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Ryu-chan6708

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2010.11.04
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スターリンの対日情報工作

:「 カチンの森 」「 モスクワ攻防戦 」と スターリン知的街道 ができてしまったね。
  この本は、図書館からあまり待たないで借りた。
KGB クリヴィッキー のことから始まる。
クリヴィッキー 1935年 に、 日独防共協定 の交渉進行中、 暗号解読書の入手 に成功する。
  この協定の 秘密付属協定 まで、 スターリンには筒抜け であったという。
クリヴィッキー スターリン支配の暗黒 を知り、身の危険を感じ、 フランスに亡命 して アメリカ に渡り、 暗黒政治の実態を回顧録で暴露 するが、 1941年2月10日 にワシントンの安ホテルの一室で 謎の自殺 をとげる。

A氏 :日本の暗号はよく解読されるね。

:「 モスクワ攻防戦 」でふれていたように 、独ソ戦で当時のスターリンは、 日本が背後から参戦して来るのかの情報 が重要だった。
  この本では スターリン が日本からの 秘密情報パイプ として、「 ゾルゲ 」、「 日本の機密暗号の解読 」、「 コード名『エコノミスト』という日本人スパイ 」という主に 3つのルート があったことを示しているね。

ゾルゲ 駐日ドイツ大使館 によく出はいりして、 極秘情報 を得ていて、 1941 年の5月には 6月20日かその2、3日後 ドイツ侵攻 があると警告を本土にしていた。
  これは スターリン に無視された。

A氏 :事実、 ドイツ軍 はまさに 6月22日 にソ連侵攻を開始しているね

 それから「 モスクワ攻防戦 」の本では ゾルゲ の「 年内に日本軍がソ連を攻撃することはない 」という情報で スターリン 東方の軍隊をモスクワ方面に移動 するとしているね。

1941年 当時は、 ドイツ は日本にソ連を後方から攻撃させ、ソ連をサンドウイッチ状態にしたかったが、 日本の指導層 南進論 北進論 で分裂していた。
ゾルゲ は、 南進論優勢 スターリン に伝えるが、 10月18日 に逮捕され、このパイプは切れる。

  しかし、この本では、 ゾルゲの情報 よりも、影響力が大きかったのは、 日本の暗号解読 であったとあるね。
  日本が 在外公館宛 に発信する 機密暗号電報はソ連に解読 されていた。
KGB の記録担当の ヴァシリー・ミトローヒン がこれらの記録を複写し「 ミトローヒン文書 」として、 ソ連共産体制崩壊後 1992年 にイギリスに持ち出す。
  この文書によると、 日本の暗号解読者 セルゲイ・トルストイ という人物であったという。
トルストイ の解読した機密電報により 日本はソ連を攻撃しない ことが明らかになる。

A氏 :それにより、 極東ソ連軍 兵士 戦車 飛行機 対独戦 のために、 大移動 したわけだね。

2005年 KGB の前身である NKVD 極秘文書 に、 1941年 頃、 日本人スパイ からの文書があるというのがわかる。
日本人のコード名 は「 エコノミスト 」だという。
1941年9月6日 南進策 を決める「 御前会議 」の内容なども流れている。
西木正昭 氏の小説をとりあげ、 情報局総裁 天羽英二 と当時の 外務省欧亜局長坂本 氏であるとしているという。
  しかし、この本の著者の 三宅 氏は、 1954年 ラストボロフ事件 で逮捕された 元北樺太石油労務係長で、当時外務省に勤務 している 高毛礼茂 氏ではないかとしている。

A氏 :証拠はあるのかね?

:証拠はなく、推定としているね。
  スパイというのは、 決定的な証拠 を残さないから、スパイなのだろうね。

A氏 :とにかく、 日本人の情報管理 が無防備に近いのは、伝統的だね。
ロシアの大統領 北方領土 まで来たのも、尖閣諸島問題での 民主党の外交の弱腰 を見ての行動だと 有名なソ連評論家 が言っていたが、何か裏があるのかね。

:なお、 スパイ・ゾルゲ 赤軍第4本部の指令 による スパイ であったが、 日本の検察 は、 治安維持法違反 とするために コミンテルンのスパイ として扱い、意図的に 赤軍との関係 を隠したという。
 これには、 戦時中の日本政府 ソ連に対する政治的配慮 から 故意に行ったという解釈 もあるという。
 最近の 尖閣諸島での船長釈放 と似ているね。






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Last updated  2010.11.04 08:18:38
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