読んだり飲んだり走ったり

読んだり飲んだり走ったり

2018年04月14日
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テーマ: 闘病日記(3860)
Day-10
夜は余り寝ていないような気がする。いちいち覚えていないけれど。まぁ覚えていない分、それなりに寝ているのかもしれない。
朝食、昼食それぞれの後に1時間ほどの睡眠。これはもう我慢できず、といった感じだったから、やっぱり睡眠時間は不足しているんだろう。
午前、ベッド周りをそれなりに丁寧に拭き掃除。
午後、ラグビー、ジャパン対ワラビーズ(オーストラリア)をTV観戦。ここに来て初めてのテレビである。結果は30-65。「大敗」と書く記事が多く、確かにダブルスコアではあるけれど、後半に限れば27-28の一点差。課題がはっきりと見えた試合でもあったと思われるので、これはこれで意義のある経験になったはず。
これまでいい気になって短歌を作ってきたが、そういえば江国滋の『おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒』があったことを思い出した。未読だが、もともと書き手の土台が違う。癌患者の手記はどこまでいっても個別的で、だからこそ短歌のような韻文の方が少しは普遍性を持てるのではなどと考えていた自分の思慮の浅さを改めて痛感。でもこれが今のところ一番の気分転換、精神安定剤になっているので、一時はやる気をなくしかけたが、継続するつもり。他から与えられるエンターテインメントではなかなか気が紛れず、どんなにくだらないものでも自分で書いたりしている方が気が紛れるというのは、どういう性格によるものか。その歌が、どんどん昏い方向に向かっているような気がするのは、やはり本格治療が近づいているからだろう。読書にもあまり身が入らず、読むのは専らネット上で読める漫画。執筆の仕事も見直しを怠ったままである。明日からは点滴(といっても生理食塩水だが)が始まる予定。抗がん剤の副作用予防の薬も新たに処方され、いよいよ秒読み段階である。
日本シリーズもいよいよ大詰め。一生に一度見られるかどうかのカード、今日はこれからラジオ観戦するつもり。

Day-9
昨晩は途中意識が飛んでいるけれど、日本シリーズ中継を最後まで聴いていた。ソフトバンクの劇的な勝利で幕。よかった、よかった。

下のATMに行ったが日曜でしまっていたので、水とプリンを購入。
10:30過ぎに点滴をつながれる。まずカテーテル、それに慣れたら生食の点滴、それらを経て抗がん剤投与、と、段階的に進めるのがここの方針らしい。
再び管付き人間に。でもまぁ、コードレスじゃないヘッドフォンを付けて動いていることと大差ないという考え方もできるのではないか? 点滴棒を引きずるのは鬱陶しいけれど。
午前中、改めて「先輩」のブログを読み返す。放射線照射の有無、投与する抗がん剤の種類の多さに違いはあるが、基本的には同じ療法。大いに参考になると共に、副作用を含めた今後のありようについて、ちょっと安心する。もちろん副作用の出方はひとそれぞれだし、「先輩」はフルマッチ(非血族である点は共通)だから、あんなにうまくはいかないだろうが。
目標にしたい、と思うものの、こちらの意欲や努力だけではいかんともしがたいのがもどかしいところ。
詠んだ短歌をエクセルに入力。改めて読み返すと安直な歌ばかりで、自分でも厭になるが、これも一つの記録と開き直る。
午後、妻と娘が面会に来てくれる。娘は約束したとおり、手作りのおかず持参。鶏チリと卵焼き。夕食時においしくいただく。何もできないと心配していた娘が、これだけちゃんと成長しているのを実感できるのはうれしい。
EとLINEでやりとり。「スギマロ君」にさらに手を入れたのがきっかけ。ああいう女性と一緒になっていたら、また違う人生を歩んでいたかもしれない、とこれは単なる妄想。

