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さて青根温泉「不忘閣」の宿泊日記の続きである。
ここまで風呂が良いと、もう建物がやや古びていても、階段がドヒャーというくらい長くても、全然気にならなくなってくる。が、食事は大事だ。山の上の宿なので、いわゆる海鮮は期待できないが、どういう献立で来るのだろうか。
まず食事処が別というのがいい。一人でも一部屋用意してくれる。
しかも窓からの景色もよい。部屋の古さも、かえって由緒を感じてしみじみする。
料理は、懐石風。少しづつ少しづつ出してくる。この一品一品が丁寧なつくりで、とても美味。
酒はこの宿オリジナルの冷酒。いやー、はかどります(そればっか)。
この盛り付けと味付け、どれもうまい、うまい。しかも、二日目にはまったく献立を変えてくれた。
「違う料理でうれしいな」
「ここの板長さんが、連泊のお客さんには別の料理を出すようにしているんです」
「味もいいよね、盛り付けも」
「そうなんです!ほかのお客さんによく言われるんです、ここのを食べると、よそのは食べられないって」
(それはちょっと言い過ぎだろう、とひるみながら)
「でも本当にいい宿だねえ」
「お客さんはどんなお仕事をしてらっしゃるんですか」
「ふふふ・・何に見える?」
「フランス料理のシェフとか。だってそんな雰囲気ですよ」
・・・酒のせいで途中から話が創作になっていることに注意してくださいな。
そうそう、そんな具合だから朝食も品数が多く、「理想の旅館の朝飯」という言葉がしっくりくる。
朝だから、窓の緑がまた美しく目に映える。
昼は、宿の向かいの「星月」でステーキを食べた。でかい!しかし、しかしだ。
これだけで腹がパンパンなのに、なぜかき揚げがつく?ダメ押しの一点をねらってのことか?
この店は、昔「青嶺閣」という宿があったところだ。たぶん青根でもっとも眺望の良い露天風呂だったのではないだろか。その残骸が、まるでため池のような状態になっているのを見て、私は悲しかった。もしかすると、いつの日か、この露天風呂をレストランの利用者に提供する日が来るのかもしれない。そういう希望も持った。
このレストランはリニューアルオープンしたての「星月」という一棟貸の宿にあり、この HP を見て笑った点がひとつ。
「
施設から車で 30
秒ほどの場所にある、夕食自慢の温泉旅館へ移動していただき、
お召し上がりいただきます。」
・・・どんな距離なのか。
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