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今日の風、なに色?
私
:今日、「 文藝春秋」8月号
が発売されたが、その中に、例の 全盲のピアニスト・ 辻井伸行
氏の母親である 辻井いつ子さんの手記
が載っている。
辻井さんは独身時代はフリーアナウンサーとして活躍して、86年に3歳年上の産科医の孝氏と結婚し、2年後に伸行君が誕生。
しかし、 出産後、数日たっても目を開かない。
「 小眼球症
」で、一生、目が見えないと判明する。
A氏 :さぞかし、ショックだったろうね。
私:辻井
さんは、 神を恨んだ
という。
なぜ、自分だけが、こんなに苦しまなければならないのか
と思ったという。
辻井
さんは 9年前
に「 今日の風、なに色
?」
という本を出しているが、それはこの出産前からの日記からなっているが、「 毎日が辛い。何をしていても辛い
」とあるという。
この本のタイトルの「 今日の風、なに色 ?」というのは、 実際に伸行くんが母親にたずねた言葉 だという。
A氏 :音のほうの能力は高かったのだろうね。
私
:暗い気持ちを過ごすうちに 、生後8ヶ月の頃
、 ショパンの「英雄ポロネーズ」のCDをかけていたら、それに合わせて足で襖をリズムに合わせて正確にけった
という。
しかも、同じ曲でも、ロシアの名ピアニストのブーニンの弾いたものでないと機嫌が悪いという。
辻井
さんがすごいのは、 障害児一般の社会への適用教育
でなく、 子どもが好きなことをやらせることに徹底
したことだね。
1歳5ヶ月でピアノのレッスン
を受けさす。
2歳の12月
、 辻井
さんが キッチン
で「 ジングルベル
」を 口ずさみながら料理
をしていたら、なんとなくそれに合わせて音楽が聞こえる。
伸行君が玩具のピアノで両手を使って正確に伴奏していた
というわけだね。
A氏 :ようやく 明るい先 が見えたわけだね。
私
:とりあえず、図書館に「 今日の風、なに色
?」の本を予約したよ。
もう、すごい予約待ちだがね。
文藝春秋のタイトル
は、 伸行君が
「 全盲のピアニストでなく
、 ピアニストがたまたま全盲であった
」と言っていることを引用したという。
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