Day-8
前処置について、メモ。
昨日から新たに「イーケプラ」という薬を服用。ブスルフェクスが引き起こすかもしれないけいれんの予防のため。

Day-3とDay-2は、フルダラビンを継続しつつ、ブスルフェクスに替わってアルケラン(Mel)が投与される。投与時間は11時からの15分ほど。氷を用意しておくとよいらしい。ガリガリ君だな(→15時過ぎから簡単な前処置についての説明があり、自前で用意せよとのことだったので、売店でカップの氷3つとガリガリ君2個購入)。またDay-2にはGVHD予防のためサイモグロブリン(ATG)も投与される。一生に一度しか使えない薬。悪寒をはじめ、いろんな症状が出るかもしれない。10時から12時間だから、じわじわと来そうである。
以上でほぼ前処置は終わり、移植前日はプログラフ(TAC)の投与のみ。
移植の翌日からはメソトレキレート(MTX)が一日、二日、三日と間隔を広げながら投与され、6日後からは白血球を増やすG-CSFの投与も始まる。
何はともあれ、自分の身体がよく耐えるかどうかがすべて。信じてるよ。

Day-7

なお、明日から個室に入ることになった。ユーティリティスペースの奥というちょっと微妙な場所だが、窓付きで、人に煩わされない環境に移れるのはうれしい。もちろん感染予防が一番の目的だが、どうやら明日は歯科検診に赴かねばならないらしい。前処置が始まったら病棟から出るなと言われていたのに、どうなっているのか。

そうだ、これからの目標を忘れずに記しておこう。四つある。
一、前処置をあまり苦しむことなくやり遂げる。
二、よい身体の状態で移植を受け、無事に生着する
三、一時退院して年末年始を自宅で迎える
四、早めに退院する
さて、どうなるか。目標を実現すべく、できることは一つ一つきちんとやっていこう。

Day-6
前処置二日目。午前中(11時前)に個室に移動。
広さは順天よりも狭いが、圧迫感はない。トイレがむき出しなのには驚いたが、下痢や吐き気など急な症状が出る可能性があることを思えば、これは当然なのかもしれない。ドアがなく、S字クランクのようにして出入りしなければならないこと、テレビが有料であること、室内に冷蔵庫がないことなど、不満は少なからずあるが、窓からの景色はよい。そして、何より、同室者に煩わされない環境がうれしい。
音も出せるし、読書、映画鑑賞も気ままにできるしね。
身体に関して、若干胃のあたりに重さを感じるような気がする。まだ「気がする」レベルなので、今後これが強まるかどうかは様子見である。
担当の先生方が順繰りに声をかけてくれる。今のところ順調、と答えられるのがありがたい。これを継続していけたらと思う。

Day-5
昼食を完食するのに苦労する。予感はあったが、案の定、吐き気が発生。夕食は全体的に五割ほど。フルダラビンは副作用が少ないというので、ブスルフェクスの影響か。とりあえず明日までだが、その後には様々な副作用を伴うらしいアルケランが控えているので、気を緩めるわけに行かない。というか、この程度の吐き気でげんなりしてしまっていては、先が思いやられる。吐き気になれるというのも変だが、とにかくそういう方向を目指さねば。
まだ元気が残っているうちに、一日の過ごし方を記しておく。
6:00 起床。といっても、五時台に起きるのがほとんど。起床後はトイレ、体温測定、コップ一杯の水を飲んだ後、体重測定を経て軽運動。今日まで続けているのは、下半身のアクティブストレッチ、スクワット30×3、上半身のストレッチ、踏み台昇降50×2、立位腹筋20といったところ。その後には様々な副作用を伴うらしいアルケランが控えているので、気を緩めるわけに行かない。という
まだ元気が残っているうちに、一日の過ごし方を記しておく。
6:00 起床。といっても、五時台に起きるのがほとんど。起床後はトイレ、体温測定、コップ一杯の水を飲んだ後、体重測定を経て軽運動。今日まで続けているのは、下半身のアクティブストレッチ、スクワット30×3、上半身のストレッチ、踏み台昇降50×2、立位腹筋20といったところ。
8:00 朝食だが、配膳は20分を過ぎることが多い。フルダラビン投与中は朝一にシャワーを浴びねばならないので、下膳、前処理で歯磨きは後回し。シャワー後にゆっくり歯磨きなど。
9:45 吐き気止め投与。
10:00 フルダラビン投与。約2時間。検温。
12:00 昼食。
14:00 ブスルフェクス投与。約30分。検温。
15:00 血中の「りん」の数値が低いとのことで、それを増やすための投与。約30分。
15:30 体重測定。
16:00 ブスルフェクス投与。
18:00 夕食、検温。
21:00 消灯
22:00 ブスルフェクス投与。
28:00 ブスルフェクス投与。
今日は移動図書室で本を5冊借りた。読めるかどうかわからないが、短編が主なので、少しは気分転換になればと思う。


