルバムになりました。他にも個人的に大好きな「マジック・ミラー」などは涙ものでこの顔とボーカルして、この曲かと思わせるほど良い曲です。最近は巷でも彼の名前を聴くことはなくなりましたが「マスカレード」はきっと後世も歌い継がれるのではないでしょうか。私も昔は彼の良さは認識していましたが、今紙ジャケで改めて聴いてみて一層良さが判るようになりました。
2009年11月22日
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カーペンターズ『スーパースター』カーペンターズのサード・アルバムにして、名曲「スーパースター」他「ふたりの誓い」「雨の日と月曜日は」の大ヒット曲をそろえています。「スーパースター」は「イエスタデイ・ワンス・モア」がヒットするまで「遥かなる影」と並んでカーペンターズの代表曲でした。私はこの頃からカーペンターズが好きになりましたが、個人的には「ふたりの誓い」の方が好きです。カーペンターズのアルバムではよくメドレーを入れますが、このアルバムでもバカラック・メドレーを入れています。一体何の意味があるのか判りませんが、普通の曲を入れていた方がファンにとっては良かったのではないでしょうか。
2009年11月21日
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本日、おかげさまでアクセス50,000回となりました。2年掛かり決して早くはありませんが一区切りです。当然、アドルトの売り込み的なアクセスもありますが音楽に関心のある方には、この程度のコメントしか出来ませんがうれしいです。最近はネタ切れ的な感じもしますが頑張ります。今後もよろしくお願いします。
2009年11月15日
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エンヤ『ア・デイ・ウィズアウト・レイン』前作『メモリー・オブ・トゥリーズ』の大ヒット以来5年ぶりに発表されたエンヤの第5作目のオリジナル作品です。それでも、もう9年も経過しています。この人の作品はアイルランドの伝統的な曲調をもっていてちょっと聴くとイージー・リスニングですが、なにかプログレの感覚もあります。特にマイク・オールドフィールドの曲にも共通していますがやはり根本は同じだからでしょうね。前作『メモリー・オブ・トゥリーズ』は日本でもバカうけでしたよね。そのせいか情熱と何とかの間とかいう映画の主題歌に使われて確かこのアルバムの2曲目の「ワイルド・チャイルド」という曲ではなかったでしょうか感じが、みんな似ていて間違えかもしれませんがエンヤの歌声は癒し系ですから、疲れた時などはぴったりですハードな部分が無いので安心して聴けます渓流と言うか、朝霧というか、あくまで淡々と、この人の声で一度「アメイジング・グレース」なんか聴きたいですねただし、ロング・ドライブでは危険ですね、寝てしまいます。
2009年11月15日
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シカゴ『未だ見ぬアメリカ(シカゴ8)』ワーナー・ミュージックがまたまた紙ジャケでやってくれました。ここまでやってくれると涙ものです。感動します。このアルバムは確か私が高校生の時に発売されたと思いますがその時にオマケで付いていたジャケットと同じ柄のロゴマークのアイロン・ステッカーが今回もサイズが小さくなって付いているではないですかここまで再現してくれるとは思ってもいませんでしたこのステッカーは気に入っていて、白いTシャツを買ってきて、親に頼んで貼り付けてもらい、自慢げに着ていました。アルバムですが個人的に「オールド・デイズ(追憶の日々)」が単純な曲ですが好きで購入しました。メンバーでは不人気でコンサートでもあまりやりたがらなかったそうですがこのアルバムはシカゴのハードさを残しているのですが、ちょっと、それまでのシカゴとは違うような気がします。シングルとなった「拝啓トルーマン大統領」や「安らぎの朝の光」などや反面、昔ながらの曲も多く、個人的には好きなアルバムです。
2009年11月14日
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キャメル『ブレスレス』最初の「ブレスレス」からキャメル節がビンビンです。「エコーズ」はアンディー・ラティマーのギターが心地良く、全体的に激しく、しかしあくまでキャメルですから心地良い範囲です。ピーター・バーデンスのキーボードも良い感じで。この2曲で一区切りして、次の曲となります。3~5曲は息抜き?「サマー・ライトニング」はキャメル的ポップな感じで、後半のアンディー・ラティマーのギターが効いています。「ユー・メイク・ミー・スマイル」はキャメル的ディスコ・リズムで始まり、どこか哀愁があります「夢想曲」からはキャメルの得意なインストゥルメンタルが始まり最後の「失意の果てに」に繋がります。惜しいのはやはり3~5曲の息抜きです。1.2曲目の感じでいってくれればかなり完成度の高いアルバムだと思いますが総体的に甘い感じが強調されてしまっているような
2009年11月11日
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ドゥービー・ブラザーズ『ミニット・バイ・ミニット』ドゥービーのセールス的頂点を極めたとともに、解散の起点ともなったアルバム。セールス的な成功にはシングル「ホワット・ア・フール・ビリーブス」が大きく貢献したのは間違いありませんが、アルバム・タイトル曲でもある「ミニット・バイ・ミニット」も魅力的な曲です。そもそも、解散の起点といっても、すでにアルバム『ドゥービー・ストリート』で始まっていますので今更という感じです。マイケル・マクドナルドの都会的なセンスの曲は、それまでのやや泥臭く、しかしストレートなロックを売り物にしてきたバンド・イメージを大きく変えたわけですが、どちらかというとハード・ロック好きの日本人にはアメリカ人より拒否反応が強かったと記憶しています。「ディペンディン・オン・ユー」「轍を見つめて」などは昔のドゥービーを彷彿させます、ですから次に来る「オープン・ユア・アイズ」を聴くと、そのギャップに戸惑いを感じてしまいます。アルバムの中の解説を読むとライバルと言われたイーグルスと似たような足どりだったのいうのはあらためて考えると驚きです。しかし「ホワット・ア・フール・ビリーブス」は良い曲ですね。アルバム・ジャケットの写真の真ん中にいるマイケル・マクドナルドの姿はなぜか他のメンバーと違い、違和感を感じるのは考え過ぎでしょうか
