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2013.08.11
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【送料無料】金融緩和の罠 [ 藻谷浩介 ]
:第3章は 小野善康 大阪大学教授 へのインタビューだね。

小野教授 民主党政権 時代に 内閣参与 だった。
菅直人 氏が 総理 になる直前に、「 金融緩和は効果のあるものなのか 」と聞かれたそうだ。
 「 今の日本では効きません」 と即答したという。 

A氏 2001年から2006年 まで続いた 金融緩和政策 の効果のことだね。 

:それがその 5年前 からもすでにやっているんだね。
マネタリー・ベース (日銀の供給する貨幣の量)は 2001年からの5年 27兆円 増加 、その前の 5年間 でも 22兆円 増加
増加率 では最近の5年間は 39% に対し、それ以前の5年間では 45% と多い。 

 そして、その 長い金融緩和 でも 物価はあがっていない
デフレ も脱却できなかった。

名目GDP も拡大していない。 

菅氏 にそのデータを見せたらすぐに了解し、金融緩和政策についての菅氏への説明はそれで終わり。 

A氏 :さらにそれ以前のときはどうだったのかね。 

1980年代後半 までは 貨幣供給量に比例して物価もGDPも素直に上昇 していたという。 

 それが バブルが崩壊 し、本格的に景気が悪化していった 90年代 からは、 その相関関係が消えてしまった 。 

A氏 :バブル崩壊後の 10年間 約50兆円 の金融緩和でも物価は上昇せず、GDPは増えないようになったということだね。
  何か、その間で 日本経済の構造に大きな変化 があったんだね。
 それを 藻谷氏 も、 河野 氏も第1章、第2章で、 生産年齢人口の減少 だと捉えているね。
人口動態の変化、人口オーナス だね。 

:その点、 小野 氏の見解はちょっと違うね。

小野 氏は、原因は日本が「 発展途上国 」から「 成熟社会 」に突入した変化だという。

 ポイントは「 お金が究極の欲望の対象になる 」ということだ。 

A氏 :「 成熟社会 」とは「 豊かになり、モノへの飢餓感がなくなった社会 」だね。 

:モノがあふれた「 成熟社会 」では暮らしに必要なものは大体そろっている。
モノ を買っても生活の質は向上しない。

モノ への要求水準が下がって、 お金への要求水準 と逆転した。
 「 成熟社会 」では生産力は十分にあるのでモノやサービスが飽和し、逆に需要が足りなくなる。

 そうなると企業は 設備投資 もしないし、 雇用 も生まれない。 

A氏 :「 成熟社会 」では 雇用不安が蔓延 し、人はますます モノ を買わなくなって、 お金への執着 を強める。

お金がもったいないから買わない 」からデフレになるというわけか。 企業の 内部留保 も同じ心理だね。 

モノ に比べたお金の価値が上がっていくのが デフレ だね。

 そして、 金融緩和 しても モノ の需要につかわず貯めこむだけだという。 

A氏 :インフレになるぞといえば、 お金の価値 が下がるから モノ を買うようになるのではないかね。 

私:買うのは金(キン)くらいかね。

雇用不安の社会 で、インフレになるからといって、 不要なモノ を買うことまでする必要はないね。 

 結局、 人余り モノ余りを 解消するしかない。

財政支出 でモノやサービスの需要を強制的に増加できるが、それが 安定した雇用 をうみだしていくことにつながるかどうか、がポイントだね。









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Last updated  2013.08.11 09:55:51
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