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私
引越しを機
に、長い間、たまった本を選別して、 文庫本などを含め、みかん箱約20箱の本
を 出張買取の本屋
に出したのはご承知だね。
A氏
: 君のブログ
で書いていたね。
どうだね。
いくらになった?
私 :銀行振り込みを見たら、 1万円ちょっと だね。
A氏 :そんなものかね。
私
:愛読した 山本七平
氏の単行本も 20冊
くらいあったかね。
海外ミスティリーの文庫本
も、当時 ベスセラー
になったものもかなりあるがね。
ロバート・ゴダード
という ミスティリーの有名作家
のものは 文庫本だが10冊
くらいあったかね。
A氏 :そういうのは売れるだろうね。
私:
実は、この ダンボール20個
のとき、 もう1個出すのを忘れた
のがあった。
これは随分前に、 岩波書店
で「 基礎数学
」という シリーズ
を出していたが、これが 24巻くらいセット
であったんだ。
これはほとんど読んでいないからきれいだ。
これは、 別の日
に取りに来て持っていった。
別扱い
になったがね。
A氏 :セットものは高く買い取るのではないの?
私
:ところが2、3日して電話があって、「 基礎数学
」 24巻
は 値段がつかない
という。
「返本しますか、当方で処分しますか」と聞かれた。
本を引き取る時、契約書みたいな紙に、「 値段がつかない場合は処分までしてもらう
」という項目にチェックしていた。
だから、もちろん、「 お約束通り、そちらで処分してください
」と返事した。
先方は「 了解しました
」で終わりだ。
A氏 :これですっきりかね。
私:
しかし、 転居先の書棚
には、辞書や資料を除くと、まだ、 百冊くらいの本
は残っているね。
ゆっくり読んでいきたいね。
A氏
:ところで、 今朝の朝日新聞
に「 伝えたい知の喜び
」という 1頁大の特集
があるね。
それによると 2010年は「国民読書年」
だという。
その頁に 瀬戸内寂聴
氏と 池上彰
氏の 自分の読書体験
が載っていたね。
私
: 瀬戸内
氏は、 子どもの頃からの読書好きで、 乱読
だね。
その乱読の中から、 良書を選択する力
を得たという。
だから、 子どもに良書の選別や干渉をしない
という考えだね。
読書の楽しさを覚えると
、 人は 書いてみたいという本能
に目覚めるという。
子どもの読書嫌い
は 親や先生の干渉が多いせい
ではないかという
A氏
: 池上
氏は、 小学校6年
のときに読んだ「 地方記者
」という本が人生を決めたという。
私
:こないだ、 近親者の1周忌
で、田舎に帰ったが、 俺の少年時代の異常な本好き
だった話しが出たね。
俺が東京に就職して、実家を離れたとき、 残してきた本は山のようだった
という。
田舎の家で処分してくれたがね。
学生だから、もらったカネをためて本を買っていたんだが、あるとき、その虎の子をズボンのポケットに入れていたのを 銭湯で盗まれた
という。
そんな話が出たよ。
もう、俺のほうはそんな子どもの頃のことは記憶になかったがね。
A氏 :しかし、 読書年 を設けるくらいだから、最近、 読書をめぐる環境 が変ってきていることへの危機感からかね。
私
: 瀬戸内
氏も 池上
氏も、俺たちも、 子どもの頃はテレビも携帯もない。
漫画本
もたくさんない。
任天堂のゲーム
もない。
俺
も 今の時代に子どもだったら
、 知的興味は本でなくゲーム
かもしれないね。
しかし、 フィンランド教育
では、 読書中心
だね。
フィンランド教育で
は「 勉強する
」というのは「 読書する
」と同じ意味らしく、 読書が課題の中心
になり、読むと 自分なりの感想文
を求められる。
最近、 真面目なオピニオン誌が売れなくなりバタバタと休刊
になった。
「 知の喜び
」を 読書だけに頼る
のだろうか。
子ども側や読む方
のことも考えるべきかもね。
その点、日本では 著者が活字でなく、直接、「 肉体
」で生徒に話しかける「 オーサー・ビジット
」
のほうが効果的ではないかと思ったね。
「響きあう脳と身体
」 甲野善紀・茂木健一郎対談
1
、 2
で主張するようにね。
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