『お母さんはしつけをしないで』


(念のため:責めたり批判したりする本では決してありません)

..

実は先日「コンスタンティン」を観ました。
その感想などを書こうと思っていたんですが,,,

人は、宗教(やそれに関わる規範,常識,制限・・・)によって
大きく重く支配され管理され、同時に蹂躙されていると思います。
コンスタンティンは、それを描いている映画なのだ~。

で、しつけや教育は、
まさしくその"管理"の下請け機能を担わされてしまってる。

この「任務」する方も、される方も苦しいのは当たり前。
そんなこと、デキる方がよっぽどオカしいぃぃ。

意識するしないにかかわらず、
そもそも非人間的ミッション(?)を遂行してるんだから。


で、本書に戻って と・・・・
前書きの一部から
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>次にあげる"読んではいけない人"に当てはまっていれば、
>私の本はここで閉じたほうがいいでしょう。
>これは、修羅場を踏んだ一カウンセラーからの助言です。

●次の五つの考えを強く信じ込んでいて、手放すことを絶対に認めたくない人。
>1.子どもの将来のために、小さいうちから勉強させるべきだ
>2.子どもは努力と忍耐を学び、人に迷惑をかけないようにしないといけない。
>3.子どもはつねに親や先生など目上の人を敬い、言われたことには従うべきだ。
>4.人間は泣いたり怒ったりと、むやみに感情を出すべきでない。
>5.親が子どもの言い分に耳を貸すのは、単なる甘やかしに過ぎない。
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見直し作業を許さない"信念"は、害しかもたらさないと思います。
宗教、バブル、戦争…その例はそこら中に転がってますもんね。

定刻発車(感想まだupしてない^^;)も
コンスタンティンも
そしてこの本『お母さんはしつけをしないで』(草思社)からも....
Ryoooooにはまったく共通のメッセージが読み取れます。

それはともかく(って...引っ張る気は無いんですが)
大急ぎで読了しましたのでレポートをば。
ちょっとだけ引用(著者:長谷川博一様どうかお赦しをm(__)m)

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> 私のカウンセリングでは、
> 十中八九お母さんがしつけを緩めていくことが
> 目標になっているのです。
> 「子どもの問題」がじつは
> 「親子の問題」「家族の問題」を示すサインであったこと、
> そしてその背後に「信念(しつけ論)」が横たわっていたことに、
> 徐々に気づいていきます。

> お母さんたちが闘うべき相手は、
> しつけようとする子どもなのではなく、
> 自分の中にある信念です。

このあたりはもう"一般常識"といっていいかもしれませんネ。
ただし、当事者だけには(否認ゆえに)見えない....。


> 子育ての理論を説くことにはあまり意味がありません。
> 「わかっているけどできないから困っているのです!」
> こんな訴えをよく耳にする私には、そのことがとてもよくわかるのです。
> ・・・・
> わらにもすがる思いのお母さんたちには、
> 誤った誘いが救急箱に見えてしまう危険もあるのです。

洪水のように押し寄せる(すばらしい、もっともらしい)情報に、
絶対的な正解も無ければ、完全な間違いもないと思います。


> とあるVTRを見て

> 就学前の三組の母子が登場、
> 子どもたちが食事をする横にお母さんがついているというもの。
> お母さんには「指示、禁止、注意」の言葉を使ってはいけない
> というルールが課せられました。

> .....面白かったのは子どもたちの食べ方ではなくて、お母さんたち。
> 口や手を出したいのに、はらはらどきどきしながら耐えているのが明らかです。
>「何も話してはいけない」わけではなかったのに、
> 「指示、禁止、注意」以外の言葉がまったく浮かばなかったのでしょう。

Ryoooooも指示の無間地獄に陥らないように、
ここはあえてコメントしますまい.....(^^;


2005年6月5日



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