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私
テレビ
の「 ハーバート白熱教室
」を見て、その講師の マイケル・サンデル
の話に対して「 ひどい講義だ。あれで天下の ハーバードの学生
が育つのでは、大変だ
」と 憤慨
していた。
俺は、そのテレビを見ていないのでよくわからないが、 マイケル・サンデル
の「 これからの『正義』の話をしよう
」という 日本語訳の本
は ベストセラー
になっているらしい。
A氏
:俺もこの オピニオン欄
は読んだ。
この評論家 宮崎哲弥
氏の オピニオン欄
の記事はそれについてのものだね。
しかし、こういう 哲学的な文章
は抽象的でよく分からないね。
私
:俺もよく分からなかったね。
わかったのは、
「 路面電車が暴走してブレーキがきかない。
前方の軌道内には5人の作業員
がいて、 このまま電車が突っ込めば全員助からない。
ハンドルを切って待避線
に入れば、 その線路上の一人の作業員を轢死
させてしまう。
もし、 あなたが 運転手
だとすれば、
ハンドルを切るか否か
」
という 有名な設問
で講義が始まるということだね。
そして「 人命の尊重
」は解決にならないという。
A氏 :この問題には「 人命の価値は可算的(数で計算できる )か 」「 帰結の正当性は手段を正当化するか 」などの 実質倫理の諸問題 が含まれているとしている。
私
:俺の古いブログだが スティーブン・スピルバーグ
制作
の「 プライベイト・ライアン
」という映画をとりあげている。
この プライベイト
は、 2等兵
という意味だね。
A氏
:君のブログによるとこの映画では、 トムハンクス
演ずる 大尉
は 教員だったとかでインテリだ。
彼のセリフに、 部下が死ぬたびに
「 5人の自分の部下の死のおかげで、他の隊の50人の死を防ぐことができた
」と自分自身に言い聞かせて、 部下の死を正当化
してきたというセリフがあるね。
部下の死は可算的
かね。
私
: 原爆投下の正当化
でも、 ヒロシマ、ナガサキ市民20万の虐殺
によって、 100万の米兵の死傷者や日本側のそれ以上の死傷者を防いだという論理
がアメリカでは使われる。
これも 可算的
かね。
こういうような話を何故、 アメリカのマイケル・サンデル
は取り上げないのかね。
A氏
:君のブログの「 沖縄戦・渡嘉敷島・集団自決の真実・日本軍の住民自決命令はなかった!
」(
曽根綾子
著)にあるように、軍隊は負けてはならないから、 民間人の犠牲
が伴う判断をすることがある。
それが 戦争の非情
さだね。
教壇で理屈をこねる問題ではないと思うね。
私
:この 曽根氏の本
では著者は新版の「まえがき」で、 集団自決
は世界史上でもあるとして、 紀元66年ユダヤ人はローマに対して反乱を起こした例
をあげている。
反乱は失敗
し、ローマに死海西岸のマサダの要塞に追いつめられる。
残ったユダヤ人960人
は 辱めを受ける前
に妻たちを死なせること、 奴隷の体験をさせる前
に子供たちを死なせることを選択した。
集団自決
だね。
たまたま、地下の洞窟に隠れていた 二人の婦人と五人の子供たちが目撃
して、この事実が明るみに出たという。
曽根氏は ユダヤ人と日本人の集団自決の評価が全く違うこと
指摘しているね。
ユダヤ人
は自決した960人の人々を ユダヤ人の魂の強さと高貴さを現した人々として高く評価
した。
日本人
は、 軍部の非人間性や好戦性の犠牲者
として見ていると言う。
路面電車の運転手の選択 でなく、 こういう選択 を取り上げてみるべきだね。
A氏 :ところで、 サンデルの路面電車の運転手の選択の問い に君はどう答える?
私
: 現実の状況は多様
で、 机上の
仮説のご質問
にはお答えできません。![]()