放浪の達人ブログ

ペットの葬儀

   【ペットの葬儀】

我が家のミニチュア・シュナウザーの愛犬ルティさんがガンで死んだ。
彼ほど幸せな人生(じゃなかった、犬生か?)を送った犬はいない。
動物専門学校内で飼育犬として育てられて僕の娘の担当犬となり、
その後は種犬として多くのメス犬とやりまくり(笑)
引退後は娘が2年がかりの申請をして引き取ることになって我が家に来た。
そしてぬくぬくと室内犬として優雅な余生を送ったのだ。
最期は眠るように大往生。羨ましいばかりの一生であった。

朝になったら死んでいたルティさんを娘が泣きながらお風呂で身体を洗ってあげ、
硬直し始めた筋肉をほぐしてワセリンを塗って眼を閉じさせた後、
花を添えて箱に入れて動物火葬と供養をしてくれるお寺へ連れて行った。

ペット火葬を安く済ませたいのなら各市にある火葬場でやれるのだが、
岡崎や豊田周辺でペット火葬を個別にやってくれて骨を拾える場所といえば、
岡崎市岩津町の円福寺を強くお薦めする。
リバをしっかり読んでいる読者さんなら「あそこね!」と分かると思う。
    ⇒ 【円福寺HP】

俺は初めて円福寺に行ったのだが、小島住職の目を見た途端に引き込まれた。
すごく清くて無垢で真っ直ぐな瞳、まるで全てを悟ったような瞳だったのである。
あそこまで純粋な瞳を持った大人を俺はかつて見たことがない。
あれはまるで汚れを知らない子供の瞳だ。ネパールの山奥で見た子供の瞳と同じだ。
小島住職は実に丁寧に心を込めてお経をあげてくれて感動した。
一匹の犬を供養するという範疇を超え、命そのものを供養してくれたのだろう。

葬儀を終えてルティさんの遺骨を持って帰宅した後、
俺は小島住職のことが気になって円福寺のHPで住職の紹介ページを見た。
うわ、なんという経歴の持ち主なんだ!
文学部卒業、ピアノ調律師、ボーイスカウトの隊長、水泳やダイビングの指導、
自らシャベルカーを操りダンプに乗って円福寺の解体修理をして寺復興、など
すごいバイタリティの持ち主なのである。
しかしあれだけ澄んだ瞳といってもずっと平穏無垢な日々を送って来たのではあるまい。
住職という身ならば人の悲しむ姿を嫌というほど見て来たであろうし、
お寺の復興には莫大な費用や労力を捻出しなければならなかっただろう。
一般の人間が立ち会えないような状況を何度も何度も体験し、
だからこそ慈悲の心を悟ってあんな澄んだ瞳になったのかもしれない。

俺が死んだらネパールのカグベニ村の丘から散骨して欲しいと家族に伝えてあるが、
市の火葬場で焼いて骨にしてもらうよりも、円福寺にあるペット専用の自家火葬炉で
焼いてもらって骨にしてもらうってのがいいかなあ。
そういうのってアリでしょうか?小島住職。
さあ、 【円福寺動物霊園】 で検索してみよう。(なんか勝手に宣伝しちゃってすんません)


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