Day-4
昨晩は吐き気に悩まされ、就寝以降トイレに起きたのは6回。朝、がんばっていつもの運動をしようとするが、気持ちが悪くなり、スクワットは20回×3に減らし、踏み台昇降はパス。こうやって筋力が衰えていくのか。
今日の看護師は細かな点に気がつくいい人。口腔ケアについて褒められた。吐き気止めについてもいろいろ心配してくれ、処方はしてもらっているのだが、いかんせん、効果が薄い。朝、昼はがんばって完食したが、夜はまるでだめ。主食の量を半分に減らしてもらったのだが、それでも全体の3割ほどしか食べられなかった。
病棟内を何周かしたり、ベッドに横たわるのではなく座る時間を意図的に作ったりもしていたが、たかがしれている。やがてこれらも億劫になってやらなくなっちゃうのかもしれない。
原因と思われるブスルフェクスの投与は明日朝で終わるので、少しは良くなるかな。でも、よくわからないアルケランの投与が始めるので、何とも言えない。
夕食後、コーディネーターのY医師が来訪。11月14日、ドナーさんのところに赴き、立ち会い、採取した造血幹細胞を運んできて、そうして輸注とのこと。これに伴う移動費及びドナーさんの前泊代(朝早いため)はこっち持ち。お金がまたかかるなぁ。でも今心配すべきはそのことではない。当日の天気はどうなるのだろう。さすがに台風はもう来ないだろうが、冬型の気圧配置で大荒れになって…なんてことにならず、また一度で(量が不足している場合、もう一度同じ事が繰り返される由)済むことを心から祈るしかない。

Day-3
 昨晩は不思議な夢を見た。内容ははっきり覚えていない(夢だからね)。ただ、亡き両親が元気な姿で出てきたことは覚えている。なにやら、名付けるなら「東京大駅伝」とでもなりそうな、荒唐無稽なレースに出場することになり、それを祝福するために親戚なども駆けつけてくれたような記憶が。いや、内容などは実はどうでもいい。わざわざ記したのは、目が覚めとき、やけに心が軽くなっていたからだ。「もう大丈夫」と思ったようにも思う。さらに、「俺は死なない」と。
気持ちのギアが切り替わった、心を覆っていた瘡蓋が取れた、明るい方向へとシフトした、言い方はいろいろあるが、だいぶ気が楽になっていた。
もちろん、だからといって身体が楽になるわけではない。
朝の軽運動は、スクワット30×3と上半身ストレッチ、踏み台昇降50回のみをこなしたが、毎日やっていた下半身のストレッチを忘れていた。
朝飯をやっとのことで完食し、一休みするとアルケランの注入があった。これには独自の副作用予防策があって、口腔内を冷やすこと。注入時間は15分間だが、前15分、後30分の間、口腔内に氷を含むよう指示される。予め買い置きしておいた氷と、ガリガリ君で1時間耐える。途中で妻来訪。Tシャツと下着数枚、あと、いつ飲もうという気になるかわからないスープの素(元気なときに注文)を持ってきてくれる。
12時過ぎに妻が去り、昼食に取りかかる。主菜は厚揚げの味噌煮。おとなしい味だが、全く進まぬまま、全体の3割程度でギブアップ。その後、下膳、歯磨き、最後に舌磨きをやったらこれがトリガーとなり、食べたものを全部吐く羽目に。吐くこと自体にさほどエネルギーを要せず、いっそすっきりしたといえば言える。ただでさえ活動が鈍りがちの胃を、1時間にわたって冷やし続けたのだから、当然の結果ではある(口に含んで口腔内を冷やせばいいので、いちいち飲み込む必要はなかったのでした)。明日はサイモグリブリン(ATG)を12時間。その間に、今日と同じアルケランの投与。ATGの副作用の一つに悪寒が挙げられている。寒気に身を震わせながらアイスを口にするのは、想像するだに地獄である。
夕食はキノコご飯6割、主菜の鶏肉団子は4割、春雨サラダと味噌汁は完食。
朝食後、T先生が回診に来たとき、昨晩の夢による高揚感が続いていたこともあって「昨日よりは楽」と答え、驚かれた。今日一日の身体的苦痛で高揚感がそのまま保たれているとは必ずしも言えないが、「向き」「シフト」は維持し続けていきたいと思う。

