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私
:この本は ロシアの知的街道
に位置するね。
もともと、この ロシア街道
は、「 新帝国主義論・この繁栄はいつまで続くか
」で 一人勝ちのアメリカ
に対応する大国の一つとして「 KGBの伝統を色濃く残すロシア
」がふれられていたことからのスタートだね。
この「 新帝国主義論・この繁栄はいつまで続くか
」では、 アメリカ経済はまだ大丈夫だと楽観的だったが、1年たたないうちに、サブプライムローン問題で怪しくなってきたね。
世界の変化はめまぐるしいね。
アメリカの大統領選もめまぐるしいね。
A氏 : ロシア知的街道 は、以後、「 ロシア世界を読む 」、「 プーチンは"皇帝"になるか 」、「 プーチン圧勝 」、「 アジアに接近するロシア・その実態と意味 」、「 ロシア後継大統領 」と続いたね。
私
:本の題名の「 株式会社 ロシア
」の 株式会社
というのがピンと来なかったね。
よく「 日本株式会社
」と言われたことがあるが、それとの関係があるのかね。
「『最後の社会主義国』日本の苦闘
」という本でもとりあげたがね。
しかし、俺は、 この本から連想したのは、太平洋戦争に敗れた日本の戦後の混乱
だね。
A氏
: ソ連崩壊
で ロシア国民
は 共産主義の価値観から欧米の市場主義への価値観への大転換を要求
されたのだからね。
政府におんぶにだっこの 共産主義体制
から、 自己責任・競争原理の社会への大転換
だね。
だから、 価値観が違うロシアの若者
はソ連時代の祖父祖母の言っていることが理解できないという
。
私
:日本では敗戦で 軍国主義から一挙に平和民主主義への転換
だね。
俺たちは 小学校の教科書に墨を塗った
。
しかし 、ロシアでは、ここ数年で若者の間に古いロシア文化を見直す動きが出ているという。
A氏
: 日本の「戦後レジーム」の脱却
と同じだね。
「 自虐史観
」からは何も生まれないね。
私
:ロシアは 1985年
の ゴルバチョフの「 ぺレストロイカ(改革)」
路線の開始
、 エリツインのソ連解体
、 共産党一党支配の廃棄
、 市場経済化
、 その後の経済の大混乱
、 国有企業の民営化による「 オリガルヒ(新興財閥)」
の登場
、 歪んだ市場経済
、 2000年以降のプーチン大統領による市場経済化の見直し
、と続く。
石油の値上がりやプーチンの登場で一応の安定を得るが、まだ、 官僚の汚職
も多いらしい。
A氏
:これは日本では汚職は少ないが、形を変えて「 官僚天下り
」「 官製談合
」となっているから似ているね。
その意味で日本とロシアは 官僚組織
が固いようだね。
中国もそうだが、 固定した官僚組織がある国には汚職が多いね
。
私
:日本は 1956年の経済白書
で「 もはや戦後ではない
」という言葉が使われるが、 敗戦後 10年余
かかっているね。
ロシアの回復は、石油価格の高騰で救われたが、 20年
かかったようだね。
著者は日本経済新聞社の記者として、 1993年から97年
、 2002年から06年
と 合計7年半
にモスクワに駐在した。
ところで、 ソ連の国有企業が民営化
で払い下げになるが、それを買う「 オリガルヒ(新興財閥)」
がいるね。
「 オリガルヒ(新興財閥)」
の カネの出所
はよく分からない点があるね。
著者は 比喩
として 明治維新で三菱などに国有企業を売り渡す例
をあげているが、俺は「 オリガルヒ(新興財閥)」
は
敗戦後の日本のドサクサで軍需物資でもうけた 児玉誉士夫
等
と似ているような気がするね。
A氏 :彼のカネが 戦後の自由党の創設資金の一部 になったね。
私
: プーチン政権の
ロシアの市場経済化の見直しと現状の姿
は 2003年から2005
年にわたった「 ユーコス事件
」に象徴されるね。
日本流に言えば、 小泉改革の巻き返し、見直し
だね。
A氏 : ユーコス事件 ?
私 :明日はその事件について語ろう。
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