良介と幸の成長日記

妊娠がわかってからvol.1

その前の年の１０月に母親がなくなり、その年の６月に父親が倒れ、
まだ入院中でした。
父は若いころから糖尿病を患い、母が亡くなってからはとみに
弱くなってしまっていました。入院した当初のことは全く覚えていない
様子で、年のせいか、脳梗塞ができてきているとのことでした。
いろんな合併症がでてきていて、少しボケもはいっているようでした。
そういうこともあって、結婚・出産のこと悩みました。
父をこれから介護していく苦労と、子供ができて育児にかかる苦労と
一緒にやってくる･･･でも、母が病気の時、看病したという満足感が
全くなかった。どちらかというと病院に任せっきりで、見舞い程度しか
していなかった。わがままし放題の私を　愛情一杯に育ててくれて、
花嫁姿も見せてやれずにあの世へ行ってしまったお母さん。。。
入院中も優しい言葉のひとつもかけてあげられなくて、寂しい思いを
させてしまって後悔ばかりしていた約半年。
本当にどうしようか悩んでいたところ、友達が「きっとお母さんの生まれ変わり
かもしれないよ　その子。」っていう言葉を掛けてくれたのです。
そうか、そうかも知れない。。。その言葉で産む決心がつきました。
彼にもそのことを伝えて、一緒になる心の準備をしてもらいました。
まだ、母の一周忌もすんでいないのに･･･とかいろいろ問題は
山積みでしたが、私の人生、私のやりたいようにやる！と決めてから
気持ちが少し楽になりました。

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