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北方領土問題と竹島問題
私
: サンフランシスコ講和条約
で、 日本
は 千島列島を放棄
することに同意した。
ソ連
は サンフランシスコ講和条約
の 調印を拒否
したため、 日ソの国交回復
は 1956年
の 日ソ共同宣言
を待つことになる。
この 宣言
は 敗者日本
にとって厳しい内容だが、領土については 歯舞、色丹の2島
は 日本へ返還
とある。
これを 鳩山一郎 政権 は呑もうとした。
ここに「 ダレスの恫喝 」が割り込む。
A氏 :当時の 米国務長官ダレス の「 恫喝 」は「 この条件で日ソ平和条約締結へと突き進むならば、米国は沖縄を永久に返さないぞ 」というものだね。
要するに サンフランシスコ講和条約 で 千島列島を放棄 しているのに、 米国の許可 無く他国に譲ることはできないという理屈だね。
私 : ダレス の狙いは、 北方領土問題 を日ソ間で解決させず、これにより 米国の沖縄占領 に批判が向かないようにすることと、 日ソ間の対立 を残したいことであったという。
A氏
:日本は 沖縄
をとるか、 歯舞・色丹
をとるかになる。
サンフランシスコ講和条約
では「 四島返還
」はムリだね。
私 :そこで 外務省 は、 サンフランシスコ講和条約 の「 千島列島 」に対し、 択捉・国後の2島 は「 南千島 」と呼ばれて別であるとした。
私
:実は、 サンフランシスコ講和条約
の 国内承認
のとき 、当時の条約局長
が 国会
で、「 条約にある千島は北千島、南千島を含む
」と発言し、2週間後の国会でも他の人から同じ発言が出ているという。
日ソ共同宣言
で 歯舞・色丹
しか返還がないのに、現在、それ以上のものを要求しているのは「 駄々っ子
」の 主張
だと 白井
氏は言う。
この主張を押し通すには サンフランシスコ講和条約を破棄 するくらいの覚悟がいる。
A氏 :ソ連は 8月15日以降 も 北方領土 に攻め込んで 占拠 しているね。
私
:それを スターリン
の「 火事場泥棒的
」な 仁義なき占領
だという人もいるね。
しかし、戦争というものはもともとそういうものだね。
スターリンもヒトラー
には大分痛い目にあっているね。
ところで、 サンフランシスコ講和条約 には日本が放棄した領土に 竹島 は含まれていない。
A氏 :日本の 3つの領土問題 のうち、 竹島問題は第2次世界大戦とは無関係 だね。
私 : 現代の領土観 は、 近代国民国家以降 にできたものに過ぎないから、竹島の古い歴史をさがしても意味が無い。
竹島問題 で日本政府がほかの2つの問題と違うのは、 この問題だけ 国際司法裁判所 への提訴に積極的 だということだ。
これに反して、 他の尖閣、北方領土問題 ではこれに言及しないというのは良いとこ取りで国際的に不公平の誹りを免れないだろうね。
A氏
:尖閣は 実効支配
しているから「 領土問題は存在しない
」、すなわち 、国際司法裁判所への提訴は不要
だという理屈だね。
北方領土
は 国後・択捉
に対する要求は 無理筋
。
私 : 領土問題 を真剣に考えるには、再度、国民が ポツダム宣言 や サンフランシスコ講和条約 の内容に真正面から向き合うしかない。
それは 敗戦の事実 と向き合うことだ。 それは「 解決なき解決 」だ。
本当に解決するには 戦争による「解決
」しかないことになる。
それはもちろんムリだね。
「 敗戦 」を「 終戦 」と言っているかぎり領土問題の考えも甘いね。
明日は、 日本の対米従属構造 についての 無自覚 についてふれよう。