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私:なんかの書評で興味がわいて図書館に予約していた本だ。
著者は 木田元
氏は 哲学者
だね。
すでに 80歳
を迎えている。
16歳
のとき、 江田島の海軍兵学校に4月に入学
して、 8月に敗戦
を迎えている。
江田島は広島市の南15キロ
だが、ちょうど、 朝の水泳の練習のとき、 原爆の閃光
を見ている。
そういう世代の人だね。
この本は、 著者のものすごい読書量
を示すものだね。
いろいろな本を読んだ感想や、エッセイが数多く集められている。
だから、 本の最後に厚い索引
がついているのも、特徴だね。
A氏 :題名の ニーチェ は「 神は死せり 」という宣言で有名な ドイツの思想家 だが、ピアノを弾くのかね。
私
:ニーチェが豊かな感性にも恵まれ、自分で作曲をしたり、ピアノも弾いたりできたという。
しかし、この題名では、 2頁しか
書いていない。
だから、著者はあとがきで、題名にだまされたという読者がいるかもしれないと書いているね。
この人の 読書の幅は哲学だけでなく、文学まで及んでいるし、ミステリー小説のファン でもあるね。 知的に興味を持つと、それを追求して 関連する書 をあさっていく。
A氏 : 知的街道 だね。
私
: 多くの知的街道
があって、 その街道につらなって、多くの図書がならんでいく。
知的街道の1つに、
ギリシャ哲学
が、ヨーロッパに伝わるには、 イスラム世界
のおかげだというのがよくわかるね。
ギリシャ語
から イスラム語
、そして ラテン語
と 壮大な中東の長い歴史
を経て ヨーロッパに文化が伝わる。
当時は、 イスラム教
、 キリスト教
、 ユダヤ教
は、 争いなく共同
していたのにね。
A氏 :君のブログでも「 イスラムの怒り 」でふれているね。
私
:著者の 知的街道
の例として 、トマス・アクィナス
という スコラ哲学者
は、 超人的な大量の本
を出しているが、それに知的興味をもち、その謎を追求していく。
近松門左衛門
が 教会ラテン語
や スペイン語に堪能
で、その 作品の台詞
にもあるという謎。
大量の小説を書いていたから、本来、金持ちのはずの バルザック
が、年中、借金取りに追われていた謎。
A氏 :ミステリーだね。
私
:ミステリーだから、ここで種を明かすのは憚れるね。
これだけの読書に驚嘆するだけだが、哲学にあまり興味がない俺が参考になったのは、 明治維新を理解するには、 山田風太郎
の明治ものがいい教科書になる
というものだね。
今の世の中、 亀井静香
大臣ではないが「 乱
」で 明治維新初期
に似ているからね。
次の5冊紹介している。
「 警視庁草紙
」
「 幻燈辻馬車
」
「 エドの舞踏会」
「 地の果ての獄
」
「 ラスプーチンが来た
」
司馬遼太郎
と違った視点
の明治ものだね。
俺は 山田風太郎の忍法もの
は全部読んだが、明治ものは読んでいない。
今度、読んでみようと思う。
A氏 : 司馬遼太郎 といえば、 NHK大河ドラマ の「 坂の上の雲 」がはじまったね。
私
:今の日本は、まさに 明治維新の最初の頃
のような 内外ともに混乱
を迎えているという意味かね。
今、 政治も経済も何か大きな目に見えない力
で変わっているのだろうかね。
今年の漢字は「新」
だそうだ。
「 平成維新
」になるかね。