知的漫遊紀行

知的漫遊紀行

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Ryu-chan6708

Ryu-chan6708

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Freepage List

2009.02.16
XML
カテゴリ: 社会問題


1兆円の利益 を出し、次は 2兆円 だと去年までは言っていた トヨタ が、 一転、大赤字 だね。

A氏 :俺も読んだが、 09年度 は最悪、「 1兆円の赤字 」も考えられるという。

販売台数の激減 が、アメリカでも日本でも起きている。
  こないだあるサラリーマンの車に同乗したんだが、彼は「 本当はこの車はもう古いので買い替える予定だったんだけど、こんなに連日、マスコミでおどかされると、2、3年買い替えを待つようになりますよ。 」と言っていたね。
  しかし、企業には 損益分岐点 というのがあり、売上ダウンでも、赤字にならないように、いろいろ手を打っているはずなんだ。
  特に トヨタ はその点、 慎重な企業 だったはずだ。
  トヨタの大幅赤字のニュースでその点がピンと来なかった。

  それに 新社長 が「 現場に一番近い社長でいたい 」と言っていたが、 現場主義はトヨタの基本理念で、DNA だったはずだから、何を今更と思ったがね。

 それが、この文藝春秋の ジャーナリスト 井上久男 氏の記事を見て納得できたね。
  さすがの トヨタの経営内部 でも 甘い点 が出てきて、そこに 売上ダウンが直撃 したんだね。

A氏 :トヨタでは、 02年に中長期の商品展開や販売・生産計画 などを示す「 グローバル・マスタープラン(通称・グロマス)」 を策定するね。

:「 2010年グローバルビジョン 」が出たので、その ビジョンに基づく具体的な計画 だね。
  この「 グロマス 」が、 ノルマ になり、「 トヨタから志や夢が消え、数字優先の会社になった 」とあるコンサルタントが言っているという。
  「 グロマス 」のために、 臨機応変の対応 が遅れる。

A氏 :いったん計画を立てたら、 周囲の事情が変化しようと臨機応変に対応せず押し通す
官僚の計画 と似ているね。
  一種の 企業の官僚化 だね。

:「 グロマス 」は トヨタから経営の慎重さも奪った という。
自動車産業 は販売が減ると、高度の設備と多数の人員をかかえているので、一瞬にして赤字に転落する。
  だから、 伝統的にトヨタは工場建設に慎重だった
  しかし、「 グロマス 」をベースに工場建設を進めた結果、 過剰設備 に陥った。

A氏 :「 グロマス 」とともに「 GPM(グローバル・プロフィット・マネジメント)」 という考え方も 導入 された。
経理部が中心 になって、 地域ごとに利益目標が机上で決められた数字が押しつけられた。

:「 かんばん 」「 あんどん 」「 カイゼン 」など、 泥臭い日本語中心のトヨタ生産方式 カタカナ英語が 多くなるとやはり弱くなるね。

A氏 トヨタ 多品種少量生産を得意 とした。
  同じラインで異なった車種を生産できるから、ある車種の販売が減っても大きな打撃にならない。
  しかし、 06年に稼動したアメリカのテキサス工場 は、 大型ピックアップトラック「タンドラ」の専用工場 にした。
部品も専用 にした。
  だから、販売減に弱く、 操業停止 に追い込まれる。

新社長 は、 トヨタの現場経験豊かなメンバー で「 明日のトヨタを考える会 」を 2月1日より発足 させ、「 現場中心で会社を変革してほしい 」と檄を飛ばしたという。

  この文藝春秋では、この記事の後、今回のトヨタ新社長人事に伴ない、 会長に留まった 張富士夫 氏に対する井上氏のインタビューも掲載 している。
氏も、ここ十年くらいのトヨタの急成長で、 トヨタ社員があまり苦労をしていないという懸念 を表明していたね。
  しかし、 トヨタ生産方式 の生みの親の 大野耐一 氏の 直弟子 である 氏は、トヨタが迎えた危機に対して、その 大野流の「社員を生かす」DNA 復活 させるだろうね。
なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか 」の 復活 だね。

氏は、 インタビューの最後 に、 トヨタをもう少し、スマートな形で復活しようと思っている と述べている。

A氏 トヨタ はまだ、カネがあるからいいが、 裾野の小さな下請群 は持つかね。

私:急激な減産 で、それが復活するときに問題になりそうだね。
  それはトヨタも自分のことだけでなく考えないとね。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.02.16 07:50:06
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: