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私 :最近、朝日新聞はオピニオン欄で 思い切った論評 を掲載しているね。
前回そう思ったのは、 5月8日 のオピニオン欄での 内田樹 氏寄稿の「 壊れゆく日本という国 」で、ここでは日本の「 国民国家の崩壊 」を描いているのを掲載したからだ。
そして今日の朝日新聞の「『敗けた』ということ」いう 白井聡 氏の論評ときたね。
これもかなり思い切った意見だね。
俺はこの 寄稿
を読みながら、かなり前にテレビでやっていた 下山事件のドラマのあるシーン
を連想した。
それは当時の 下山定則
国鉄総裁
が、 GHQ
の国鉄首切り要求に抵抗するが、最後に政府からGHQの要求を呑むことを要求され、従うことになる。
このとき、 下山国鉄総裁
に扮した俳優の 小林桂樹
が、政府高官の前でこうつぶやく。
「 これが戦争に敗けたということなんですね
」
A氏 : 鳩山由紀夫 元首相 も、 沖縄基地県外移設 でアメリカにたてついて、最後は無惨に失敗する。
彼はそのとき下山総裁同様、「 これが戦争に敗けたということだな 」と言うべきだったね。
私 :まだ敗戦は続いているね。
安倍晋三
政権
での 戦後レジームからの脱却
は、アメリカにすれば俺たちが主導した対日戦後処理にケチをつけるのか、お前らは 敗戦国
だろうということになるね。
A氏
:俺も今朝の朝日新聞の 白井聡氏
の論評を読んだが、氏は「 永続敗戦
」を提起しているんだね。
「 終戦
」というごまかし。
江戸時代には平和にやっていたのに、無理やり開国させられ、富国強兵して大戦争をやったけれど、最後はコテンパンにたたきのめされ、侵略戦争をやったロクでもないやつらだと言われ続けられる。
近代世界に対する 被害者意識
が残っている。
私 :グローバル化で英語がまかり通っているが、日本人が、 英語が下手 なのは、言うべき事柄がないからだという。
敗戦 をなかったことにして、アメリカの言うなりに動いていればいいという レジーム で生きている限り、 自分の言葉は必要ない。
グローバル化の時代 だと言われれば、国家にとって言語とは何かを深く考察するでもなく、英語だ、グローバル人材だととびつく。 英語アレルギーの人は、 ただ、日本語にしがみつく 。
言っていることは逆だが、 思考の基盤がないことが共通 しているね。
A氏 :ドイツも「 俺たちだけが悪いのか 」と内心は言いたいが、それをぐっとこらえてきたからこそ、彼らは発言できるし、聞いてもらえるのだという。
私
: 日本文化
は「 恥の文化
」だというが嘘だね。
自称愛国者
たちは、 広島と長崎に原爆を落とされたこと
を「 恥ずかしい
」と感じている節はない。
原発事故 も政官財学が一体となって築き上げた 安全神話 が崩壊したのに「 恥ずかしい 」がない。
「 仕方がない 」でやりすごそうとして、原発事故被害者救済よりも再稼働を優先して急いでいる。
白井 氏は、 我々の知的・倫理的怠惰 がこういう 恥ずかしい状況 を生んでいるという。
そういう 恥の中
に生き続けて平気なのか。
そこから、脱することが「 自分の言葉
」を持つことだという。
厳しい指摘だね。