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虐殺器官
私
:この本の カバーの裏
に、この 近未来のSF小説
の説明が次のようにある。
9・11
以降、激化の一途をたどる" テロとの戦い
"は、 サラエボ
が 手製の核爆弾
によって消滅した日を境に転機を迎えた。
先進資本主義諸国
は 個人情報認証による厳格な管理体制
を構築、社会からテロを一掃するが、いっぽう 後進諸国では内戦や民族虐殺が凄まじい勢いで増加
していた。
その背後
でつねに囁かれる 謎の米国人ジョン・ポールの存在
。
アメリカ情報軍・特殊検索群i分遣隊
の クラヴィス・シェパード大尉
は、 チェコ
、 インド
、 アフリカ
の地に、その影を追うが...。
はたして ジョン・ポールの目的とは
?
そして大量殺戮を引き起こす" 虐殺の器官
"とは?-
小松左京賞
最終候補の 近未来軍事諜報SF。
A氏 :君が SF小説 に興味があるとはね。
私
:いや、特に興味はないのだが、この本は、 すごい本
だというようなのをどこかで読んで、 好奇心
で図書館に3ヶ月ほど前に予約した。
だから、明確な動機は忘れた。
上の本の中身の紹介のように、この 小説の主人公はシェパード大尉
だ。
アメリカ上層部の指示により、 大量虐殺を扇動する幹部をひそかに暗殺する役割
だ。
暗殺のターゲット
に登場するのが、 米国人ポール
だ。
彼は内戦を引き起こし、 虐殺を起こす背景
に常にあるということだ。
A氏 :どういう手段で、内戦とそれに伴う 虐殺 を起こさせるんだね。
私
:ポールはアメリカで 言語を研究
し PR会社
にいたという。
どうも、 マスコミ
などを通じて、そういう雰囲気を作り出すようだね。
A氏
:君のブログの「 日本一早い平成史・1989~2009
」で 森達也
氏は、 1994年
の ルワンダの大虐殺
の原因として、 扇動ラジオの存在
を指摘しているね。
それまでは、 ルワンダ
には民族同志対立はなく、平和に共存していたという。
私:
この本の題名の「 虐殺器官
」とはおそらく、そのような 言語に反応する虐殺器官
が人間の中にあるということのようだね。
ポールはマスコミの言葉を通じてそれに働きかける。
近未来だけに、武器の発達はすごく、敵地にはパラシュートでなく、ミサイルのようなものに人が入り、発射される。
敵に見破られないように、いろいろな小さな ハイテク機器
が使われる。
たしかに、今まで読んだことのないような小説だね。
アメリカの SFバトル映画
を見ているようだね。
こういう小説もあるのかという点では参考になったね。
しかし、今の時代こそ、マスメディアに騙されない「 メディア・リテラシー
」が必要なときはなく、それが不首尾に終わるなら、近い将来に人類は、氷河期や宇宙人の襲撃や隕石の衝突などの理由でなく、 メディアによって滅ぶだろう
という 森達也氏の言葉
をまた思い出したね。