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私
:この 7番目の論稿
は短い。
ダワー
は、 1975年
にテレビで偶然、広島の被爆者が体験した生々しい原爆が落ちた時の話を 絵で説明
しているのを見たという。
これは NHK
が 1947
年に 原爆体験を募集
したとき、 応募されて来た2000を超す絵、線画、スケッチの1つ
であったという。
1981年 に「 劫火を見た :市民の手で原爆の絵を 」というタイトルで 104の作品が出版 されている。
A氏 :原爆の被爆体験をテーマにした「 はだしのゲン 」という漫画もあったね。
私
:たしか、「 はだしのゲン
」は途中で連載がストップされたのではないかね。
出版社が「 あまりにもどぎつい
」と判断したからだという。
この ダワーの本
では、 8つの絵
が掲載されているが、まさにダワーが言うように「 地獄図
」だね。
ある絵は、 赤ん坊を抱いて走っている母親の姿
を描いているが、 真っ黒
に塗ってある。
走っている瞬間の絵かと思ったら、そうでなく、そのまま、 彫刻の立像
のように固まっているのだという。
ちょっと触れば、崩れ落ちるような姿だ。
診療所で意識を失ったある兵士は、意識が戻ると、まだ演習場に立ったままだった仲間に駆け寄った。
そして 一人の仲間に手を触れると、目の前で粉々になった
という。
A氏 :これらの 残虐なシーン に対し、アメリカは本土決戦でさらに多くの戦死者を出すのを避けるための犠牲だと弁明しているね。
私
:しかし、これは 戦死者
ではないね。
残酷な死の強制
だね。
トルーマン大統領
は、原爆を落とすときに、 ジャップ
を人間と思っていなかったという。
トルーマンによる「 ホロコースト
」だね。
人種差別を体験したオバマ大統領
になって、ようやく、その非を認めるようになるんだがね。
ダワーが原爆の残虐さに1章設けたのも、分かる気がする。