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ジュラのワインです。
フランスワイン通でもジュラのワインを知らない方は多いです。日本で有名な作り手はアルボワ・プピヤン のピエール・オベルノワ位でしょうか・・・
私は若い頃、パイプを作っていて、何度かジュラを旅しました。喫煙具のパイプを作っている街がジュラの中にあるのです。サンクロードと言う村でかつては世界のパイプの80%を作っていました。
ジュラに行くと食べるのがザリガニの料理です。日本で繁殖してしまったアメリカザリガニではなく、エクルビスと言うとても美味しいザリガニがこの界隈の清流で取れます。そして必ずジュラのヴァン・ジョーヌ(黄色いワイン)をこの料理のソースに使います。
ただこのヴァン・ジョーヌは遅摘の葡萄を醗酵させ6年間も樽で寝かせる非常に熟成感のある酒精強化ワインのシェリーの様な独特なワインで、繊細なエクルビスのソースには良いのですが、一緒に飲むには厳しいのです。
エクルビスから取った濃厚な海老風味の出汁に強烈なヴァン・ジョーヌを仕上げに入れたソースがたっぷり掛かったエクルビス料理と一緒によくジュラの辛口ワインを飲みました。
このワインを一口飲んでそんな30年以上前の光景が目の前に現れました。
素晴らしいジュラのテロワールを表現したワインです。
滅多に美味しいワインが無いジュラのワインの中でこの様な美味なワインに出会えて吃驚しました。この作り手の他のワインも3種飲みましたが、残念ながらどれもイマイチです。
このワインは非常に厳しいジュラの気候や土壌をよく表現していると思います。
ブルゴーニュのシャルドネより厳しさを感じます。
アーモンドやクルミの様なオイリーな味わいに彫の深い酸が加わって、がっしりとした果実味と強いミネラル感を持っています。余韻も長くグラスの中でも徐々に変化が楽しめます。温度が上がるとよりナッツ感が強くなります。
十分熟成も耐える力があると思います。ただ今飲んで非常に美味しいし、開けたらドンドン飲みたくなるワインです。
ザリガニや甲殻類の強い料理(ワタリガニの濃厚パスタ等)に良く合う事は言うまでもありません。ドライフルーツやナッツ、ハードチーズを肴に一杯飲むのも良いでしょう。
大人のワインだと思います。
久しぶりに感動しました。
販売店資料より
DOMAINE PIGNIER(ドメーヌ・ピニエ)
ドメーヌ・ピニエはディジョンより南東に約80キロのジュラ地方モンテギュ村に位置する生産者です。
歴史は非常に古く、始まりは13世紀、カルトジオ修道会の修道士がこの地に葡萄畑と修道院を建設したことから始まります。
その後1794年、フランス革命の後、修道士はこの地を去り、ピニエ家が葡萄畑とワイナリーとして使われていた修道院の建物を購入します。それから約200年間、世界大戦などの苦難を乗り切り葡萄栽培を続け、現在はマリー・フローレンス、アントワーヌ、ジャン・エティエンヌの3人でワイナリーを運営しております。

淡いゴールド。黄色い果実や白い花、ミネラル、スパイス等の豊かな香り。優しい口当たりで、フレッシュな酸が広がり、長いフィニッシュへと繋がります
●F-4711 クレマン・ド・ジュラ
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●F-4712 セリエ・デ・シャルトリュー
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●F-4713 ア・ラ・ペルセネッテ
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●F-4714 トルソー
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ギド・アシェット誌2011
A La Persenette 2008...二つ星★★ COUP DE COEUR
淡い黄色が気持ちを弾ませ、洋梨や桃の香が心地よく口中で甘みを感じる。洋梨と野ばらのアロマが魅力的でレモンの風味も感じられる。ビオワインに先入観を持っている人も考えを変えるだろう。
ギド・アシェット誌2012
Cellier de Chartreux 2007...三つ星★★★ COUP DE COEUR
昨年はA La Persenette 2008に一目惚れし、今年はCellier de Chartreux 07の番。ジュラらしくアーモンドやフレッシュな胡桃、バターの風味が感じられる。口中ではまろやかで活き活きとし、バランスが良い。発酵から熟成をオーク樽内でSous Voileにて行う。
ベタンヌ&デッソーヴ2012
13世紀に建てられた古い修道院の畑で7代に渡りワイン造りを続けている生産者。白も赤もレべルが高く、長期熟成が可能。白ワインは樽の風味が感じられ、赤ワインも素晴らしい。今年のラインナップはファンたちを喜ばせることだろう。
ドメーヌ・レ・ロケ 2005 ヴァン・ド・… 2013/05/12
アズダ ASDA エクストラスペシャル ヴィ… 2011/12/09
アズダ ASDA エクストラスペシャル メル… 2011/11/30
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