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Ryu-chan6708

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2012.11.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
A氏 :君は、こないだ アエラ 田中真紀子は『正論』だ を取り上げたが、このアエラの 巻頭の短いエッセイ で、 内田樹 氏が「大学が多い」問題にコメントしているね。

:短いエッセイなんで気がつかなかったね。
内田 氏は 神戸女子院大学の名誉教授
  大学問題の当事者だね。

内田 氏は、 田中真紀子 文科相 の行動は「 大山鳴動して鼠一匹」 だったが、「 大学が多すぎる 」という問題を提起したことには間違い無いとしているね。

A氏 :問題提起を 戦略的 にしてないから、謝罪に終わったがね。

内田 氏は、先の 国家戦略会議 で「 質の悪い大学と大学生は淘汰さるべきだ 」という意見が出されたという。
  これは 長く大学の教員 してきた 内田 氏は 賛成できない という。

A氏 文科省 は、 91 年より 競争原理 を大学に導入して、それにより、質の高い教育を安いコストで提供できる「 よい大学 」は生き残り、「 ダメな大学 」は 市場から淘汰 されると考えた。
  そして、 大学設置基準を緩和 し、 新規の大学の参入 を容易にした。

  大学は当然増えた。
  進学率が向上して、増えた大学の応募を一応満たした。

:大学が増えれば、 大学間の生き残り競争 が激化し、結果的に 質の高い低コスト の「 よい大学 」が生き残り、「 ダメな大学 」は市場から淘汰されると考えたわけだ。

A氏 :しかし、その理屈は、現実に裏切られたね。
20年 経っても「 ダメな大学 」は減らなかった。
 どの大学も生き残りに必死となり、教員たちは会議に追われ、 研究教育の余力 を失った。
学術的な業績 では、日本は、 国際競争に大きく遅れを取った という。

内田 氏は、これが 日本の大学教育 の「 失われた20年 」の実相であるという。

競争原理 が学校教育に根づかなったのは、「 教育の本質が『弱者たる幼い同胞』の潜在可能性をどこまでも信じることにあるからだ 」と内田氏はいう。
  そして、 教育行政の要路 にある人がこのことに気づかなかったことに 内田 氏は衝撃を受けたという。

A氏 明治維新 後の日本の躍進も民衆の 識字率 の高さが背景にあるね。
  幕末にはすでに町民の子どもも 寺子屋 で勉強していた。
  読み書きソロバンだね。

教育 というのは、英語で educate だが、これは 「(能力を)導き出す」 という意味だね。 
 それをしないで、高度成長期に「 赤ちゃん受け渡しモデル 」で卒業生を企業に渡し、企業が educate してきた。
  高度成長が終わり、企業に educate の余裕がなくなり、大学には educate の経験と蓄積がないままに、大学生は放置され 、「『職業における大学知識の活用度』が著しく低い」 大学と学生 20年間 、生まれてきたんだろうね。
   「 失われた大学教育の20年 」か。
田中文科相 には、「 大学が多い 」だけでそういう発想はなかったね。
   この人は『 弱者たる幼い同胞 』の目線に立てないだろうね。
      この人は、教育も弱者に対する 目の下目線 だね。

  話がとぶが、それにしても、 競争原理 というのはおかしいね。

02年2月 に規制緩和の一貫として、 タクシーの参入は免許制から許可制になった。
  うたい文句は、規制緩和で 競争原理 が働き、効率やサービスが向上し、コストも下がるから、 消費者には値下げなどの効果 があるというものだった。

5年 経った結果は、途中、 タクシー運転手の低収入 という新しいワーキングプアの発生が問題になり、 タクシー運賃の値上げ という 消費者へのしわ寄せ で終わった。
 ひっかき回された タクシー業界と利用者 の「 失われた5年 」だったね。
 競争原理を宣伝した人の責任はどこへ行ったんだろうね。






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Last updated  2012.11.17 17:02:01
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