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私
2006年
8月頃、 ジョン・ダワー
の名著で上下2冊の大著「 敗北を抱きしめて
」を、俺は 5回
にわたって ブログ
にまとめているね。
その戦後日本の研究家の ダワー氏
が、朝日新聞のインタビューに答え、最近の日本の領土問題にふれているね。
A氏
:戦後、 70年
近くたっても、 東アジアの領土問題
や 日本の戦争責任
は何故、こうも繰り返し問題になるのかだね。
ダワー氏
は、ドイツは戦争犯罪を謝罪したが日本はしていないからだという意見に疑問を持っているという。
ダワー氏
は、外務省にもらった 日本の謝罪の詳細なリスト
を持っているという。
私: 日本の戦後を見てきた ダワー氏 は、これを説明するのに「 サンフランシスコ・システム 」と「 歴史と記憶 」という 2つのキーワード を示しているね。
問題の根源は 1951年
に結ばれた サンフランシスコ平和条約
と 安保条約
に行き着くという。
この 講和会議
には、日本に最も被害を受けた 中国と韓国
は出席していない。
これがドイツとの違いだね。
A氏
:平和条約をきっかけに日本は米国に全面的に依存する「 サンフランシスコ・システム
」に組み込まれ、アジアから引き抜かれた。
そして 朝鮮戦争
で、中国は米国と日本の敵になり、米国は戦中の話はしなくなり、韓国や中国が戦争中に受けた被害に発言しなくなった。
米国は 慰安婦問題
も 731部隊
も 東京裁判
では扱っていない。
私
:領土問題も 竹島
は 米国は意図的に平和条約であいまいにした
。
これはかなり複雑な問題だという。
尖閣諸島
は、中国側は講和会議当時、 領有権の主張
をしていたが、 米国は無視
する。
本来は、 平和条約
のときに解決すべき問題だった。
「 サンフランシスコ・システム
」はこれをあいまいにした。
A氏
: 北方領土
も 1950年
に 重光葵
元外相
が当時のソ連と交渉し、 2島返還
で合意に至る可能性があった。
しかし、米国は「 ソ連と合意すれば沖縄返還の必要性を認めない
」と脅し、機会は失われた。
すべての問題に 米国の意図
が絡んでいるということか。
私
:日本にある 米軍基地
は、日本の安全保障だけではない。
米軍の前方展開のための基地
で、朝鮮戦争、ベトナム、カンボジャへの空爆やイラク戦争にも活用されてきたね。
日本は「 サンフランシスコ・システム 」により、繁栄と引き換えに身動きができなくなり、そのまま、現在に至り、打開策を見いだせない困難に陥っているというわけだね。
A氏
:もう一つのキーワードの「 歴史と記憶
」は、「 歴史
」は過去のものだが、常に現在の人間が 誤用
するという。
「 記憶
」も被害者意識が強い。
ワシントンの慰霊碑には 5万8千人
の米兵の名前があるが、はるかに多いベトナム人の死者は忘れられている。
私:歴史というものは一度、踏み間違えると修復には長い道のりが必要だね。