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私
:この本は、 小泉政権
頃のまだ 日中関係が悪い頃
からの話題を扱っているね。
この本は、 インターネットで図書館の内田氏の著書を検索
し、 中国問題についての氏の視点を
知りたくて借りて読んだ。
氏は 中国問題の専門家
でないと前置きして、言いたいことを書いたとあるね。
内田 氏は、最初にこのブログで「 書評の書評:内田樹「下流志向」講談社刊 」でふれ、次に「 逆立ち日本論」養老孟司・内田樹対談・07年5月新潮選書 、「 私家版・ユダヤ文化論」内田樹著・06年7月文春新書 、そして間をおいて、「 街場の教育論・第10章国語教育はどうあるべきか」内田樹著・08年11月ミシマ社刊 と続いたね。
A氏 :君に薦められて読んだ「 街場の教育論 」には、 大学が教養学科をやめるようになってから、 専門の学力が逆に低下 し出したと書いてあったが、専門家が案外、見当違いの解釈をしていることもあるね。
私
:内田氏も本の中で書いているが、このような時局ものは、時間が経つと問題点が変わるね。
だから、俺が興味を持ったのは、 日中関係
よりも 日米関係の話題
だね。
「 鬼畜米英
」と昨日まで叫んでいた人たちが、 厚木にマッカーサーが来たら「万歳、万歳」と迎えた。
敗戦後の3日後
に ヤクザのマーケット
が 新宿
にできる。
闇市に供給された物資
は、まず、 日本の兵隊が帰郷に際して盗んで持ち帰った軍需物資
だ。
中には 特攻隊飛行士が特攻機で盗んた軍需物資
を運んだというのもある。
しかし、 その後に流通した主力商品は
米軍物資
だという。
A氏
: 日米経済関係
は、すでに 闇市からスタート
したんだね。
私
: GI
たちは、 自分たちの基地からどんどん盗み出して闇市に売る。
彼らが闇市で稼いでアメリカ本国に送金したカネは、GIに占領軍が払っている給料よりも多かったという。
A氏
:別に 60余年かかって日米同盟は成熟
したわけではないね。
敗戦とともに日米同盟の基礎
はできていたんだね。
私
: 内田
氏は、 小泉元首相の靖国神社公式参拝
でまっさきに 抗議すべきはアメリカ大統領
だと言う。
30万人のアメリカ将兵の死に直接責任があるとA級戦犯を裁いたのはアメリカだ。
A級戦犯というのは、アメリカが作った分類
だと内田氏は言うがね。
そのA級戦犯を同盟国の日本の首相が参拝するというのは問題
だというわけだね。
中国も韓国も東京裁判には関与していない。
もっとも、 事実はアメリカ内部でもA級戦犯は問題視
されていたんだがね。
これには内田氏はふれていない。
専門家でないのでやむを得ないがね。
A氏 : 歴史認識問題 というのは、 具体的な歴史事実そのものの問題でなく、あくまで「認識」の問題 だということかね。
私
: 江沢民
の 反日教育
が集中的にスタートしたのが1995年6月
からだそうだが、その 2ヵ月後に例の「村山談話」が出ている。
しかし、 当時の日本では反日教育についてまともな報道や分析がなかった
という。
後の小泉さんの靖国公式参拝まで気がつかないとはね。
A氏 : 1995年1月には阪神大震災 、 3月はサリン事件 と日本は大変な年だったからかね。
私
: 日米関係
だって、 日本側は負けた悔しさを「認識」するときがあるね
。
「 東京裁判史観
」という言葉すらある。
アメリカ
人も、牛肉とかカネがらみで 摩擦が日米間
で出ると、突然、「 リメンバー・パールハーバー
」となる。
「 認識
」が復活する。
A氏
: 16日の朝日新聞「風考計」欄
で「 校長悩ます『田母神』応援団・防衛大学校
」という記事があったね。
田母神論文
は、 パールハーバー
も「 ルーズベルトの罠
」だね。
これは 靖国神社の遊就館にも展示
されていたというが、 外交評論家の 岡崎久彦
氏が「 知のモラルを欠く
」として「 未熟な反米史観を廃せ
」と言ったので、 展示は07年に削除
されたという。
私 : 歴史的な事実 は別として、 内田 氏の言うように 感情的な「認識 」は、 日本にも、韓国にも、中国にも、アメリカにも、思い出したように復活 するんだね。
「ポスト戦後社会」吉見俊哉著・シリーズ… 2009.09.01
「イスラムの怒り」内藤正典著・集英社新… 2009.08.24