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私
平山洋介
教授
のインタビュー記事の見出しは「 結婚しマイホーム 持ち家社会の夢 デフレで崩壊した
」とあるね。
A氏
:俺もこの記事を読んだが、 俺たち世代
は正社員として就職し、結婚し、 マンションから一戸建てへという「 はしご
」を登ってきたね。
すなわち、結婚して、 マンション
を買い、子どもが2人くらいできると、次は 一戸建ての家
を ローン
で買って移る。
標準的には 子ども2人
にはそれぞれ 勉強部屋
がある。
4LDK
という庭付きの一戸建てだね。
私
: 平山氏
は「 持ち家信仰
」は政策的に作られた面があり、 1970年代の石油ショック
を機に 経済成長のエンジン
とみなし、 持ち家の取得
を国民に促してきたという。
しかし、これは、どうも俺たちの実感と違うね。
石油ショック以前
から、 一戸建ての建設
は大手デベロッパーで進んでいてブームとなっていたね。
A氏
:むしろ、石油ショックで一時、建設が停滞したと思うね。
一戸建ての「 持ち家信仰
」は、やはり戦後の アメリカの中流家庭の芝生付きの庭
のある家、すなわち、 アメリカ文化
を追ったものではなかったのかね。
私
:俺は石油ショックで、住宅の値段が下がったところで一戸建てを買っているね。
当時は、 地価は継続的に上昇
しているから、値上がりしたマンションを売って頭金にしたよ。
後は 長期ローン
での支払だが、ローンを借りるのは簡単だったが、 高金利
だったね。
それでも、借りる決心ができたのは高度成長で、 所得
があがっていたからだね。
当時は毎年 ベースアップ
というのがあったからね。
終身雇用型
で安定していたしね。
A氏 :今は ベースダウン だね。
私
:だから、俺たちの時代は ローン
は金利が下がると乗り換えたりして、所得も増えたので、結局、途中で全額返すことができたね。
そうでなければ、 30年ローン
だから、金利で借りたカネの倍以上のカネを返すことになるからね。
A氏
:今は デフレ
だから、 給与はあがらない
、 雇用は不安定
、 地価は低迷
となったから、 基礎的な経済条件
がガラリと変わってしまったね。
同時に「 持ち家信仰
」も崩壊だね。
私
:そこで 平山
氏は、政府は 持ち家促進政策
でなく、質の高い 貸家の促進政策
への転換を提言しているね。
しかし、一方で、「 持ち家信仰
」でできた多くの 一戸建ての家
は、 少子高齢化
で、 老人の一人住まい
が増えている。
空き家
も出てきたね。
さらに「 持ち家信仰
」時代に、せっかくできた 一戸建ての住環境
を維持しようとして、地域によっては小さい住居に建て替えできないようにしている政策もとられたので、一戸建てが空いてもそのまま売れないという事態も出でいる。
A氏
:俺の住宅地はそういう規制がないから、 一人住まいの一戸建ての人
はそれを売って、マンションに移り、跡地は、 小さな3階建ての4つの小さな家
ができたね。
これだと、狭いけれど、一応、 持ち家
だし、価格も安いから若い人も買えるね。
そうでないと簡単に俺たちが住んでいる一戸建ては、そのままでは、高くて、若い人に売れないよ。
しかし、この 小さな3階建ての家
は、一戸建てとは言え、住宅としては大きな 質のレベルダウン
だね。
若い世代
の 住宅の質
は大きく レべルダウン
しているね。
私
:ローンも金利が安いといっても 収入は不安定
だし、いざというとき家も高く売れない。
値段が下がっているかもしれないしね。
われわれの時代は、ローンは計画的に借りられたが、今は、 賭け
みたいなものだね。
デフレ 不動産市場 も大きな社会的な変化を経験しているね。