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私
文藝春秋
」は力作が多いね。
野口
氏は、 今回の経済危機
について、昨年末に「 世界経済危機 日本の罪と罰
」を出版しているね。
氏は、 3年ほど前
に「 日本経済は本当に復活したのか・根拠なき楽観論を斬る
」を発行している。
当時、 日本企業が画期的な業績
を上げ、 日本経済が回復したのは認めるが、新しいビジネスモデルの展開による経済回復でないと警告
していたね。
小泉さんは従来型の産業構造を延命
させただけだという。
そして、 日本企業の利益率は依然として外国企業と比較すると低い
と言っていたね。
A氏 :今、 この本についてまとめた君のブログ を改めて読むと、 3年前の野口氏の警告 はその通りになっているね。
私 :野口氏は、今月の文藝春秋で、 これまで日本経済を牽引してきた輸出産業が、今回の金融危機で崩壊した理由を2つ あげているね。
1つは
、 アメリカの住宅バブルの崩壊によるアメリカの消費の落ち込み。
もう1つは
、 円安バブルの崩壊
だという。
各国の物価上昇率を考慮に入れた実質ベースで比較すると歴史的な円安バブル
だったといい、それが 崩壊
したという。
A氏
: 榊原英資
氏が、 日本はずっと実力は円安
だったといっているのと同じだね。
榊原氏は、「 名目レート
」では円は安定してきているようだったが、「 実質実効為替レート
」では、ずっと、 プラザ合意以前の円安状態
であったという。
すなわち、 円安バブル
状態
だったわけだね。
私
: 円安バブル
で 輸出企業
は伸びてきたと言える。
その 円安バブル
が、アメリカの金融危機でドルの価値が下落するとともに、実質的な円の価値、すなわち、 現在の円高に正常化
したというわけだね。
しかし、 日本の輸出産業は軒並み膨大な赤字に転落
した。
野口氏
は、 日本のGDPは政府予測をはるかにオーバーして、
マイナス10%
も考えられるという。
問題は 、
失業率
で、悪かった 2002年の6%
を考えると、これから 約120万人が失業
することになるという。
しかも、ゆるやかな減少ではなく、急激だと言う。
A氏 :「 派遣切り 」のレベルではないね。
私
: 野口氏
は、 榊原
氏同様に、 小泉政権の 極端な低金利政策と円安誘導
を、円安バブルを作った原因
としているね。
日本は 輸出立国
だというが、90年代までは、 日本の実質GDPに純輸出が占める割合は1%程度
だった。
それが 日本経済が 外需依存
になったのは2002年以降
のことで、 2007年には5%
にまで膨らんでいるという。
だから、 輸入国のアメリカ
より、 日本のほうの被害は深刻
だという。
A氏 :中国もアメリカへの輸出が好景気のもとだったし、 GDPの3割が輸出産業だから中国も不安定 だね。
私
:その中国へ、 日本は工作機械や部品を輸出
してきた。
日本は アメリカと中国への輸出減というダブル
でやられているというわけだね。
それに 野口氏
は、 金利ゼロ、円安政策をとった 小泉政権の経済政策
については厳しいね。
アメリカで住宅バブルが起きた背景には、 日本や中国からの資本流入
があった。
円キャリートレード
もあった。
もし、どちらかが資本をアメリカに回さなければ、 アメリカの住宅バブルも過剰消費
も成り立たなかったという。
A氏
: 日本や中国はアメリカのバブルの共犯者
と言うわけか。
榊原
氏も 円安政策
は間違っており、 それは誤ったデフレ経済理論とそれに基づく経済政策の結果
だとしているね。
私
:昨年末、野口氏は、「 世界経済危機 日本の罪と罰
」という本を出しているが、その本の宣伝文句として「 主犯アメリカに資金を供給し続けた"共犯者"日本。
その結果として、この国を未曾有の大不況が襲う
」とあるね。
この日本の経済危機に対応するために、氏は 日銀引受けで
、 国債30兆円の投入
を提言しているね。
しかし、新しい産業についてはふれていない。
新しいことをやらないと生きていけないとして、 そのように考える人々の試行錯誤だけが、新しい日本を作ってゆくのである
として終わっている。
この点は榊原氏と同じだね。
皆、考えてくれだね。
分析的知能の高い人は、 創造的知能が低い
のだろうかね。![]()
ただ、 榊原氏
は 農業
に期待
しているが、 野口氏は否定的
だね。
今後、日本経済はどうなるかね。
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