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私
6つのシリーズ
を本にまとめたものだね。
図書館から大分順番を待って借りた。
取材した記事は 実名
で「○○が言った」「○○筋が言った」という表現をやめ「○○省の○○が○○と言った」という表現をしている。
A氏 :君のブログでとりあげた伊藤守著の「 テレビは原発事故をどう伝えたのか 」と同じだね。
私:俺は「 プロメテウスの罠
」は毎日、新聞で読んでいたが、こうして本で見ると、この事故に対応する政府関係者の バタバタ
さを改めて感ずるね。
改めて読むと読み逃した記事もあるね。
第1シリーズ
は、避難する人の姿を書いている。
第2シリーズ
は、国の研究機関を辞めて現地に飛び込んだ 木村真三
氏を追っての取材だ。
SPEEDI
などの情報が国民に届いていない構図にせまっている。
A氏
:当時の 菅直人
前首相は SPEEDI
の存在を知らなかったのだね。
誰もそれを言わない。
私
:当時の官邸のことは 第6シリーズ
の「 官邸の5日間
」でふれているが、国の原発対応が ずさん
なことを首相の責任にしているが、まわりに原発の専門家にとりかこまれてなかった菅前首相こそ、被害者だね。
自民党時代からの「 安全神話
」にどっぷり浸かった 官僚システム
だから、一旦事故が起きると慌てて、メチャメチャになる。
菅前首相はそのシステムに巻き込まれた被害者だね。
A氏 :確か、 第4シリーズ では「 放射能は誰のものか 」で、裁判で争われた記事があるね。
私
: 二本松市
のゴルフクラブが、 放射能汚染の除去
を求めて 東電
に仮処分を 東京地裁
に申し立てた。
これに対する 東電の主張
は「 原発から飛び散った放射能物質は東電の所有物でない
。
したがって 東電は除染の責任は持たない
」というものだ。
東電
は「 放射能物質はもともと『 無主物
』であったと考えるのが実態に即している
」としている。
A氏
:ゴルフ場についた放射能物質はその土地についたものだから、東電のものではないというわけか。
原発
で作っておいて呆れた理屈だね。
私 :裁判所は「 無主物 」の議論は避け、除染は国レベルで考えているので、それを待てということで、ゴルフ場の訴えを退けたね。
第4,5シリーズ
では、 内部被曝
問題を扱っている。
人体の内部被曝の測定
には ホールボディカウンター
が必要で、 3.11以前
には日本全国で 10基
くらいしかなかった。
途中でアメリカの新型の導入により 1人2分
で測定できるようになる。
ところで、 内部被曝問
題は 原爆症
にもどる。
原爆による内部被曝
の問題は原爆に直接あわなかった人にもあり、 被曝の症状
が出る。
これを国は原 爆症
と認めないので、裁判となる。
結果、 2006年
、大阪地裁で 被爆者たちは勝利
する。
この裁判で 国側の証人 だったのが 東大大学院教授 小佐古敏荘 氏だ。
A氏 : 3.11以後 、国の年間 20ミリシーベルト の基準を「 私のヒューマニズムから受け入れがたい 」と涙ながらに批判し、 内閣官房参与 を辞めた人だね。
私 : 2006年 の原爆症の裁判では 小佐古教授 は「 原爆放射線 による人体の主な影響は初期の外部被曝によるものであり、 内部被曝によるものはほとんどない 」という報告書をまとめているという。
A氏 :それこそ「 ヒューマニズムから受け入れがたい 」ものではないのかね。
私 ;だから、涙で感情的な人は、俺はあまり信用出来ないんだね。
この本の第2巻を期待したいね。