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私 : ジャガイモ は、気候が厳しい高地にも耐え得るので、高地文明の インカ文明 の繁栄の基礎をなしていた。
A氏 : コロンブス は インカ帝国 との接触はないね。
私
: コロンブス
が築いた 新大陸への航路
で、 16世紀
になって スペイン
が、 インカ帝国
に侵攻して滅ぼす。
しかし、彼らが奪ってきたのは 金・銀などの財宝
だね。
ジャガイモ
には興味はなかった。
しかし、 ジャガイモ
は徐々に ヨーロッパ
に渡りだす。
A氏 ;すぐに ヨーロパ人 の食料になったのかね。
私
:それが 200年
くらいは、 ヨーロッパ人
の食卓にのることはなかったようだね。
形がグロテスクで、種から育たない。
異様な植物
だという扱いだったんだね。
ところが、それが 18世紀
の ドイツ
(当時は プロイセン
)で転換期を迎える。
プロイセン
では、当時、 30年戦争
やその後の ペストの大流行
、 天候不順の凶作
で国土は荒廃した。
このときに フリードリッヒ2世
が王座につく。
A氏 :後に フリードリッヒ大王 と言われた名君だね。
私
:彼は 国力の基礎は 食料の増産
だと考えた。
そこで彼は ジャガイモ
に着目して、これを普及するため、農民に対して ジャガイモの強制栽培令
を発布した。
発布後
は各地に軍隊を派遣して 栽培状況を監視
させたという。
A氏 :強引だね。
私
:その効果は覿面だったね。
18世紀半ば
の プロイセン
では、 冷害
のために ムギ類
は凶作続きだったが、 ジャガイモ
の収穫に支えられ、 人口は増加し、国力も増強された。
A氏 : 人口ボーナス だね。
私
: 大王
が即位した頃の プロイセン軍の兵力
は 8万人
であったのが、 13年後
の 1753年
には 70%増
の 13万5千人
に膨らんだという。
それを見て、 ジャガイモ生産
は他のヨーロッパ諸国に拡大していくんだね。
それだけでない。
ジャガイモ
は 家畜の飼料
ともなる。
今まで、冬の餌がないため、豚は殺して、塩漬けにして冬に備えていたのが、冬でも餌があるので飼えるようになり、 家畜も増産
された。
肉食が中心
となった。
A氏 : ヨーロッパ人 の「 肉食人種 」となる基礎を作ったわけだね。
私 :日本は戦後 肉食 が多くなり、日本人の体格もよくなってきたが、今の若い男は「 草食人種 」と言われているようで、どうも文明的には「 肉食人種 」にはなっていないようだね。
明日は 自動車のタイヤ のもとになる ゴム についての話に移ろう。