PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
【送料無料】銃・病原菌・鉄(下巻)
「 旧世界と新世界の遭遇」
私
: アメリカ先住民
はなぜ 旧世界(ヨーロッパ)
を征服できなかったのか」ということで、この章は始まるね。
ここで扱っている アメリカ先住民
は、 北アメリカの インディアン
だけでなく、 南アメリカ
の インカ帝国
も含んでいる。
そして、 コロンブス
が アメリカ大陸
を「 発見
」した 1492年
当時の ユーラシア大陸とアメリカ先住民社会とを比較
している。
まず、 食料生産の相違
だね。
A氏 :著者は、文 明の進歩の要因 として 食料を重視 しているね。
私
: ユーラシア大陸
では、 12種の大型動物
が、食料、羊毛、毛皮の利用以外に、 運搬手段、軍用動物、農耕手段、動力源
として利用されていた。
この点は、上巻に詳しく載っているようだ。
これに対して、 南北アメリカ大陸 では、 ただ1種の大型動物であるラマ/アルパカ が利用されていただけで、 運搬手段 は限られており、 動力源や軍用 に利用されることはなかった。
A氏 :なぜだろう?
私
:それは 更新世
末期
に 南北アメリカ大陸では大型動物が絶滅
したからだという。
この絶滅がなかったら、 歴史は大きく変わっていただろう
と著者は言う。
農業
も、 ユーラシア大陸のほとんどの地域
では行われていた。
しかし、 アメリカ大陸
では、 狩猟採集民のほうが農耕民より多かった。
現在、 南北アメリカ大陸の太平洋岸地域で農業が盛んな地域
は、 ヨーロパ人が導入
したものだね。
南北アメリカ大陸
で最初、栽培されていたものは タンパク質に乏しいトウモロコシ
だった。
その他、 両大陸の相違 で重要なものは、 病原菌 の問題があった。
A氏 :病原菌?
私
: ユーラシア大陸
では、もともと 動物のかかる感染症
が変化して人間がかかるようになった。
天然痘、麻疹、インフルエンザ、ペスト、結核、チフス、コレラ、マラリア
といった致死率の高い病気が、人が密集して暮らす社会をたびたび襲った。
これらの 病原菌
は ユーラシア大陸
での 家畜
によるものだね。
そのために人びとにそれらの病気に対する 免疫や遺伝性の抵抗力
が自然にできあがっていた。
しかし、 コロンブスが発見する前
の アメリカ大陸
が発祥地である 集団感染症
は 非梅毒トレポネマ
だけだという。
A氏 : 梅毒 の起源はアメリカ大陸ではないの?
私
:それは意見が未だに分かれているという。
ヨーロッパ人
がア メリカ大陸
に進出したとき、これらの 病原菌
も持ち込まれ 先住民
を襲った。
A氏 : ユーラシア大陸 と アメリカ大陸 との 大きな相違 は、 技術力 ではないの?
私
:著者は、それも 食料生産の相違が起因
しているという。
両大陸の食 料生産がおこなわれていた時間の長さの相違
が 原因
となっているという。
ユーラシア大陸
のほうが 早くから食料生産
をしていたため、 人口密度が高く、労動の分化や専門化
が進んだという。
A氏 :一種の「 人口ボーナス 」だね。
私
:次の 5つの分野
での 技術の相違
をあげている。
ユーラシア大陸
のほうがいずれもはるかに 優位
だね。
1つは
金属の利用技術
。
2つ目
は、 軍事技術
。
3つ目
は、 機械を動かす技術
。
4つ目
は、 車輪の利用
(これは 南北アメリカ大陸
では オモチャ
としてのみ存在)。
5つ目
は、 航海技術
。
最終的には、 ヨーロッパの食料生産 に適し、 ヨーロッパ人の体質に適した温帯地域 では 大規模な先住民社会が南北アメリカ大陸から葬り去られた。
明日は、人類の長い歴史が大陸ごとに異なる要因にふれよう。