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Ryu-chan6708

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2010.07.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類



メディアは知識人をどう使ったか

:こないだ 朝日新聞の書評 で、「 六◯年安保 というこの著者の本 が取り上げられていた。
  書評から興味をもって、すぐに予約のため インターネット 図書館を検索 したがリストにない。
  そこで 著者に興味 をもって、古いが図書館リストにあるこの本を借りることにした。

  ところが、それから1週間位たって、また 図書館のリストを検索 したら、「 六◯年安保 」が検索にひっかかった。
  どうやら 図書館 では、朝日新聞の書評から購入に踏み切ったらしい。
  遅れ馳せながら予約したが、すでに 待ち数6
  図書館は1冊しか買ってないので、 2,3ヶ月 待ちだね。

  ところで、この本は、 敗戦直後の昭和20年8月15日から、年末までに期限 を切って、 その間のメディアと知識人の関係 をまとめているね。

A氏 軍国主義が崩壊 して、 一挙に民主主義に転換する時期 だね。
  この頃は、 メディア と言っても今のようにテレビが無いから、 新聞が中心 だろうね。

:そうだね。
 当時の2大紙である「 毎日新聞 」「 朝日新聞 」を中心にとりあげている。
 「 読売新聞 」は、まだ、大新聞ではなかったんだね。

 俺は、この本は著者に興味があって借りたんで、あまり中身は興味はなかったね。
  最後に、 エンコード デコード などの理屈が登場してピント来なかったね。
  しかし、 敗戦直後の代表的な知識人 として 賀川豊彦 林語堂 美濃部達吉 大内兵衛 など、なつかしい名前が登場するね。

  まぁ、以下、俺なりに読んだ記録は残して置きたい。

  著者は、この 敗戦の年を 3つの時期 に分けている。
第1期 は、 8月15日から9月末
第2期 は、 10月初めから10月末
第3期 は、 10月末から12月末

  この間の「 毎日新聞 」「 朝日新聞 」の記事を中心にとりあげている。

  「 朝日新聞 」は 8月21日 から、「 英霊に詫びる 」という 連載特集を開始 する。
  トップは 大佛次郎 だね。
  しかし、 この連載企画は4日間続いた後終了 している。

A氏 連載企画の失敗 かね。

敗戦のショック から何日もたっていないのに、どのようにして「 英霊に詫びる 」のか、知識人であっても的確な答えは期待できなかった。
 この連載の3日目は、 吉川英治 で、これは 談話筆記 だね。
吉川英治 は、戦後、疎開先の青梅市で3年ほど過ごし、ペンを絶っているね。

  要するに、 新聞(メディア)自体 が、 敗戦直後の時期 に、 どのように「戦時体質」から脱却すべきか が分からなかったということになるのだろう。
  同様に「 毎日新聞 」も「 新日本建設の道 」という連載を同じ頃始めるが、 3回で終了 している。
初回 石原莞爾 陸軍中将、 2回目 鮎川義介 という、後に 戦犯 として戦争責任を追求される人に書かせている。

第2期 は、 10月初めから10月末 だが、 GHQ 9月末 から、 メディアを直接統制する方針 を打ち出し、 10月8日頃から、主要新聞に対する本格的な 事前検閲 を開始 した。
   この時期から、 右翼的な知識人 から 左翼的な知識人 へと メディアの登場人物 が次第に変わってくる。
  また、この時期には、 小林多喜二 の獄死や 政治犯の釈放・出獄の動き 、あるいは戦前・戦中の著書の発禁、大学教員の罷免といった 思想・言論の弾圧を告発する記事 が続々と報じられる。
「赤旗」が10月20日に再刊 される。
  「 毎日新聞 」「 朝日新聞 」ともに、「 戦時」色から、「戦後」色へと顕著な変化 を遂げる。

第3期 は、第2期の「 民主化 」「 左傾化 」が一層進んだといえるが、「 左傾化 」の進行にかかわらず、戦争責任を免れたと思ってメディアに登場した知識人が、後に戦犯として逮捕されたという混乱が残っていた。
  代表的な例が 近衛文麿 だね。

12月 の「 毎日新聞 」「 朝日新聞 」両紙にインタビュー、談話などが載った人物のうち、 後に公職追放になった者 は、かなりの数にのぼっているという。

昭和20年 は、その意味でメディアも知識人をどう扱うか、混乱状態を脱していなかったことになるね。

 次はこの著者の2冊目の本である「 六◯年安保 」に期待したい。


六〇年安保






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Last updated  2010.07.09 06:17:33
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