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私
: モノ
が国内で 一貫生産
のとき、企業で作った モノ
が世界市場で売れれば、 国内雇用
も増加し、「 国富
」につながる。
しかし、 グローバル化
してくると、 企業
は利益をあげるために、 仕事を外国に出すことが多くなる。
これは、 企業の利益
を増加させるが、 国内の雇用
を減らすので、「 国富
」につながらない。
これが、 アダム・スミス
の「 国富論
」と違っている、 現代のグローバル化の特徴
だね。
アダム・スミス
のときも 金融・カネ
は円滑な生産を行うためには重要であり、産業の 黒子的存在
だった。
しかし、現代のような 過剰なカネ
はなかった。
A氏 :どうして余剰なカネが生まれたのかね。
私
:基本的に「 金本位制
」をやめてからだね。
1971年8月15日
、ア メリカ大統領ニクソン
は ドルの金本位制
をやめ 管理通貨制
に移行した。
いわゆる ニクソン・ショック
だね。
世界の金融資産総額を対 世界GDP倍率
で見ると、 1990年
が 1.77倍
、 2007年
が 3.45倍
。
2007年
は「 カネ余り
」となっている。
21世紀
になって、 グローバル金融市場
は「 カネ余り
」で 金利収入
が期待できなくなってきた。
A氏 : カネ対モノの倍率 が急に増加したのは何故かね。
私:日銀の金融政策
が影響している。
2001年3月
から 2006年3月
まで実施された 金融の量的緩和
だ。
もともとは国内でカネが回り、 国内経済を活性化
することが目的だった。
当時の デフレ対策
だね。
A氏 : アベノミクス に似ているね。
私
: 世界最大の貯蓄大国日本
から カネ
が大量に流れ出て、「 カネ余り
」となる。
ゼロ金利状態
が続く。
カネ
の運用だけで儲ける 円キャリートレード
が生まれる。
カネ
は「 生産的に使う
」のためでなく、「 カネ増やし
」のための「 カネ回し
」となる。
カジノ金融
だね。
実体経済の本来の正常な規模をはるかに上回って膨張した。
A氏 :そして 2008年、 リーマン・ショック 到来で、 カジノ金融が崩壊 し、 実体経済 まで窮地に落としこむね。
私
: リーマン・ショック対応
で、日本同様、各国は 金融の量的緩和
に走る。
国の借金は増えるが、経済が成長しないので 財政
がきびしくなる。
「 カネ余り
」は続く。
それ以来、各国は共通して 財政規律と経済成長のジレンマ
に直面してきている。
著者は、最後に「 グローバル時代は分かち合いの時代
」として、次の 5つ
を提言している。
発想の転換だね。
1.グローバル時代はグローバル・スタンダードの時代にあらず。
2.グローバル化は均一化にあらず、多様化なり。
3.グローバル化は巨大化にあらず、極小化なり。
4.グローバル時代は国民国家の危機のときなり。
5.地球の時代は、地域の時代にほかならず。