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A氏
: 介護保険制度は2000年4月スタート
したんだね。
8年経った。
最初は 、「『最後の社会主義国』日本の苦闘」
1
. 2
にあるように、 先進国でも画期的な制度
と言われた。
私
:日本の社会構造の変化は、急速な 高齢者社会
を迎えるとともに、 老齢者の介護問題に革新的な対応が必要
になった。
老 人の介護を家族ではみるという伝統
が、社会構造の変化で、守れなくなっている。
A氏
:老人夫婦だけの家庭が増加し、夫の介護をこれも老いた妻がする。
ともに介護を必要とすることもある。
夫や妻が死亡すると1人暮らしが増え、 孤独死の原因
となる。
こういう社会現象が次第に増大する。
私 :そこで、介護を個々の家族にまかせるのでなく、 社会全体で行うというのがこの保険制度の狙いだね。
A氏
:それと 医療と介護の分離
だね。
介護は 介護士
や ヘルパー
が行う。
そして、 民営化による競争原理の導入
だね。
うたい文句は、 利用者が選択
できるということだね。
それと地 域に密着した地方分権の試金石
として登場するね。
私
:この8年の間にいろいろ問題があって、試行錯誤で改訂は進んでいるね。
その改訂が 改悪
になったりして、問題を悪化させている面もあるね。
俺は不勉強だったが、驚いたのは2年前から、介護に「 介護予防
」という考えが導入されたことだね。
何から何まで、介護すると運動したり、筋肉を使ったりしなくなるので、かえって 老人の「自立」
が弱まるということから、 軽度の要介護レベルの人は介護を受ける代わりに、ストレッチや筋力トレーニングなどをするセンター
を設けたらいしね。
開店休業
のところもあったようだね。
しかし、このレベルの介護は保険をあまりきかないようにしたので、 保険料は減った効果
はあったようだ。
しかし、 90歳の老人
が軽度と認定され、予防介護をするようにいわれ、ストレッチにい通うのはナンセンスだね。
A氏
:いや、 合気道の佐川名人
は、 95歳で腕立て伏せを400回
やったと言うよ。
聖路加病院の日野原理事長
は、 96歳で階段は2段飛び
であがるというよ。
90歳
だからといって、体力が低下するというのは先入観だよ。
もっとも、これはすべての人に適用できるわけではないがね。![]()
私:途中で、 法改訂で介護報酬を下げたので、介護士の給与は低下し、新しいワーキングプアが発生
しつつある。
この現場体験は「 働きすぎる若者たち・『自分探し』の果てに
」 1
、 2
にあるね。
この改訂で、 介護士が減少している問題
が出てきて、今度の改定で見直されるらしいね。
移民問題
も出ている。
A氏 :それと 介護の民営化 は、 コムソン問題 で反省を求められているね。
私
: 介護
という社会保障のような 公的な部分
があるものは、 安定したサービスが要求
されるので、公的要素がかなりあり、 利益主体の完全民営化に根本的に向かないのではないの?
グッドウイルの折口会長
のように、その法律の隙をうまくかいくぐって、個人的に儲けたが、 介護保険制度、派遣労働制度や老人にはマイナス
となったね。
A氏 : 健康保険 、 年金 、 雇用保険 、 労災保険 、 介護保険 という制度は、高齢者社会では 社会保障と関係 するので、 税金との関係 は避けられないね。
私
:全体としての見直しは避けられないね。
それにしても、 官僚はどうして根本策を考えないで、チョコチョコ、細かい手直し
をするのかね。
問題解決は引き延ばされ、 手直しのたびに現場の書類が増加
する。
介護士
は、 介護の後に無駄な書類でサービス残業が増加
する。
これは「 ゆとり教育
」に引っ張りまわされた 教員
も 同じ現象
がおきていて、書類つくりに追われて、本職の時間が減る。
この官僚の「 書類好き
」から改革すべきだね。
根本原因は、官僚が現場を知らないか、現場に降りていないことだろうね。
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