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私
:君がもといた会社では ISO9001
は当然とっているだろうね。
日本では、 数万の企業が取得
しているというから、少なくとも 100万人近いビジネスマン
が関係しているんではないかね。
特に 輸出企業
はISO9001をとっていることが不可欠のことが多い。
A氏
: 品質マネジメントシステム
というやつだね。
パロマの事故
でこのブログでもとりあげているね。
不二家の品質問題
でもあったね。
俺がいた会社でもたしか、 10年くらい前
にとっているね。
俺の後輩たちが挑戦
していたね。
品質保証部
が苦労したようだ。
しかし、 現場も書類が増えて大変
だというね。
私
:そうだね。
書類が増加
して、一体、それだけの手間をかけて 品質が良くなったのかというと疑問
だという声が多いね。
成功している企業は数パーセント
だという。
1970年代から80年代にかけて世界の品質を制覇したという日本
の面影
はない。
A氏 :何故だろうね。
私
:著者は、基本的に、この 規格をよく理解して読んでいないで企業が対応していることを大きな原因
としてあげている。
例えば、 著者の知人
が ISO9001の研修会
に出たら、 出席者
から「 外部文書台帳は必要ですか?」
と質問が出たという。
要するに、 講師に
正解を求めている質問
だね。
講師
は「 もちろん、必要です
」と答えたという。
A氏 :研修だからそれでいいのではないの?
私
:ところが ISO9001の規格
では 外部文書台帳作成の要求はない
。
「 必要な外部文書を明確にせよ
」というだけだ。
A氏 :なぁーんだ。
私
:著者はそこに 日本とアングロサクソン的な発想の違い
を見ているね。
イギリス
では、 小学校の算数の問題
は「 A+B=5」
だそうだね。
正解は多様で自分で考えるという訓練
だね。
ところが 日本型
は基本的に「 2+3=?」
だね。
正解は1つ
だね。
正解を出した生徒は優秀
だというわけだ。
A氏 :しかし、それは基本的に 暗記力のテスト だね。
私
:ところで ISO9001の規格と運用
は アングロサクソン的発想で構成
されているんだね。
大枠を決めてあり、 後は企業の自主的な判断に任せる。
「A+B=5」
という 思考タイプの規格
だね。
5の枠内
に入っていれば、 A、Bは企業の個性
によって効率よいシステムを自主的に創造
すればいい。
ところが、 日本型 は 、「2+3=?」 という 思考で教育 されているから、 それでは不安で 、 正解は1つと考え正解を求める。
A氏
:するとさっきの研修会での出席者は 正解を講師に求めた
わけだ。
日本型な出席者の典型的な質問
だね。
私
:本来、 講師
は「 ISO9001の規格の趣旨
からして、 外部文書台帳を作るかどうかは、貴社の規模、業種などを考慮して自主的に決定してください
。
正解は1つではありません
」と答えるべきだね。
講師も日本型だから、正解しか言わない。
A氏
:しかし、 自分で考えろ
と言われると、言われた方は 創造的な知恵
がいるね。
汗をかいて自分で考えないといけない。
私 :そこで企業側の 自主的な「 知的体力 」の有無 が問われることになる。
明日は著者の言う「 知的体力 」と、どうして ムダな書類の山 ができたかの理由にふれよう。