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私
:この本は、読む前に、 書評の段階
で、 俺のブログ
でとりあげたね。
俺は「 日経ビジネス
」の 定期購読者
だが、毎週、真面目に全部の記事は目を通していない。
不真面目な購読者
だよ。![]()
しかし、 労働職場の変化に関する記事
は気になってよく読んでいたがね。
「 日経ビジネス
」はこの問題の取材には積極的だね。
最近、「 日経ビジネス
」 2月11日
号で「 迫る 2009年問題
・幸せな工場・派遣、請負社員を磨き上げろ
」という特集を組んでいる。
A氏 : 2009年問題 ?
私
: 改正労働者派遣法
は、 製造業の受入れ期間を最長3年
と定めている。
偽装請負の指摘
を逃れ、国内の多くのメーカーが時間を稼ぐために、派遣に切り替え出したのが 2006年秋。
そこから数えて3年になるのが
2009年
だというわけだ。
A氏 : 派遣から請負 に変えるのか、 派遣から直接雇用 に切り替えるのか、選択を迫られているということか。
私 :「 日経ビジネス」2月11日号 では、次のようにキャプションで特集の要旨をうまく表現している。
「『 グローバル競争で人件費削減はやむを得ない
』と 経営者
は言う。
『 ワーキングプアになりなくない
』と 派遣・請負社員
は言う。
『 偽装請負は許さない
』と 行政
は言う。
折り合いがつかぬまま、その場しのぎを続けた結果、 日本の工場はすっかり不幸せ場所
になってしまった。
製造派遣社員の大量正社員化
を迫られる 2009年は目前
だ。
正規、非正規を問わず、従業員が生き生きと働き、高い品質と生産性で堂々と世界と渡り合う『 幸せな工場
』。
理想論
ではない。 それを見つけないと、日本の工場に未来はない
。」
A氏
:考えてみると、 製造業への派遣社員の規制緩和
は大きな社会問題になったね。
この「 人材空洞化を超える
」という本はどうまとめているのかね。
私
:結局、 バブル崩壊
で企業が リストラ
をはじめ、非正社員の数が減り、 規制緩和で派遣社員に置き換わった。
同時に 社員が育つという環境
も失った。
経済はそれで短期的に回復したが、残った正社員は 成果主義
、 労働時間の延長
などで苦しめられる。
団塊の世代の定年などで、今になって正社員の採用を増やしても、先輩の正社員は長い間、部下不在であったり、ネット社会で育ったりして、部下とのコミュニケーションがよくないので、 部下が育たない。
企業現場
に「 人材空洞化
」 が発生
しているというわけだね。
これに挑戦している企業例もあげているがーーー。
A氏 :昨年の「 日経ビジネス 」( 4月2日号 )では、このブログでとりあげた 「『抜け殻』正社員:派遣・請負依存経営のツケ」 ですでに「 人材空洞化 」が報告されているね。
私
:その前に、俺が、 大きな職場の変化
に気がついたのは、 派遣社員の問題
や 偽装下請を報じた朝日新聞の連日の一面のトップ記事
からだね。
製造職場の半数が非正社員
という、 俺たち世代にとっては異常な職場状態変化
からこの 知的街道はスタート
する。「 労働投入のゆがみ
」、「 労働ダンピング・雇用の多様化の果てに
」、「 製造業崩壊・苦悩する工場とワーキングプア
」、「 30代のうつ
」、「 働きすぎる若者たち・『自分探し』の果てに
」、「 搾取される若者たち・バイク便ライダーは見た
!」、「 職場砂漠・働きすぎの時代の悲劇
」、などの 賃金格差
や 職場の健康問題
へとつながる。
A氏
:その背景には 経済のグローバル化
があり、最近では サブプライム問題
がある。
その知的街道が並行して進むね。
「 グローバリゼーション新自由主義批判事典
」、「 悪夢のサイクル
」、 「 格差と選挙
」、「 新帝国主義論・この繁栄はいつまで続くか
」、「 2008マネー潮流
」と 世界の政治経済の変化
に展開する。
一方、 日本より 先行している代表的
格差社会のアメリカ
へと 知的街道
は通じ、「 超・格差社会 アメリカの真実
」、「 働きすぎのアメリカ人
」、「 アメリカの非正規雇用
」、「 窒息するオフィス:仕事に強迫されるアメリカ人
」、「 ワーキングプア:アメリカの下層社会
」、「 アメリカのベジタリアンはなぜ太っているのか
?」、「 捨てられるホワイトカラー・格差社会アメリカで仕事を探すということ
」、「 ニッケル・アンド・ダイムド・アメリカ下流社会の現実
」と続く。
これで 日本はアメリカの悲惨な労働者の後を追いかけてきた
ことがわかるね。
私
:実に奥の深い問題だね。
明日は 最近の日本企業の実際の動向
を数字で見たいと思う。
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