ROSEMARY GARDEN

2005.08.16
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ただいま、奈良の田舎に帰省中です。

子供の頃の夏休みというと、ここよりもっと吉野に近い母の実家で過ごしたものでした。

そこはいわゆる万葉のふるさとの、山間の小さな集落でした。


  やまとは くにの まほろば

  たたなづく あおがき


そんな雰囲気ですか。

小学生の夏休みといえば、『夏のドリル』と『ラジオ体操』。

けっこう、長期滞在するのでラジオ体操のカード持参でやってきて、ふもとの小学校まで

毎朝、いとこたちと出かけては、ハンコ押してもらいました。



ミルクパンで温めて、よく飲ませてもらいました。普通より黄色っぽくて

分厚い膜の張るミルクは、濃くて甘くて、とてもおいしかった。

縁側を開け放って、蚊帳をつった座敷でざこ寝する。山から吹く風でクーラーなんて

無用でした。ただ、問題は夜のトイレ。

家の外にあって、しかも旧式のものですから、子供にはあれがいちばんの難関でしたね。

井戸でまるごと冷やしたスイカでおやつ。

お盆のころには親戚が次々集まって、子供だけでも十数人。

にぎやかにいただきました。

お墓参りが2ヶ所。

山奥の墓所には母の父の墓が。うっそうと茂る夏草の間にヤマユリがよく咲いていました。

ふもとの町中の墓所に行くときは、よくカキ氷を食べさせてもらった思い出が。



これも夏の思い出のひとつ。

このふもとの町では、毎年この時期花火大会が催されます。

田舎にしては結構、大ががりな花火で、時には田舎の家の縁側で、

時にはふもとまで降りて、屋台を回りながら見ました。

毎年、母が縫ってくれる浴衣を着せてもらって見た花火。



夏の思い出って特別なものなんでしょうか?












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Last updated  2005.08.16 13:41:26
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