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【送料無料】誰が「地球経済」を殺すのか
私
: 最近の世界経済の危機
を理解するにはわかりやすい本だね。
探偵が推理するという説明方法をとっている。
しかし、わかりやすい反面、深さがほしいところだがね。
図書館から借りた。
A氏 : 経済危機の犯人 はファンドかね。
私
:この本の最初と最後の方にあるが、 犯人
は「 人間の『我が身かわいさ』のぶつかりあい
」だという。
アダム・スミス
の「 国富論
」をもじって、 犯人
は「 僕の富さえ増えればいい
」という「 僕富論
」だという。
だから、 解決方法
は「 君の富を増やしてあげよう
」という「 君富論
」だという。
ところで、君は GNP と GDP の違いを知っているかい?
A 氏
: GNP
は「 国民総生産
」で GDP
は「 国内総生産
」だろう。
日本人のアーティストが 海外公演で稼いだ収入
は、日本国民が稼いだのだから 日本のGNPに含まれる
が、日本国内で稼いでいないので GDPには含まれない
。
私
: GNP
は「 誰が
」の数字で GNP
は「 どこで
」の数字だね。
日本
では、 GNP
と GDP
はほぼ同じ額で経過してきたのが、 1980年代
から GNP
のほうが 2~3%多く
なってきているね。
A氏 :両者がほぼ同じ額だということは、自己完結型だね。
私
:しかし、 円高対応
や グローバル化
で日本企業が 海外移転
を進めると、 海外で稼いだ額
が増加して GNP
が増加する。
そして、 国内での投資
は減ってくるね。
日本経済が、 成熟段階
に来たことを示しているね。
大人になったわけだね。
A氏 :一方、 雇用の空洞化現象 が出ているね。
私
: GDP
の増加が 経済成長
だから、 成熟段階
になったら、 成長戦略は時代遅れ
だと著者は指摘するね。
今まで蓄積してきた豊かさ
を、 いかに効率的・効果的に分かち合っていくか
を考えていくのが、今の日本に求められているという。
それから、著舎は カタカナ経済語
に気をつけろと言っているが、俺が参考になったのは「 インフレターゲット
」だね。
この用語は、インフレがどんどん加速している中で 物価上昇率
を抑えこもうとする中でのものだが、 今使われているインフレターゲット
は、 デフレ克服策
として位置づけられている。
インフレ抑制を狙う政策
と デフレ脱却を狙う政策
が 同じ手法
を使っていいのかという問題があるという。
それに 資本主義 の定義 も変わってきているね。
A氏 :「 生産手段を所有する資本家階級 」というが、今は、 生産手段 を持たない 大金持 が多く、 金融 でお金を増やしているね。
私 : マネー資本主義 、 グローバル資本主義 、 金融資本主義 、 ファンド資本主義 といろいろ 資本主義の頭 に文字がつくのは、従来の 資本主義の定義 、すなわち、 マルクス が扱った 資本主義 が終わったのかもしれないね。