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超マクロ展望世界経済の真実
私
: 覇権
問題を「 空間支配
」という見方らから歴史を振り返ると、最初、 陸での戦争
で勝った者が 支配権
をにぎってきた。
それが オランダ
の 造船技術の向上
で、 オランダ
、 イギリス
の「 空間支配
」が 海
に移る。
世界の海を支配したものが覇者になる
という訳だ。
イギリス
は 海賊によって資本を蓄積
し、 海での自由貿易を管理
することで 世界的な冨の集積地
となる。
海を支配して、 植民地
を全世界に広げる。
イギリスの冨の蓄積
は、 産業革命
よりもこの 社会構造
のほうの貢献が大きかったという。
A氏
:アメリカは 海支配
ではないね。
植民地もほとんどない。
私
:両氏は、 アメリカ
の「 空間支配
」は 空
だという。
圧倒的な空軍力
、 人工衛星による的確なミサイル攻撃力。
そして、それは「 月面上陸
」のように 宇宙空間
にも広がる。
アメリカ
は 空を軍事的に支配
しながら、 ドル基軸体制
を守り、そのもとでの 自由貿易市場の管理者
となることで、 世界資本主義の覇者
となった。
しかし、宇宙空間の支配は利益を生まないというものだね。
A氏
:そうか。
「 空間支配
」が 空
になると、 経済的覇権
に結びつかないということになるのか。
私
:だから、 資本主義史上始めて
、「 空間支配
」が 経済覇権
に結びつかないという変化が生まれたことになる。
それまでは、「 空間支配
」の 軍事力
が 覇権国家の需要な要素
だった。
すなわち、 軍事力の世界的な支配力
が 経済力とともに覇権国家に必要
だった。
それが今度の 金融危機で分離
してきたという。
経済的覇権と軍事力覇権の分離
となってきた。
アメリカ
は当分の間、経済力は弱まっても、 他の国より圧倒的に優位な軍事力は維持
するだろうからね。
A氏 :米中戦争による覇権争いは考えられないね。
私
:また、経済も今までは 覇権国家は世界の中心的な生産拠点
でもあった。
それが 覇権国家と工場が分離
するだろうという。
中国やインドのように 経済成長をして高い利益を生み出す地域
と、 世界資本主義を管理する地域
が 分離
する。
A氏
:要するに覇権が分裂して、 経済覇権
、 軍事覇権
、 経済の管理覇権
が 分離
するということになるということか。
そういう意味で、 ある国が独自の覇権国家になる時代は終わった
ということかね。
そういう意味で国家が世界的に役割分担して協調いていくルールが必要だね。
今後は 国民国家を単位にした国際秩序でなくなる
、という大きな変化が考えられることになるのかね。
覇権国家の歴史の終わり
だね。
私
:もう一つ、大きな問題は 資本と国家の分離
だね。
この分離で深刻なのは 先進国
だね。
今のように、 先進国の資本
が 後進国の生産現場
に結びつき、生産拠点がどんどん新興国に移転すると、 先進国の資本は先進国の国民を見捨てる
ことになる。
先進国では資本主義のルール策定や運営にたずさわる人たちは、よりグローバルな世界で大きな利益を得るだろうが、 その繁栄の裏では多くの中産階級以下の人たちが没落
していくことになる。
いや、現実に没落している。
A氏
:今までは、 先進国
は、言わば 後進国を搾取して経済発展
をしてきたが、オイルショックでその構造が崩れ、 後進国
が発言権を増し、経済発展をして先進国の仲間入りをしてきた。
それは同時に 先進国の搾取構造の消滅
だから、先進国は儲ける場がなくなる。
私 :資 本主義の根本的な危機 が訪れるのではという。
明日は、再度、歴史的に資本主義を政治体制の変化と関連して考えていこう。