2009年11月08日
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ビートルズ・リマスター『マジカル・ミステリー・ツアー』オリジナル・アルバムではありませんが、今や完全にオリジナル化しています。まとまりはよくありませんが個性の強い作品が多く、ビートルズを語る上で欠かせない曲も多いと思います。ちなみに、私はこのオリジナル映像を観たことがありません。今回のリマスターではステレオ盤はオリジナル・ジャケットではありませんが、私のようにレコードを持っている者にとっては今回のように、また違ったオマケが付いているので、それも楽しみです。「フール・オン・ザ・ヒル」ポールのヴォーカルが可愛く感じられます。ポールのベスト・バラードの一つでしょうね。「ユア・マザー・シュッド・ノウ」久しく聴いていませんでしたが、イヤー懐かしいナー。「アイ・アム・ザ・ウォルラス」注目の曲です。音響的にはあまり変化を感じませんがジョンはこの手の曲を作らせた天才だと改めて感じました。ロバート・フィリップと曲を書かせたら面白かったのでは。「ハロー・グッドバイ」もっとドラムスを強調させても良かったのではないでしょうか。「ストロベリー・フィールズ・フォーレバー」バックのストリングスがスッキリして聞きやすくなっていますが、リンゴのドラミングがガンバッテいます。「ペニー・レイン」ちょっとポールのベースが強調され過ぎでは。「ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン」こちらは気持ちの良いほどベースが凄い。それにギターの細かい演奏がハッキリとわかります。「愛こそはすべて」華々しいバックに比べジョンのボーカルが何か物悲しく切ない。
2009年11月07日
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ウイングス『USAライブ』なんと、巷では7,000円以上、1万円の声も聞こえる、中古といっても高嶺の花のこの紙ジャケが近所のブック・オフで3,950円で売っていました。しかも新品同様で、相場としては安い。しかし3,950円はいくら新品同様でも中古ですから買うかどうかで迷いました。レコード発売当時も3枚組みですからやはり手が出なくて、カセット・テープにダビングして聴いていましたので内容は良く知っていましたけど、やはり希少価値ということで結局購入しました。何かのときはオークションで売ってもいいですからね。だれか8,000円位で買いたい人いますかね?このライブ・アルバムはウイングス全盛期に行われたライブですが、それまでビートルズを意識的に避けてきたポールがライブの中でビートルズの曲を何曲か演奏しています。今では、よくやっていますが当時としては非常に珍しく、驚きでした。また当時はビートルズ解散後のポールの作品のベスト盤も出ていない状況でしたので、1つのアルバムでヒット曲を何曲も聴けることも希少でした。個人的には、この後の日本ツアー来日でポールが大麻所持で逮捕され、全てキャンセルされたコンサートのチケットを買っていたので恨みを思い出してしまいます。
2009年11月03日
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『ホワイト・アルバム』の後半です。2枚目はビートルズ的プログレッシブではないでしょうか「バースデイ」ドラムの存在感が気持ちよく増しています「ヤー・ブルース」ジョンのその後の音楽的方向性をしめした曲ではないかと思いますが、レコードの時より音がすっきりしたせいかリズミカルに感じます。そして、今の「ヤー・ブルース」と正反対な曲の「マザー・ネイチャーズ・サン」、あくまで美しく、ポールのヴォーカルも丁寧に、レコードからあまりいじられていないような感じがします。「エヴルノディーズ・ゴッド・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー」この手の曲はリマスターの影響を非常に受けているのではないでしょうか。メリハリが効いていて気持ちが良いですね、「ヘルター・スケルター」と合わせて聴くとまさにハード・ロック。次が「セクシー・セディー」で「ヘルター・スケルター」となりますが、1枚目の時は、それでもアルバムとしての一体感がありますが、この辺はもうバラバラな感じがします。ですから「ロング・ロング・ロング」を聴くとほっとします。今回のリマスター全般に言えることですが、リンゴのドラムスが強調されていてグループ内の彼の存在感を改めて感じます。「レボリュ-ション1」ジョンはシングルとなった「レボリューション」よりこちらの方が気に入っていたようですが、確かにこちらの方が味わいがあるように感じますが、どうでしょう、レボリューションという意味合いからするとシングルの方が合っているように個人的には思います。アコーステック・ギターが効いています。「ハニー・パイ」は『サージェント・ペパーズ ……』の雰囲気をもっていますが特段どうというコメントはありません「サボイ・トラッフル」はジョージらしい曲で、リンゴのソロ・アルバム『リンゴー』にも影響しています。「クライ・ベイビー・クライ」こういう曲を作りえるのはやはりビートルズならではないかと思います。そして問題の「レボリューション9」ジョンの前衛的作品ですが、このアルバムが2枚組だから出来たことでしょう。想像ですが画家のピカソを意識して作られている感じがします。リマスターしたことで聴く側が楽に聴けるようになりました。この雑然としたアルバムの最後を飾るのが「グッド・ナイト」かろうじてアルバムという形を保った感じがします。リンゴのボーカルの良さが充分に効いていて、映画のサントラのように美しく、やさしく、なごりおしく、ジョンの誠意一杯の想いが表現されているようです。
2009年10月18日
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