PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
A氏
:「 協定国間
」とあるのは WTO
の「 自由、無差別、互恵
」の原則に反するのではないのかね。
第2次世界大戦の原因となった ブロック経済化
をやめようとしたのが GATTやWTO
の設立趣旨ではなかったのかね。
私
:鋭い指摘だね。
著者は、 FTA
の 真実の名前
は「 地域限定排他貿易協定
」だと指摘しているね。
米韓FTA
は、 米韓2カ国
が対象。
北米自由貿易協定
(NAFTA:ナフタ)は、 カナダ・アメリカ・メキシコの3カ国
が対象。
この協定に入っていない国を 差別
していることになる。
協定国間だけ 関税
はゼロでも、 協定外の国
には関税をかける。
WTO
の原則から真っ向に反しているね。
WTO
が設立されたのが 1995年
だが、その頃から FTA
、 EPA
が増加しだす。
排他された国は、別の相手をさがす。
グローバル経済上は FTA
だらけになる。
A氏 :なるべく早く、なるべく得になりそうな相手とつながろうと、抜け駆け、早いもの合戦が次第に激しくなりそうだね。
私
: TPP
( Trans Pacific Partnership Agreement:環太平洋パートナーシップ協定
)とは、「 環太平洋
」という特定地域を対象とする FTA構想
だね。
今までのFTAと異なる特徴は、 対象分野が21分野
(日本政府の分類)と広いこと。
そして、加盟国の 関税ゼロ
という厳しい条件を設定していることだね。
厳しい条件をつけないと、結果が伴わないということのようだ。
ところで、 TPP
は、最初は 2002年
に チリー・ニュージーランド・シンガポール
の 「P3・CEP:Pacific Three Closer Economic Partnership
」、そして 2005年
に1カ国ブルネイが増えて「 P4
」となる。
そして更に TPSEP
( Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement:環太平洋戦略的経済連携協定
)と拡大する。
A氏
:次第に名称が変わるね。
最後に TPP
となり、何かあいまいな名称になるね。
私
:アメリカが TPP
に熱心なのは、 輸出増による自国の雇用増大
だね。
それと アメリカ抜きのアジア連合
の歯止めになる。
TPP
では、大きな貿易国は、アメリカと日本だから、事実上、 日米FTA
となるのかね。
日本は参加するのにアメリカの攻勢に対する相当の覚悟が必要だね。
EPA、FTA、TPP という一種の 排他的なブロック経済化 がすすむと、また、不安定な世界市場となる恐れがあるね。
著者はそれを ジャングル の世界だというが、 弱肉強食 のジャングルにも「 共生 」があるのだから、それを見出すことに期待をかけている。