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A氏
: G20
で アベノミクス
に影響された 急激な円安
が攻撃されるかもしれないという懸念があったが、回避されたようだね。
新聞は、外交的な成功だと評価しているね。
私
:しかし、 新興国
は 円安懸念
だという。
デフレ脱却
のための 金融緩和
は国際的に理解されたようだね。
A氏
:ところで、「 文藝春秋
」 三月特別号
では、 2つの記事
が アベノミクス
を扱っているね。
一つ
は「 安倍政権大論争」
と題した中で「 アベノミクス
」について、批判的な 青山学院大学教授 榊原英資
氏
と賛成派の 早稲田大学教授 若田部昌澄
氏
の 対談
。
もう一つ は「 アベノミクスだけでは復興できない 」と題して、 坂根正弘 コマツ会長 、 三村明夫 新日鐵住友相談役 、 日本総研主席研究員 藻谷浩介 氏 の 鼎談 がある。
私
:俺も読んだが、 榊原氏
は今の日本の デフレ
はグローバル化など 構造的
なもので、特に日本は中国と距離が近いので、影響を受け易いという。
大規模な金融緩和や公共投資
は、 一時的に景気を刺激
するが、 デフレ脱却
にはならないとしているね。
インフレターゲット
で物価だけ上げるというのはナンセンスで、給与は簡単に上がらなという。
A氏
:若田部氏は、 構造的なデフレ
でないと反対意見だね。
氏は、 ニュージーランド
は 99年
に インフレターゲット
で デフレ脱却に成功
したという。
そして、世界中の中央銀行は同様の手法で一応の成功を収めているという。
日銀は対応が遅れているという。
榊原
氏も日銀の対応は批判的だね。
私
:もう一つの「 鼎談
」のほうは具体的でわかりやすいね。
坂根
氏は デフレ
を起こしている 原因
は 構造的
で 3つ
あるという。
第1
に 労働生産性人口の減少
や、 東京1極集中化
による 地方の疲弊
という 社会構造
。
A氏 :これは、 藻谷 氏がベストセラー「 デフレの正体 」で論じているね。
私 : 第2 は国内での過当競争。
A氏
:これは、 韓国
は逆で 1997,8年
の通貨危機のとき、 1業種1社という政策
をとったね。
これで、10大財閥の売上で韓国のGDPの 77%
を占めるようになる。
経済規模が日本の 5分の1
の韓国で 1社あたりの国内マーケット
は日本より多くなった。
私 : 第3 は日本は政権がコロコロ変わるために 政、官、民 が協力して腰を据えて取り組むことができないという 政治・行政の問題 。
ところで、 坂根 氏は、 インフレターゲット だけで デフレ は脱却できないとしているね。
私 : 藻谷 氏も、 日銀 が通貨供給を増減すればツマミを回すみたいに 物価をコントロールできる発想 は、政府が市場経済を完全に制御できるという話と同様に現実的でないとしているね。
先進国では金融緩和で撒いた カネ は消費に向かわず、国境を越えて 投機 に回っていて 実体経済のプラス にはなっていないという。
A氏
: 円安
もマイナスがある。
日本は原料を輸入してそれを加工して稼ぎ、その カネ
で 食料やエネルギー
を輸入して生きてきた。
それが今、 貿易赤字
が 年間7兆円
となり、続いていく見通しだね。
この状況で 円安
が進むと日本は トータルで損
をする。
私
: 藻谷
氏は、日本は旧ソ連ではないので、 貨幣の供給量
を調節すればOKという学者の幻想でなく、真の競争を生き抜いてきた企業からの地についた国益への提言が重要だという。
期待感からか 世論調査の支持率
は高いが、 アベノミクス
の前途はまだ不透明だね。