Day-2
抗がん剤の投与は今日で終わり。さらにGVHD対策の「抗体」を作る点滴もあり、午前中はややてんやわんや状態。
6時前に起床し、一呼吸入れた後、いつもの軽運動メニュー。が、踏み台を使用する女性がいた関係で、同運動の代わりに、病棟内を歩行5周、ももあげで1周。結構きつい。心肺機能の衰えを感じる。
朝飯(食パン1枚、ハム1.5切、カリフラワーサラダ、ゼリー)に、昨日妻が持ってきてくれたカップスープを完食。食欲はそこそこある。
その後、トイレを済ませ、シャワー。
9:45頃から、アルケラン前の吐き気止め、アルケラン、生食。この間、口腔内を冷やし続けたのは昨日に同じ(但し飲み込まなかったので、胃を不必要に冷やすこともなし。これで終了。
11:00頃から、フルダラビン。これもこれで終了。
その後、ATGの投与始まる。さまざまな副作用が考えられるので、最初は希釈液を1時間投与し、様子を見て「本番」開始、12時間連続。こまめな体温・血圧測定とに加え、酸素摂取量と心肺機能を測定する計器を装着される。結構鬱陶しい。
昼食はその慌ただしさの中で、買い置きしてあったプリンに、カップスープ、カロリーメイトジェル、さらにカントリーマーム2枚というめちゃくちゃな組み合わせ。
午後は時折入る計測以外特になし。ごたごたの中で見始めた「マグニフィセント・セブン」はなかなかおもしろかった。
昼食を完食するのに苦労する。予感はあったが、案の定、吐き気が発生。夕食は全体的に五割ほど。フルダラビンは副作用が少ないというので、ブスルフェクスの影響か。とりあえず明日までだが、夕食はよくわからない魚の切り身の唐揚げとけんちん汁、紫蘇の実の漬け物。味はともかく、油っぽいものを食したい気分だったので、久しぶりに夕食を完食。食欲は戻ってきている。それに胃が応えてくれるかという微妙な状態ではあるが。でもこれも移植後は大いにだめになってしまうのだろうな。とにかく、そのときそのときの自分の状態を受け入れ、よりよき次につなげられるよう努めるだけ。

Day-1
今のこの身体でいられるのも24時間弱となった。見た目はさして変わらないだろうが、中身が変わる。全くの他人の造血能力を自分のそれと入れ替えてしまおうというのだから、考えてみればとんでもない治療である。不具合が生じないはずがない。などと考えると不安だらけになるから、止そう。基本は出たとこ勝負である。
朝、6時前に起床。軽運動。良い感じ。8時過ぎに筋肉量測定。戻るとまだ朝食が届いていない。T先生が来て、採血結果を踏まえ、経過が順調であることを告げられる。まだいい感じ。でも朝食が来ない。手違いで配膳を忘れられていた模様。ようやく届いたのが9時前。それと前後して、妻とLINEのやりとりで、彼女が送るべき書類を間違っていたことが判明。善後策を指示。ただし謝罪の言葉はなし。朝食の件と併せて、ちょっといらいらする。
さらにこれと相前後してステロイド剤投与。ちなみに朝食は完食。昼食も、夕食も同様。
14時頃から免疫抑制剤開始。いろいろ影響が出るといわれていたが、今のところ何もなし。これからじわじわ来るのだろう。
ともあれ、割といい形で移植を受けられるのことになったのはとても喜ばしい。もっと、へろへろの状態も想定していたのだ。これが吉と出るかどうかはわからないが、体力に余力を残したまま、「山」に臨むことができるのはありがたいことだと思う。
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最終更新日  2018年04月14日 23時05分14秒
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