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私
:先週、新聞広告で 浜矩子
氏の「 誰が『地球経済』を殺すのか
」というのを見て図書館で検索したが、なかった。
それで同氏の「 死に至る地球経済
」が図書館にあったので予約したと言ったね。
その間に、1泊旅行に出かけたので、車中で読むために、東京駅の本屋で同氏の「『 通貨』を知れば世界が読める
」を買った。
A氏 :その読書感想が先週、3回にわたってこのブログに登場したね。
私
:旅行から帰ったら、図書館に予約した「 死に至る地球経済
」が俺の順番になっていた。
この本は、1年前の刊行だから待ちが少なかったね。
岩波ブックレット
だから、60頁くらいの薄い本だが、中身は濃かった。
「『通貨』を知れば世界が読める
」の要約本という感じだね。
A氏
:「『 通貨』を知れば世界が読める
」は 東日本大震災起きがた後の発行
だね。
それが、 大震災前のブックレット
が要約になるとは、世界経済の大勢にとっては、東日本大震災は影響が少なかったんだね。
私 : ユーロの危機 、 アメリカの財政危機 、 円高 などは継続しており、そしてもっと 悪化 しているね。
俺が、興味を持ったのは、著者の 財政再建
と 経済成長
の矛盾した関係
の指摘だね。
リーマンショック
で、各国は、政治主導で 大幅な金融緩和と低金利策
をとった。
A氏 :日本のバブル崩壊後の政策と似ているね。
私
:このカンフル注射のため、 リーマンショック
から、2009年末には、もとにもどりつつあった。
ところが、この バラマキ的な対策
は、 2つの不安
を起こした。
1つは「 財政破綻
」、もう一つは「 経済成長の二番底
」だ。
2010
年6月にカナダのトロントで G20
の首脳会議が開催されたが、当然、各国の「 財政破綻
」回避が討議された。
共同宣言
では、「 成長に配慮した財政再建計画
」が強調された。
A氏 :しかし、 成長促進 と 財政再建 は基本的に相反するのではないの?
私
: 浜氏
もそれを指摘するね。
成長促進的
であろうとすると、財政は公共事業を増やしたり、減税を打ち出したりする方向に向かう。
これは 財政再建
とは逆行だね。
A氏
:日本でも、増税は経済成長の後だという。
しかし、経済成長は進んでいない。
依然として デフレ
だ。
財政は破綻に向けて進むね。
私
: 経済成長
と 財政再建
という、本質的に 二律背反
のものを同時に解決しようとして、言葉遊びをしている感じだね。
増税なき 財政再建
とは、 経済成長による税収増
を期待している。
しかし、日本はもう、中国やインドのような発展途上国でない。
成熟国家
だ。
浜氏
がいうように、税収増を期待できるほどの経済成長は期待できないだろうね。
政治家が、 手品師
のように、この 財政再建
と 成長
の矛盾を解決できるだろうか。
できなければ、「 死
」が待つだけだね。