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Ryu-chan6708

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2011.02.28
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テーマ: ISOについて(477)
カテゴリ: カテゴリ未分類


A氏 『8.5.1 継続的改善』と『5.6 マネジメントレビュー』のダブりの原因 」で、 ISO9001 は、 2000年版 のときに 大改訂 をして、規格の構成を PDCA にしたと言っていたね。
  しかし、 正確にはPDCA順になっていない ということだったね。
2000年版 以前はどうだったの?

:これが面白いことに、大体、 PDCA順 になっているんだね。
初版の87年版 と次の 94年版 とは構成はほとんど同じで、 20項目の羅列 だね。
  しかし、 単なる羅列 でなく、これらの 項目の順序 が大体、 PDCA順 になっているね。
  トップに「 品質方針の設定 」の要求がきている。

A氏 2000年版 のほうでは、 トップ が、「 文書管理 」と「 記録の管理 」だったね。

94年版 は、 顧客よりの受注 設計管理 文書管理 購買 工程管理 検査・試験 測定機器の管理 不適合品の管理 是正処置及び予防処置 予防処置は94年版で追加 )、 記録の管理 内部監査 などと大体、仕事の流れに沿っているね。
  「 記録の管理 」は 20項目 のうち、 16番目 で後のほうだね。

  「 文書管理 」だって、製造業では 圧倒的に多い文書は図面や仕様書 だし、これらは 品質上、厳しい管理が必要 だから、 94年版 のように「 文書管理 」は 設計の後 にくるのが自然の流れだね。

A氏 PDCA順 忠実なISO14001 ではどうなんだね。

:トップに「 環境方針の設定 」があり、当然、「 文書管理」は規格の真ん中 あたりで、「 記録の管理」はずっと後 のほうだね。

 ところで、この 87年版 94年版 で「 設計管理 」となっている項目が、 2000年版 では「 設計・開発 」となっていることに注目すべきだね。
 この場合、「 設計 」と「 設計・開発 」は同じだね。

A氏 :とすると、違いは「 管理」が削除 されたということかね。

:ところが、 内容的 に見ると、 2000年版 の「 7.3 設計・開発 」の「 設計計画 」「 設計インプット 」「 設計アウトプット 」「 設計レビュー 」「 設計検証 」「 妥当性確認 」「 変更管理 」の 7項目 は、 94年版とピッタリ同じ項目 だね。
 規格で要求している 内容もほとんど同じ だね。

A氏 :「 管理 」が消えると何が問題なの?

:「 管理 」があると、 設計者の活動 に対して管理する内容 になるね。
設計者は管理される ことになる。
マネジメントするマネージャーの活動要求となる だね。
  「 管理 」が消えると、 管理される設計者自身 の活動要求 だともとれる。

A氏 :なるほど。
  本来、「 管理 」する側の要求事項が、 設計者の自主的な活動 になってしまうということか。
  「 管理 」がつくと、 マネジメント側のやるべきことだ というのは明確だね。
  その点、「 管理 」が消えると 役割があいまい になるね。

:だから、 94年版 の「 設計管理 」では、最初の「 一般 」に「 製品の設計を『 管理 』し、検証する手順を文書に定め、維持すること 」とある。
設計者の活動 を管理し、検証する 手順書 を書いて、それにしたがって、チャンと「 管理 」しなさいとある。
  そして、 管理ポイント がさっきのあげた「 設計計画」「設計インプット」「設計アウトプット」「設計レビュー」「設計検証」「妥当性確認」「変更管理 」の 7ポイント だね。
設計部門の管理者 は、 部下の活動 を最低、この 7ポイント について「 管理 しなくてはならないんだね。
  ところが、 2000年版 では「 管理 」という言葉は「 設計計画 」と「 変更管理 」だけにしか出てこない。

A氏 :そういえば、俺のいた会社では、 設計部長 は、必ず、 部下の図面 を「 検図 」をしていたね。

:それが ISO9001 のいう「 設計検証 」にあたるね。

A氏 :「 管理 」というのはある意味、「 性悪説 」だね。
設計者の行動 がチャンとルールに沿ってやっているかを チェック するんだからね。
  放任しないわけだ。
7つのチェック を必ずやって、 管理者 として 部下 が正確な設計を達成しているかを確認するわけだね。

:「 性悪説 」の議論は別にして、この重要な「 管理」 削除 したのは、 マネジメントシステム規格 である ISO9001 マネジメントのメリハリ を明確にするために残念なことだね。






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Last updated  2011.02.28 08:32:55
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