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A氏
佐藤俊樹
東大教授
(社会学)、 香山リカ
精神科医
、 作家 高橋源一郎
氏
の3人がそれぞれ、 民主党の大勝の勝因について意見
を述べているね。
私
: 佐藤
氏は 「『保守』不在が招いた圧勝
」としているね。
氏は、 民主党の圧勝を予想しておらず、自民党は健闘
すると思っていたという。
圧勝の原因は、小泉政権の時代を経て、自民党が決定的に変わり、 自民党の「保守」の部分が弱まったため
という。
A氏
: 05年の郵政民営化選挙
は、小泉政権の改革のほうが魅力的にみえて、民主党は大敗。
しかし、 その後、小泉改革は、国民の安心、安定まで削り取った。
今度は安心、安定を打ち出した民主党が魅力的になった
という。
私:香山リカ
氏は、 精神科医
らしく、 自民党は腹に据えかねる、ちょっとお灸を据えてやれという感情的な反応
が 投票
に結びついたという。
小泉改革とその後の歴代内閣にだまされたと感じた有権者
が、 与党への怒りというエモーションを発動
させたという。
食の安全、雇用不安、家族の信頼などの基礎が崩れ、 多くの人が疑心暗鬼になって誰も信じられないという怒り
を生んだという。
A氏
: 高橋氏
は、 自民党が古いタイプの家父長
で、 国民がその「妻」、
民主党は自民党から生まれた「子」
だと考えると、今回の政権交代はわかりやすいという。
今まで「妻」は不満でも「離婚」できなかった。
それが05年の選挙で、投票で政治を変えられることを「妻」が気がついてしまった。
私
:そして、 自民党
は戦後を抜け出すことができなかった。
「子」 である民主党
は、 自民党から脱皮
することで生まれたから、いちはやく「戦後」から抜け出すことができた。
だから、 民主党は今回の選挙が過去と現在の戦いであることを知っていた。
「 現在」
という 時空間に適応したから大勝
できたという。
A氏:高橋 氏は、だから、 次元の違う両党の二大政党制にはなりにくく 、 自民党は崩壊 し、 民主党 に人が移るという。
私
:一方で、 民主党
は「 父殺し」に成功
したから、 次は兄弟喧嘩
が始まり、分裂の危機があるかもしれない。
それをいかに防ぐかが 今後の「子」の課題
だという。
いずれにせよ、 3氏ともマニフェスト選挙の話はかすんでいるね。
一部の新聞で、今後マニフェストの約束に目を光らすような記事があるようだが、無意味だと思うね。
A氏 :今朝の 朝日新聞 で、 同じオピニオン欄 で 防衛大学校長の五 百旗頭真 氏が、「 歴史の中の二大政党 」というタイトルで長文の寄稿をしているが、その最後のほうで、 マニフェストの再定義 を主張しているね。
私
:再定義しても、国民は「 ブレた」と批判
すべきでないとしている。
川は流れているのであり、新しい状況を鋭敏に見て漕がねばならない
としているね。
その通りだと思うね。