カッパドキア





バスターミナルへ行くバスを間違えてしまい、乗り換えてカイセリ行きのバスに乗車したのは出発間際であった。なにをやっとるのか・・・



乗っている時間は約7時間らしいが、バス代は700円程。やはり昨日のバスよりかなり落ちた。日本の普通の路線バス程度並。乗客もトルコ人が多い。止まるところも、ここで降ろしてくれ、というと止まってくれるみたいだ。実はこのバスでは、子供(5~6歳くらい)の泣き声には正直まいった。1時間近く大きな声で泣きどおしである。その子を連れたおばさん達が降りたのは、何にもない大きな平原で、(本当に木が一本も生えてない!)これからどこにいくのだろうか?と、思わず、心配しちゃうようなとこだ。ここから、さっきまで泣いていた男の子は、おばさんに手を引かれながら今来た道と直角方向の草原を、とぼとぼ歩いていった。

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カイセリの近くのギョレメに着いたのは夜になってからだ。宿を探す。岩をくり抜いたのがいいと思い、近くにあったところに入る。値段は暖房をつけるかどうかで違うらしい。暖房なしを選んだ。といっても部屋に置いてある電気ストーブを持っていかれただけなのだが。シャワー・トイレは共同で約600円。今までも寒かったが、ここは暖房がないと、とても寒い。ここでは電気は貴重みたいだ。トイレは流れていたと思うが、用をたした後の紙は、中にあるゴミ箱みたいものに入れることになっている。給水も、排水も大変なのだろう。夕食を宿でとることにする。ここは歩いて見るには広すぎる。何かツアーバスはないかと訪ねると宿ごとに車を出すことが多いみたいだ。一番安いのでも専用だと、30~40ドルかかりそうだ。たまたま、女子大生3人組がいて、ほな、わてらも一緒に行くわ、ということで、一人当たり1000円くらいになった。これ以外に入場料が700円程かかるらしい。



早めに寝ることにする。  ・・・が、寒い。



次の日のツアーバスはガイドはなし、ドライバーが簡単に説明してくれる程度だった。言葉はあまり上手ではなく、内容はさほど詳しくはわからなかったが、とても親切だったことは確かだ。



一緒になった学生は、関西のおもろいグループといったかんじだった。同じ大学の男子学生のこと、旅行であった痴漢のことなど、冗談をいいあってきりがない。少し小太りの丸眼鏡をかけた子が「ああ、わてのお父さんが外人やったらなあ」と言った時には噴きだしそうになってしまった。そういえば、日本語を話すのは久しぶりだ。カッパドキアには景色で圧倒され、細かい説明など不要な気がする。地下トンネルも面白い。どこだか忘れたが、小さなグラスにワインを出してくれたとこがある。アルコールを飲むのはトルコに来て初めてだ。ちなみにアルコール類を飲めない訳ではない。今まで飲まなかっただけである。

1210

夜は宿泊者どうしで、マージャンみたいに4人でやるゲームをやっていたり、情報交換していた。オーストラリアから来ているという老夫婦は、自分のヨットで、10年かけて旅行するらしい。今2年目で紅海→エジプト→モロッコ→ギリシャ→トルコ→ロードス島→黒海と続き、いずれは日本の方にも行くらしい。船名を聞いたがよくわからなかった。どうやら小動物の名前らしい。奥さんが絵を描いて説明してくれたが、描き終わって照れたように、あまりよく似てないわ、といっていた。今でもそれが何の動物なのか不明である。彼らに日本から持ってきたホカロンをあげたら、大変喜んでいた。珍しいらしい。アメリカから来た若者はフロリダ出身、ヨーロッパを1年くらいで回る予定で、母がドイツ人だといっていた。



今まで、まだ南にいくか、東にいくか決めかねていたが、南にすることにした。どうやら東は本当に危ないらしい。



寒い中、シャワーを浴びたが、やはり水であった。部屋に戻っても暖房はなく、寒い。シーンと静まり返っていて、物音が聞こえない。寒さをこらえながら、ホカロンを布団のなかに入れて眠る。布団といっても、毛布が一枚だけである。寝付くまで、少し時間がかかった。

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