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私
東北大地震
での「 福島第一原発
」のトラブルは「 想定外
」の 地震
が発生し、「 想定外
」の 津波
が来たことが直接の原因と言われているね。
A氏 :「 想定内 」とか「 想定外 」いうのは、 ホリエモン のときよく使っていたね。
私
:「 想定
」という単語を 広辞苑
でひくと「 ある一定の状況や条件を仮に想い描くこと
」とあり、「 事故を想定して訓練する
」という例文をかかげている。
明鏡国語辞典
では「 ある状況・条件などを仮に考えてみること
」とあり、例文は「 大地震発生を想定して避難訓練を行う
」とあるね。
「 事故
」とか「 地震
」とか、 ニュアンス
としてあまりいいことには使われていないね。
ISO9001
では、 設計管理
に「 設計の妥当性確認
」という要求があって、設計したものを「 想定
」された実際の使用条件
で テストする要求
がある。
自動車の試作車
をテストコースで走らしたり、障害物にぶつけたりテストがそれだね。
原発
の場合は、残念ながら 本番に等しい実験
は、実際の地震がこないとできないね。
しかし、「 想定
」はできる。
A氏
:そうすると、「 想定外
」というのは、「 あらかじめ考えられなかった条件・状況
」という意味となり、 トラブルが起きてから使う言葉
となるね。
「 想定内
」は事前に予測でき、「 想定外
」は事後に予測できないことが起きたときに使うといことになるね。
私
:ところで 原発
は設計するとき、コストとの関係で、 ある「設計基準値」
をきめないと具体的に設計できない。
どのくらいの震度の地震に安全か
、 津波
はどのくらいの高さのものでも浸水しないかを 数値的に
「 特定
」でなく「 決定
」
する。
これが「 設計基準値」
だね。
自然はコントロールできないから、この「 基準値を超える震度の地震や高さの津波の発生
は「 想定
」できるね。
A氏
:そうすると「 想定外
」という言葉は正確でなく「 設計基準値を超えた
想定内
」の 大きな地震
であり、 高い津波
となるね。
津波防止の 設計基準値
が 10メートル
なら、これを超える 15メートル
の津波が来ることは「 想定
」できるね。
私 :やたらに 安全基準 を高めても、コストがかかるから、ある妥協点をさぐって、「 設計基準値」 を「 決定 」するから、「 設計基準値 」 を超える自然事象 は起きる可能性は「 想定 」できるね。
これは 2007年
の 新潟県中越沖地震
のときの 柏崎原発
のときに問題になったね。
このとき「 想定外
」の地震ということが言われたが、正確には「 設定した設計基準値を超えた
想定内
」
の事故だね。
A氏 :「 設定した設計基準値を超えた 想定内 」とは具体的にどういう状況なのかね。
私
:今、起きている事故がそうだね。
それらの対応を「 想定外
」とすると、 事故発生後の いきあたりばったりの対応
になってしまうね。
原発
はこわいから、「 設計基準値を超えた『 想定内
』」
の 事故にもある程度機動的に対応
できるようにすべきだね。
電力会社
に任せるのでなく、 専門家、政府、自衛隊などの対策本部の機動的な設置
や、全て電気でなく、 自立ロボット、電波遠隔で人間が操作するなどの機器を使用するシステムなどの対応システムの確立
が必要だね。
「 想定外
」で逃げないで、もっと「 想定内
」の対応技術を高めるべきだね。
A氏
:「 想定外
」という発想は、「 原発安全神話
」と関係あるのではないの?
「 原発は安全だから大丈夫だ
」と近隣住民を納得させたのだから、「 安全でない場合
」を表面に出して 徹底的に議論
できないムード
になるのではないの?
「 安全と信じていたが、裏切られた
」と言われたら、「 いや、『 想定外
』の災害だから、仕方がなかった
」という言い訳につながるね。
私
: 北朝鮮の原発テロ
だって、「 想定内
」だね。
自衛隊の駐留
を議論してもいいはずだね。
コストの問題はあるが、議論すべき問題だね。
「 想定外
」という用語は、「 起きたら仕方がない
」として、かえって 事故対応の検討の思考停止
を引き起こす可能性があるね。