ロハスでアロマな暮らしのために

石けんの歴史:その2




石けんが文献に出てくるのは古代メソポタミア時代。
メソポタミア文明の文書では、油とアルカリをまぜたものに硫黄をまぜ、
織布の洗浄に使ったとはっきり記されています。
その後、石けんの製造法はローマ帝国にももたらされました。
9世紀には地中海沿岸の国々で、豊富なオリーブオイルと天然の海藻ソーダ
を使って、」今の製造方法と変わらない石鹸が作られるようになります。
これが今のマルセイユ石けんの原形となります。
といっても、石けんを使用できたのは、ごく限られた人々だけでした。石けんは
贅沢品だったのです。石けんが贅沢品ではなく、生活必需品として庶民へ普及
していったのは産業革命がきっかけです。石けんの大量生産が可能になり、
西洋の工場では石鹸が大量に生産されるようになりました。
石けんは石炭採掘にたずさわった労働者たちが汚れを落とすなど、
せっけんは贅沢品から庶民の生活に欠かせないものとして一般家庭にも
次第に普及していきました。


つづく


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