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私
: 津波対策
には 2種類の方法
がある。
1つは「 対抗する
」
もう1つは「 備える
」
「 対抗する
」とは主に 防潮堤の建設
などの ハード面での対策
だね。
「 備える
」は 避難訓練の徹底
や 防災訓練などのソフト面の対策
が中心となるものだ。
そして、最初は「 備える
」だったものが、次第に「 対抗する
」が主流になってきたという。
A氏 :何故だろう。
私
:一つは、 1960
年の「 チリ地震
」のときの 津波
の到来のとき、 10メートルの巨大防潮堤
のあった 宮古市
は、これが機能して人的被害がなかったことだね。
これにより、各地で 津波対策の防潮堤
が作られ出した。
その背景には、 土木技術の進歩
もある。
A氏 :「 対抗する 」という考えが中心になったのは、日本が 高度成長期 を迎え出した頃だね。
私 :ところが 東日本大震災 の津波で、これらの防潮堤は 木っ端微塵に破壊 され、大きな人的被害を出したんだね。
A氏
: 防潮堤
があることで安心して、 防潮堤の力を過信
して逃げなかった人がかなりいたらしいね。
自然の
力には、結局、人は対抗できないのだね。
私:「 備える
」ということを重視していた地域は人的被害は比較的少なかったという。
宮古市
の 姉吉地区
には 1933年
の 昭和三陸津波
の教訓から「 ここより下に家を建てるな
」という一文を書いた石碑があり、石碑より高い場所に住み続けていたという。
だから、今回の大津波でもこの地区は 一軒の被害
も出していないという。
A氏 : 防波堤の効果 はなかったのかね。
私
:著者は、過去の防波堤がないときよりも人的被害は減っているので、効果は認めているが、「 対抗する
」という発想から、「 備える
」という考えを軽視すると、被害は大きくなるという。
防潮堤
は 津波
に「 対抗する
」というより、「 いなす
」「 すかす
」というものであるべきだという。
A氏 :「 備える 」という考えの中に、できるだけ、津波の到来を遅らすという考えで防潮堤を作るということかね。
私 :「 天災は忘れた頃にやってくる 」というが、過去を忘れないことも重要だね。
今日は、関東は 防災の日
だ。
88年
前の 関東大震災
を忘れないために、このような日をもうけつことはいいことだね。
明日は、 東日本大震災 のもう一つの災害である 原発事故 についてふれよう。