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Ryu-chan6708

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2010.12.27
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テーマ: ISOについて(477)
カテゴリ: カテゴリ未分類


A氏 ISO9001 には、 継続的改善 と言うのがあるね。
  しかし、それは 製品の継続的改善 でないと君は言っていたと思うが、本当かね?

ISO9001 最後の項目 は「 8.改善 」で、その最初の項目が「 8.1 継続的改善 」だね。
  そこに「 品質マネジメントシステムの有効性の改善 」とあるんだ。
マネジメントシステム についての要求で 製品 についてのものではないね。

A氏 :それでは、 品質マネジメントシステムを改善 してどんどん 向上 させていくということかね。

:それもちょっと違うんだね。
  それは「 有効性 effectiveness 」の意味が 用語の定義 で決まっているからだ。
ISO9000 という 用語定義集 がある。
  これは ISO9001 と混同しないようにね。
  最後が があるかの違いだけからね。  
  この 用語集 によると「 有効性 」とは「 計画した活動が実行され、計画した結果が達成された程度 」とあるんだ。

A氏 :最初に計画したものがあり、それが 結果的に達成 された程度ということかね。
  達成されれば、 100点満点でこれが最高点 となるね。

:その通り。
120点 130点 という 改善向上を要求した内容でない ことになる。
100点を目標に継続的に改善する という意味になる。

A氏 :日本語的に誤解しやすいね。

ISO9001規格 は数字モデル規格でなく、 言語モデル規格 だから、言語は正確に理解しないと意味が無いね。
  だから、 用語集 があるんだよ。

  この「 有効性 」の誤解例は「 内部監査の有効性 」にもあるね。

  君のいた会社では ISO9001 をとったから 内部監査 をしているだろう?

A氏 年2回 やっているね。
  俺が会社にまだいた頃、俺の部門に 内部監査員 が来て、俺も質問されたよ。
マニュアル 通りに業務をやっているかをチェックしていたよ。
  そして 監査シート に結果を記入していたが、たしか、 改善点も指摘 するようになっていたね。

:実は、内部監査には 改善要求 がないんだね。
  内部監査の要求をしている規格文に、「 有効性 」が登場するからだね。
ISO9001 には内部監査の目的のところに「 品質マネジメントシステムが 効果的 に実施され、維持されているか 」監査せよという文章があるね。

A氏 :「 効果的に 」と言ったら、 改善 が含まれるのではないの?

ISO9001の原文 は英語だから、「 効果的に 」という元の英文を見ると effectively とある。
  「 有効性 」という定義に従うと「 効果的に 」でなく正確には「 有効的に 」だね。

A氏 :なるほど。
 さっきの「8.1  継続的改善 」と同じだね。
 「 100点満点をとるように 」だね。
  すると、 内部監査 は「 計画したルール通りに実施されているか 」を監査することで、 改善提案を必須 とはしていないね

:監査員は言わば 検事 だね。
  検事が「 正義漢 」ぶって「 世の中を改善しよう 」として、力んで犯罪摘発のストーリーを作ろうとするから、こないだの 郵便不正事件 のような検察ミスの原因 となるんだね。
特捜 の失敗はそこにあったんだろうね。

A氏 ルールを守る ということと、 ルールを変えて改善する ことは、きちんと けじめ をつけないと、 ルール そのものが守れなくなるおそれがあるということか。

:それに、会社に「 ISO9001の改善は、書類を増やすことだ 」と思っている ムード があると、 内部監査員の改善提案 は「 チェックシートをもっと作れ 」など、 コスト無視の書類増大 になるだけだね。
  会社に必要な コスト意識を持った「知的体力」のある人材 が育たない結果になるね。






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Last updated  2010.12.27 09:42:18
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