エフェス





朝早くエフェスの神殿があるところに向かう。エフェスは古代都市エフェソスのあるところだ。田舎の一本道を行く。後でわかったのだが、普通は宿などの車でくるらしい。歩いている人は一人もいないが、天気もよいし、とても気持ちがよい。道の右側には小川が流れていて両側には木が生えているが、落葉なので陽があたり暖かい。朝早かったのと季節外れなためか、ついた時はほとんど人がいなかった。コロッセウムに座ってぼんやり下の劇場部分を眺めていると、いつのまにか日本人6人ほどのグループになる。ここで情報交換ができた。観光客の数もすこしずつ増えている。実は私は、すぐ別のところに行けるように荷物を全て背負っていた。それを見た欧州系のおばさんが話しかけてきた。「どうして、そんな大きな荷物をもってるの?私たちなんか宿で預かってもらってそこのバスできたのよ」。その時はじめて、宿からバスでここまで来るのが普通だとしったのである。しかし、ここに来る途中の景色も悪くはない。歩くことは慣れているので苦にはならなかった。帰りに一緒にバスに乗る?と誘われたが、まだ歩きたいので辞退させてもらった。

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帰りの途中、地元の男の人に話し掛けられた。どうやらみやげを売りたいらしい。5~6歳の娘を一人連れていた。話してみると悪い感じの人ではなさそうだ。(といってもかたことの英語だったのだが) かなりくたびれた軽トラックにのせてもらって、近くの遺跡を案内してもらった。畑の中のでこぼこ道を、軽トラが右左に大きく揺れながら走っていく。のどかな光景が続く。彼らと別れたあと少しぬかるんだ道を歩いていると、後ろから白い犬が嬉しそうにしっぽをふりながら近づいてきた。犬は嫌いではない。しかし、下の泥道で足がかなり汚れていたので、あれにじゃれつかれたら大変だ、と思い追っ払った。



3時過ぎまでほとんど歩きっぱなしだったが、天気も陽気もよかったので疲れはほとんど感じない。そういえば、今日は朝からなにも食べてないことに気がついた。まあいいか、たまには断食するのも。

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